クロルヘキシジングルコン酸塩・エタノール 普通薬

ステリクロンW・Bエタノール

皮膚消毒効果の持続性試験〈 スポット法,in vivo 〉

ステリクロンW・Bエタノール液1%の皮膚消毒効果の持続性について評価するため、スポット法により供試製剤の塗布直後及び塗布1、3、6時間後に供試菌液(約108cfu/mL)を接種し、 その消毒効果を代表的な各種市販品と比較検討した。

その結果、供試製剤の塗布6時間後における平均対数減少値は以下のとおりであった。Staphylococcus aureus NBRC 12732では、ステリクロンW・Bエタノール液1%は5.0以上、 0.5%クロルヘキシジングルコン酸塩・エタノール液は5.0未満、10%ポビドンヨード液は3.0未満であり、特に10%ポビドンヨード液は3時間後から6時間後にかけて持続効果の低下が認められた(図1)。 Escherichia coli NBRC 3806では、全ての供試製剤で5.0以上であった(図2)。また、Candida albicans NBRC 1594では、ステリクロンW・Bエタノール液1%は4.0以上、 0.5%クロルヘキシジングルコン酸塩・エタノール液は3.0未満、10%ポビドンヨード液は4.0未満であった(図3)。

以上のことから、ステリクロンW・Bエタノール液1%は、代表的な各種市販品と比較して殺菌効果の持続性が同程度以上であることが確認された。

【供試製剤】
  • ステリクロンWエタノール液1%
  • ステリクロンBエタノール液1%
  • 0.5%クロルヘキシジングルコン酸塩・エタノール液
  • 10%ポビドンヨード液
【供試菌株】
  • グラム陽性菌:Staphylococcus aureus NBRC 12732
  • グラム陰性菌:Escherichia coli NBRC 3806
  • 真菌:Candida albicans NBRC 1594
【試験方法】
あらかじめ被験部位(前腕屈側部)を消毒用エタノールで消毒し、十分に乾燥させた後、供試製剤100µLを塗布した。 塗布直後(3分後)及び塗布1、3、6時間後に、被験部位(直径3.5cmの円状)に供試菌液(約108cfu/mL)20µLを接種し、菌液塗布3分後に不活化液(1.0w/v%チオ硫酸ナトリウム、 3w/v%レシチン及び10w/v%ポリオキシエチレン(30)セチルエーテル溶液)5mLを用いて菌を回収し、生残菌数の測定を行った。
なお、薬剤無塗布部位についても同様に操作し、各試験時点のコントロール菌数とした。
【評価方法】
各試験時点の生残菌数とコントロール菌数から、対数減少値を算出し、評価した。
対数減少値 = -Log 各試験時点の生残菌数
各試験時点のコントロール菌数

図1.Staphylococcus aureus NBRC 12732に対する皮膚消毒効果の持続性

図1.Staphylococcus aureus NBRC 12732に対する皮膚消毒効果の持続性

図2.Escherichia coli NBRC 3806に対する皮膚消毒効果の持続性

図2.Escherichia coli NBRC 3806に対する皮膚消毒効果の持続性

図3.Candida albicans NBRC 1594に対する皮膚消毒効果の持続性

図3.Candida albicans NBRC 1594に対する皮膚消毒効果の持続性