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インフルエンザ予防にも!ヨーグルト習慣で健康アップ

2022.11.28| 感染症・消毒

インフルエンザを可能なかぎり予防するには、普段から免疫力を高めることが大切です。免疫力のアップには、ヨーグルトが効果的です。今回は、なぜ免疫力を高めることが大切なのか、なぜヨーグルトが免疫力アップに効果的なのかについてご紹介します。

 

■日頃から免疫力を高めておくことが大切

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インフルエンザにかからないためには、インフルエンザウイルスを体内に入れないことが重要です。そのためにはアルコール手指消毒剤を使った手洗いや身の回りの消毒、なるべく人混みを避けるなどの対策があります。これらに加えて、インフルエンザの感染力に打ち勝つための免疫力をつけることが大切です。免疫力を高めておくことで、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかるリスクを下げることができます。

免疫力を高めるにはバランスのよい食生活、質のよい睡眠を意識することが大切で、免疫機能を高める食材を積極的に摂取することもおすすめです。その中でもヨーグルトは、免疫細胞の多い腸内の環境を整えて免疫力を高めることができるため、インフルエンザの予防に効果的です。

 

■なぜヨーグルトが効果的?

免疫力が上下する要因のひとつが、腸内環境です。腸内環境が悪いと便秘になりやすくなることはよく知られていますが、免疫力も低下するといわれています。免疫力が低いとインフルエンザウイルスをうまく攻撃できず、感染しやすくなってしまいます。
腸内環境の良し悪しを大きく左右するのが、善玉菌・悪玉菌・中間菌のバランスです。悪玉菌が優勢な状態にあるとさまざまなトラブルにつながりますが、善玉菌が優勢の状態を保てれば免疫力を高く保てるようになります。

ヨーグルトは、乳酸菌やビフィズス菌など代表的な善玉菌を多く含む食材。ヨーグルトを食べることで免疫力が上がれば、細菌などの侵入を抑えることができます。また、善玉菌が優勢になれば腸の活動が活発になり、お通じがスムーズになります。便秘にならないこともまた腸内環境をよくするので、免疫力が相乗的にアップすることが期待できます。

 

■こんなにもすごい!乳酸菌の力

インフルエンザになりにくい体を作るための免疫力は、免疫細胞がどれだけ活発に働くかにかかっています。そして、免疫細胞の60%~70%が集まっているといわれているのが腸。免疫細胞の働きは加齢などによって低下しますが、ヨーグルトに多く含まれる乳酸菌を摂ることで活性化させることができます。

乳酸菌と一口でいってもさまざまなタイプがあることが知られており、その中でも特に免疫力のアップに役立つ乳酸菌を摂ることでインフルエンザの予防につながります。インフルエンザに強い乳酸菌の例としてあげられるのは、「R-1乳酸菌」や「プラズマ乳酸菌」など。どちらも乳酸菌を含んだヨーグルトを多く摂っているほうが免疫力のアップ・インフルエンザ感染リスクの低下につながるという研究があり、高い予防効果が期待できます。

 

■はじめよう!ヨーグルト習慣

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このようにインフルエンザの予防が期待できるヨーグルトですが、一度食べればすぐに腸内環境がよくなるというわけではなく、継続して食べることが大切です。固形タイプだけでなくドリンクタイプのヨーグルトも多く販売されており、手軽に毎日摂取することができます。楽しく続けるためには、バナナやみかん、いちごなどのフルーツと一緒に食べるのがおすすめです。バナナやみかん、いちごには同じく免疫力を高める効果があるビタミンCが多く含まれているので、さらに効果的なインフルエンザ対策になります。

 

体の免疫力を高めることにあわせて、ウイルスを体の中に入れない対策も重要です。予防としてアルコール手指消毒剤を習慣的に使うなどして、インフルエンザを徹底的に予防しましょう。

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