2022.01.25 インフルエンザ予防について

【医師監修】インフルエンザで喉の痛みが出ることはある?風邪との違いや対処法も解説

インフルエンザ予防について
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「喉の痛み」は風邪を引いたときにみられる症状のひとつですが、実はインフルエンザの場合も喉が痛くなることがあります。

そのため、季節性インフルエンザの流行時期に喉の痛みがあると、単なる風邪なのか、インフルエンザなのか、判断ができません。

本記事では、喉の痛みがインフルエンザの場合と風邪の場合での違いや対処法などを解説していきます。

インフルエンザと風邪の違いは?

喉の痛みは、インフルエンザでもふつうの風邪でも現れることがあります。そのため、その原因がインフルエンザか風邪かを見分ける目安を知っておくと良いかもしれません。

喉の痛みが現れる時期や、他の症状の有無でも見分けられるかもしれません。

例えば風邪の場合、多くは喉の痛み、咳、くしゃみ、鼻水などの呼吸器症状が最初に現れます。発熱することはあっても、38℃以上の高熱が出ることは比較的少なく、筋肉痛や関節痛といった全身症状もあまり出ない傾向があります。

一方で、インフルエンザの場合は、早い段階で高熱や全身症状が現れ、それより少し遅れて喉の痛みを感じることがあります。

喉の痛みはインフルエンザ症状のひとつ

インフルエンザでは、発熱以外にも喉の痛みや、咳、鼻水などの呼吸器での症状がみられます。他にも全身に症状が出ることが多いです。

例えば、38℃以上の高熱、強い悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身の倦怠感などが主な症状です。発症から1~3日後に、遅れて喉の痛みなどの呼吸器症状が現れる傾向があります。

ただし、インフルエンザの予防接種を受けていると、発病時に高熱などが抑えられて、喉の痛みや咳、鼻水などの呼吸器症状だけが現れることもあると言われています。

そのため、周囲でインフルエンザが流行していて、先に呼吸器症状が出てきた場合は、インフルエンザの可能性も考えられます。

インフルエンザが疑われる場合、発症から12~24時間以内に検査を受けるようにしましょう。早めに検査を受けると陰性となるケースもあり、インフルエンザ発症から48時間を過ぎると、抗インフルエンザ薬が効かなくなる可能性があると言われています。

一方、インフルエンザのような症状はなく、喉の痛みだけが長く続いたり、喉の腫れが引かなかったりする場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

喉の痛みがつらいときの対処法

喉が痛いと、水分を摂取したり固形物を食べたりするのがつらく感じます。ここからは、喉の痛みがつらい時に、自身で対処できる方法を解説していきます。

部屋を加湿する

部屋が乾燥すると、喉の粘膜が乾燥して痛みが悪化したり、咳が出やすくなったりすることがあります。

加湿器を使用したり、濡れタオルを干したりするなどで、室内の湿度を50~60%くらいに保つようにすると良いでしょう。

適度な湿度を保つことは、インフルエンザウイルスが活動しにくい環境をつくることにもつながると言われています。インフルエンザの予防という観点からも、特に冬場は適度な湿度を保つようにしましょう。

こまめに水分補給をする

喉の痛みがあるときは、喉をうるおすようにしましょう。こまめな水分補給のほか、のど飴も有用です。

インフルエンザで発熱もみられるときには脱水症状を起こす可能性もありますので、水分補給はとても重要です。

発熱による発汗により、身体からは水分だけでなく電解質やミネラルも失われています。それらを補給するためにも、単に水分を摂るのではなく、体に吸収されやすいと言われている経口補水液やスポーツドリンクをこまめに摂取すると良いでしょう。

しっかりインフルエンザを予防しよう

インフルエンザは主に「飛沫感染」と「接触感染」で感染します。

特に「接触感染」では、手指を介してウイルスが人の粘膜に侵入する感染様式なので、こまめな手洗いや手指のアルコール消毒によって予防できます。

外出先では携帯用のアルコール消毒剤を使ったり、帰宅時には玄関先でアルコール消毒して家庭内にウイルスを持ち込まないようにしたりしておきましょう。

インフルエンザの流行型を予測してつくられるワクチンを、インフルエンザの流行時期の前に接種するのも予防法として推奨されています。

インフルエンザの流行時期は11月下旬~12月上旬頃から感染がはじまり、1~2月頃に流行のピークを迎えます。11月下旬から、遅くても12月中旬頃までにワクチン接種を終えると良いでしょう。

喉の痛みがよくならないときは自己判断せず医療機関へ

喉の痛みはインフルエンザの症状のひとつです。喉の痛みも数日で治まってくることがほとんどですが、長く続くのであれば医療機関を受診しましょう。

また、熱が下がってもインフルエンザが治ったわけではないので、油断せずに水分・電解質の補給をしっかり行い、安静に過ごしましょう。

インフルエンザに感染しないようにするためには、普段からこまめな手指消毒や加湿などの感染予防対策を行うようにしましょう。

佐藤医師よりコメント
喉の痛みは、インフルエンザでもふつうの風邪でも現れることがありますが、その見分け方としては、喉の痛みが現れる時期や他の症状により区別します。インフルエンザもふつうの風邪も喉の痛みは数日で治まってくることがほとんどですが、長く続く場合は医療機関を受診するようにしましょう。

監修者
監修者_佐藤留美
医師:佐藤留美
内科医・呼吸器科医・感染症科医・アレルギー科医。
久留米大学医学部を卒業後、大学病院、市中病院で臨床医として勤務。また、大学院で感染症の 研鑽を積み、医学博士を取得。内科・呼吸器・感染症・アレルギー等の専門医と指導医資格を多岐にわたり取得。現在は朝倉医師会病院呼吸器科部長として勤務。

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