消毒剤Q&A消毒用エタノール液IP 消毒用エタノールB液IP

I. 製剤について

Q1 組成・性状は?
A

 消毒用エタノール液IPは、エタノール(C2H6O)76.9〜81.4vol%を含有し、添加物としてイソプロパノール3.7vol%を含有した無色澄明の液です。
 消毒用エタノールB液IPは、エタノール(C2H6O)76.9〜81.4vol%を含有し、添加物としてイソプロパノール3.7vol%と青色1号を含有した淡青色澄明の液です。

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Q2 消毒用エタノール液IPおよび消毒用エタノールB液IPを使用するメリットは?
A
  1. 経済的
    少量のイソプロパノールを添加することにより免税されたエタノールを使用しているので安価で、消毒用エタノールの代替として、その経済効果が期待できます。
  2. 低毒性
    消毒用エタノールとほぼ同等の毒性と推定され1)、イソプロパノール製剤やメタノール変性アルコール・イソプロパノール製剤より低毒性です。
  3. 識別性向上
    消毒用エタノールB液IPは、誤使用による医療事故の防止のために、薬液を青色に着色し、識別性を向上させた製剤です。
    また、消毒用エタノール液IPおよび消毒用エタノールB液IPの500mLボトルは品名を4面に大きく表示しています。 さらに、消毒用エタノール液IPでは青色着色容器を採用して誤使用防止を図っています。
  4. 減容ボトル採用によりゴミ削減
    500mLおよび5Lは折りたたみが容易な角型減容ボトルを採用していますので、使用後のゴミを減らし、廃棄処理コストが削減できます。 減容後の容積は、500mLで約1/4、5Lで1/5以下になります。
  5. 広い抗微生物スペクトル、迅速な殺菌効果・ウイルス不活化効果
    消毒用エタノールと同濃度のエタノールを含有しているので、広い抗微生物スペクトルを有し、迅速な殺菌効果を示します1)。 また、各種ウイルスにも不活化効果が期待でき2)、非定型抗酸菌やウイルスに対しては、イソプロパノール製剤よりも優れた効果を示します1,2)
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Q3 イソプロパノールを添加している理由は?
A  医療機関で使用されている消毒用エタノールの原料のエタノールには、ビールやウイスキーなどの酒類と同様に、高額な酒税相当額が課税されています。医療機関では、このような酒税相当額が付加された消毒用エタノールを使用されているのが現状です。
 消毒用エタノール液IPおよび消毒用エタノールB液IPは、エタノールを変性させるために溶剤としてイソプロパノールを添加し、免税されたエタノールを使用していますので安価で、消毒用エタノールの代替として経済効果を期待することができます。
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Q4 消毒用エタノールB液IPに使用されている青色1号とは?
A  消毒用エタノールB液IPに含有されている青色1号は、厚生労働省令で定めるタール色素に区分され、皮膚、粘膜などへの適用が許可されている色素です。 また、青色1号はメタノール変性アルコール・イソプロパノール製剤の着色に使用され、長年の使用実績があり、その安全性が確認されています。
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Q5 使用用途は?
A

 消毒用エタノール液IPおよび消毒用エタノールB液IPは、消毒用エタノールと同濃度のエタノールを含有し、少量のイソプロパノールを添加した製剤であり、消毒用エタノールとほぼ同等の殺菌効果、ウイルス不活化効果および安全性を有しています。 したがって、病院内で汎用される消毒用エタノール、70%イソプロパノールおよびメタノール変性アルコール・イソプロパノール製剤などの代替製剤として使用することができます。

【効能・効果】
手指・皮膚の消毒、手術部位(手術野)の皮膚の消毒、医療用具の消毒
【用法・用量】
本品をそのまま消毒部位に塗布する

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Q6 揮発性は?―他のアルコール製剤と比較して―
A

 消毒用エタノール液IPおよび消毒用エタノールB液IPの揮発残存率を経時的に測定したところ、消毒用エタノール液IPおよび消毒用エタノールB液IPは、消毒用エタノール、70%イソプロパノールおよび55%メタノール変性アルコール+23%イソプロパノールとほぼ同様の残存率を示しました(図1)3)
 したがって、消毒用エタノール液IPおよび消毒用エタノールB液IPの揮発性は、他のアルコール製剤とほぼ同等であるといえます。

図1. 各種アルコール製剤の揮発性
●社内資料.
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