MV画像

コラム
COLUMN

2022.04.27

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】スキンケアの順番は?朝と夜別に必要なアイテムと手順も詳しく解説

気温や花粉、乾燥などが原因で肌トラブルに悩んでいる方も多いでしょう。肌トラブルを避けるためにも、スキンケアは毎日行う必要があります。

しかし、スキンケアと言っても、何が必要で、どのような順番で行えばいいかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はスキンケアの順番や肌タイプごとに、どのようなスキンケアアイテムがおすすめか紹介します。

なぜスキンケアが必要なの?

スキンケアとは、クレンジング、洗顔、保湿ケア、紫外線対策などを含めたもののことを言います。

スキンケアをしないと肌の乾燥や汚れの蓄積によって、肌状態を悪化させてしまう原因になるため、スキンケアは皮膚が正常に機能するためにも必要な工程です。

朝と夜のスキンケアの順番

朝と夜のスキンケアは、それぞれ目的が異なるため、手順も異なります。

朝のスキンケアは、乾燥を防止すると同時に紫外線など、外部刺激から肌を守る目的があります。対して夜のスキンケアには、一日のメイクやほこりなどの汚れを落とし、肌に水分や栄養を補う目的があります。

朝のスキンケアの順番

朝のスキンケアは、1日の肌状態を左右させます。朝は時間がないという方も多いかもしれませんが、スキンケアの時間を確保し、肌の状態を整えましょう。

① 洗顔

睡眠中は汗や皮脂が出るので、汚れを洗顔で落とすことが大切です。

ぬるま湯で顔を軽く洗い、洗顔料は洗顔ネットを使ってしっかりと泡立てて、きめ細かい泡で洗いましょう。

摩擦は乾燥の原因になるので、ゴシゴシこすらないように優しく顔を洗い、泡が残りやすい髪の生え際まで洗い流すことを心がけましょう。

② 化粧水

洗顔後は乾燥しやすいため、なるべくすぐに化粧水をつけて水分を補っていきましょう。化粧水は適量を手にとり、両頬や額など面積の広い部分からつけていきます。

目の周り、口の周りなどはとくに乾燥しやすいので、化粧水を押し込むように丁寧につけると良いでしょう。

顔全体に化粧水をつけたら、両手で顔を包むようにして、しっかり肌になじませます。

③ 乳液

化粧水で水分を入れたら、油分を補うことができる乳液やクリームで蒸散を防ぎます。朝のスキンケアでは、日中のメイク崩れを防ぐため乳液やクリームは控えめにすると良いかもしれません。

ただし、肌質にもよるので、ご自身の肌タイプに合わせて量やテクスチャを調節してみてください。

④ 日焼け止め

乳液やクリームで油分を補ったら、最後は日焼け止めで紫外線対策を行いましょう。外出する時間帯によって、日焼け止めのSPF値やPA値を調整すると良いでしょう。

日焼け止めは、額、ほお骨、鼻などの顔の高い部分に乗せてから塗り広げると、ムラになりにくいのでおすすめです。

夜のスキンケアの順番

1日を終えた肌には皮脂やほこり、花粉が付いています。また、朝に比べて夜は水分が不足しているため、夜は以下の手順で肌の汚れを落とし、保湿をしましょう。

①クレンジング

夜のスキンケアは、クレンジングでメイクを落とすことから始まります。クレンジングをしないまま寝てしまうと、汚れが毛穴に詰まり、肌荒れの原因になるため、必ずメイクは落としましょう。

クレンジングには、オイル、クリーム、ミルクなどさまざまなタイプがあります。

オイルは洗浄力が高いですが、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があるため、肌タイプやメイクの濃さによって、クレンジングのタイプを選ぶと良いでしょう。

クレンジングは商品にもよりますが、長時間のクレンジングによって肌が乾燥してしまう可能性があるので、なるべく手短に済ませ、ぬるま湯ですすぐようにしましょう。

②洗顔

基本的な方法は朝の洗顔と同じですが、クレンジングをした後なので、とくに優しく洗うよう心がけましょう。お風呂場で洗顔する場合は、弱い水流のシャワーか、手ですくう形ですすぎ、丁寧に洗い流します。

③保湿ケア

化粧水のつけ方も朝と同様ですが、一日外に出ている場合は肌が乾燥していることが多いので、朝より丁寧に浸透させるようにしましょう。

化粧水をつけ終わったら、乳液やクリームで保湿すると乾燥防止になります。

スキンケアは肌タイプに合わせて選ぼう

スキンケアアイテムは肌タイプによって異なります。自身の肌タイプに合わせて化粧水や乳液を選びましょう。

普通肌

普通肌は水分と油分のバランスが良く、キメが整っている肌です。肌トラブルは起きにくいですが、花粉や生理周期によって肌状態が不安定になることもあるので、日々のスキンケアは大切にしましょう。

過度なスキンケアは控え、自身の肌質の変化に気を配り、化粧水の量やテクスチャを変えるなど対応すると良いでしょう。

脂性肌

脂性肌は皮脂が多いため、テカリや吹き出物が出やすい傾向にあります。

脂性肌は乾燥から皮脂が増えていることが多いので、保湿効果の高いセラミドやヒアルロン酸が配合されたものがおすすめです。

乳液は水分の蒸散を防ぐためにも使う必要がありますが、油分の多いものは避けましょう。

混合肌

混合肌は日本人に最も多いと言われている肌タイプで、目周りや口元は乾燥する一方、Tゾーンは皮脂が多いのが特徴です。

ホルモンバランスの影響を受けやすいので、乾燥しやすい部分は化粧水、乳液、クリームで保湿を行い、Tゾーンは油分が控えめなものでケアをすると良いでしょう。

乾燥肌

乾燥肌は水分も油分も少ない肌タイプで、ツヤがなくキメも乱れやすいです。また、バリア機能が低下しているため、肌荒れや炎症も起こしやすいのが特徴です。

スキンケアは水分と油分をしっかり補えるセラミド、グリセリン、ヒアルロン酸など、高保湿成分が含まれたものがおすすめです。

健やかな肌をめざすなら内ケアも大切

水分がしっかりあり、肌トラブルの起きにくい健やかな肌を目指すなら、規則正しい生活や、栄養バランスのとれた食事を摂って体の内側からケアすることも大切です。

睡眠不足は自律神経を乱し、正常な肌のターンオーバーが行われなくなる原因になります。夜更かしをせず早く寝るよう心がけましょう。

食事は肌の主成分となるタンパク質や、肌を健やかに保つビタミン類などバランスよく摂って、肌へ栄養を届けましょう。

適切なスキンケアの順番で肌の調子を整えよう

今回は、スキンケアの必要性や順番について解説してきました。

朝と夜ではスキンケアの目手順も目的も異なります。朝は保湿と日焼け止めで紫外線対策、夜はメイクを落としてから肌をしっかりと保湿することが重要です。

健やかな肌を目指すためには、スキンケアの順番はもちろん、肌タイプに合ったスキンケアも重要なので、肌の変化を見逃さずに適切なスキンケアを心がけましょう。

川﨑医師よりコメント

季節やお顔の部位によっても状態は異なります。夏はさっぱり、冬はしっとりの化粧品を使うことや、Tゾーンは軽めに、頬や目元はしっかりと塗布するなど塗り方を工夫することもポイントです。

川﨑加織

監修者

医師:川﨑加織

皮フ科かわさきかおりクリニック院長。医学博士、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本抗加齢医学会専門医。
兵庫医科大学病院初期研修医、皮膚科入局からキャリアをスタートし、病院やクリニック勤務を経て、現クリニックを開院。 皮膚科専門医として、女性医師として、母として、患者さんの心と身体に寄り添うことを信条としている。

乾燥肌なおそう!ヒルマイルド

乾燥肌治療薬

  • ヒルマイルド


    第2類医薬品

  • クリーム
  • ローション
  • スプレー
  • Hクリーム
ヒルマイルド製品画像
TOPPAGE

TOPPAGE