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コラム
COLUMN

2022.05.09

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】スキンケアとは?基礎知識やケア方法について解説

スキンケアとはお肌のお手入れのことです。スキンケアをするといっても何から始めたらいいのかわからない方もいらっしゃるかもしれません。

今回はスキンケアの順番や、肌タイプ別のケア方法、肌をキレイに保つ上で気を付けてほしいことなど、スキンケアの基礎知識を細かくご紹介します。スキンケアについて詳しく知り、うるおいのある理想的な肌を保てるようになりましょう。

スキンケアとは?美肌のために必要な3つのこと

スキンケアとは「洗う」「保湿」「保護」の3つの基本工程で構成されています。

  • クレンジングや洗顔で顔を「洗う」
  • 化粧水などで「保湿」ケアする
  • 乳液やクリームで肌を「保護」する

この3つが基本になりますが、肌のタイプは人によって異なるため、方法や必要な成分なども異なります。

スキンケアが必要な理由

スキンケアは紫外線による刺激や肌の乾燥、摩擦などから肌を守り、正常な皮膚を保つために行います。

また、肌の汚れを落として保護することで、毛穴の黒ずみやたるみ、ニキビなどの肌トラブルを防ぐ効果が期待できます。

スキンケアの基本的な流れ

以下で基本のスキンケアの流れを紹介します。初めてスキンケアをする方や、今までなんとなくやってきた方は、各工程が持つ役割に注目しながらチェックしてみてください。

洗顔

スキンケアでは、肌の汚れを落とすことが非常に大切です。まずメイクをしている人はクレンジングでメイクをオフします。

次に洗顔フォームや石けんなどの洗顔料を使って、古い角質が溜まった肌の汚れをキレイに洗い流します。

摩擦は肌に刺激を与えるので、直接手で肌を擦らないようによく泡立ててから洗顔するようにしましょう。

化粧水・美容液

洗顔で肌をきれいにした後は、化粧水や美容液で保湿をします。洗顔後は肌が乾燥しやすくなっているので、すぐにケアすることがポイントです。

化粧水の主成分は水で出来ており、肌にうるおいを与える役割があります。美容液は名前の通り美容成分が含まれているのが特徴で、肌悩みなど目的に合わせて使用します。

乳液・クリーム

乳液やクリームは、化粧水や美容液で肌に与えた水分を蒸発させないようにする役割があり、スキンケアの仕上げとして使います。

乳液やクリームを使用しても部分的に乾燥が気になる場合は、保湿力が高い白色ワセリンなどを塗り重ねる工程を加えてみても良いでしょう。

スキンケア商品の選び方は肌タイプごとに異なる

ここまでスキンケアの工程について触れてきましたが、各アイテムをとりあえず使っておけば良いという訳ではなく、肌質に合ったスキンケア商品でケアすることが望ましいです。

以下で肌タイプ別にスキンケア商品の選び方を紹介しているので、どの肌質に該当するか確認してみましょう。

普通肌

普通肌は水分量や皮脂量のバランスが取れた状態です。

クレンジングや洗顔で肌に刺激を感じるようであれば、低刺激性の商品を選ぶと良いでしょう。他の肌タイプと比べて肌トラブルが少ないのが特徴ですが、洗顔はよく泡立てて使うなど、肌への刺激を極力控えるように努めましょう。

スキンケアも肌なじみの良さや仕上がりの良さなど相性を確かめ、やさしくケアすることが大切です。

乾燥肌

乾燥肌は肌表面がカサついていたり、洗顔後肌が突っ張っていたりすることが多いです。デリケートな状態なので、クレンジングは洗い過ぎないクリームタイプやミルクタイプ、バームタイプがおすすめです。洗顔料も洗浄力の強すぎない商品を選びましょう。

化粧水などの基礎化粧品は保湿力の高い商品が向いており、なるべく肌に刺激を受けないように、こすらず優しく塗布するのがポイントです。

脂性肌

脂性肌はオイリー肌とも呼ばれる皮脂の分泌が過剰になっている状態で、肌のテカりやべたつきが目立ち、皮脂分泌が多いとニキビや吹き出物ができやすくなります。

原因はさまざまですが、肌に水分が足りていないと皮脂の分泌が多くなることも考えられます。

クリームやオイルをベタベタ塗るなどの過剰なスキンケアはせず、洗顔後は化粧水や乳液のみのシンプルなスキンケアを行うことを心がけると良いでしょう。

混合肌

混合肌とは、部位によって乾燥肌と脂性肌が入り混じった状態のことです。

クレンジングをする際は、脂性肌の部分は丁寧に行い、乾燥肌の部分は手早く済ませるなどの工夫をしましょう。

保湿する際は、肌がべたつく部位も含め顔全体を保湿することが大切です。皮脂が気になる時は洗浄力がある商品、乾燥が気になる部位は低刺激性の保湿効果が高い商品、というように肌状態に合わせてアイテムを使い分けると良いでしょう。

肌トラブルがある場合のスキンケア方法

次はニキビや毛穴の黒ずみなど、肌トラブルがある時のスキンケア方法を紹介します。肌トラブルがある時はアイテムを変えてみたり、スキンケアを丁寧にしたり、臨機応変に対応しましょう。

ニキビ・吹き出物

毛穴にニキビや吹き出物ができるのは、毛穴に皮脂が溜まるためです。思春期のニキビはホルモンバランスの変化によるものですが、大人の場合、乾燥による皮脂の過剰分泌によってニキビができることもあります。

角質が溜まってターンオーバーが乱れている場合は、角質ケアができる洗顔料や化粧水を活用してみると良いでしょう。

毛穴の開き・黒ずみ

毛穴の開きや黒ずみは、あらゆる要因が重なって症状があらわれていることが多いです。乾燥が原因の場合は、徹底した保湿ケアを行いましょう。

毛穴詰まりや毛穴の黒ずみが気になる場合は、毛穴の中の汚れを落とす洗顔料やクレンジングを活用する、毛穴の開きが気になる場合は、肌の引き締め効果に期待ができるスキンケアアイテムを活用するなどしてみましょう。

スキンケアは外側だけでなく内側のケアが大切

肌を正常に保つには外側からのケアだけではなく、内側からのケアも大事です。以下3つのポイントを念頭に置いて、毎日のケアに努めましょう。

栄養バランスのとれた食事

バランスの偏った食生活は肌に悪い影響を当たるほか、生活習慣病のもとになり得ます。

普段から肌トラブルの要因となりやすい油ものや甘い物を控え、主食、主菜、副菜の揃ったバランスの良い食事を心がけましょう。

ストレスを溜め込まない

肌の状態はストレスによって左右されやすいです。普段から適度にリフレッシュしながら、ストレスを軽減するよう努めましょう。

睡眠時間をしっかり確保する

睡眠不足になると目の下にクマができたり、顔がむくんだりします。

肌が修復されず肌トラブルにも繋がりやすいため、日頃から十分な睡眠時間を確保することが重要です。

不規則な生活を送っている方は、この機会に規則正しい生活習慣を身に付けるようにしましょう。

スキンケアとは健康な肌を維持するために必要なもの

スキンケアは健康な肌を保つために欠かせないものです。高価なスキンケア商品でなくても良いので、自身の肌に合った商品でスキンケアを続けることが大切です。

またスキンケアを続けても肌の状態が改善されない場合や、肌に違和感がある場合は医療機関を受診するようにしましょう。

川﨑医師よりコメント

Tゾーンは脂っぽく、頬は乾燥するなどの場合、洗顔の回数やクリームの塗布の範囲を調整してケアをしていくのがいいでしょう。

川﨑加織

監修者

医師:川﨑加織

皮フ科かわさきかおりクリニック院長。医学博士、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本抗加齢医学会専門医。
兵庫医科大学病院初期研修医、皮膚科入局からキャリアをスタートし、病院やクリニック勤務を経て、現クリニックを開院。 皮膚科専門医として、女性医師として、母として、患者さんの心と身体に寄り添うことを信条としている。

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