酸化マグネシウム細粒83%「ケンエー」

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プロダクトシート

一般名 酸化マグネシウム
日本標準商品分類番号 872344
872355
薬効分類 制酸剤
緩下剤
組成 有効成分:1g中 日局 酸化マグネシウム 833mg
添加剤:メチルセルロース、D-マンニトール、香料
区分 普通薬
貯法 室温保存
承認番号 22200AMX00733
薬価基準収載医薬品コード 2344009C1039
個別医薬品コード(YJコード) 2344009C1039
レセプト電算処理システムコード 622039101
単位薬価(円) 1g 9.10

製品コード

包装 統一
商品コード
GS1-RSSコード
(調剤包装単位)
GS1-RSSコード
(販売包装単位)
使用
期限
0.4g×1050 286112411 (01)04987286812410 (01)14987286112418 3年
0.48g×1050 286112428 (01)04987286812427 (01)14987286112425 3年
0.6g×1050 286112435 (01)04987286812434 (01)14987286112432 3年
0.8g×1050 286112442 (01)04987286812441 (01)14987286112449 3年
1.2g×1050 286112459 (01)04987286812458 (01)14987286112456 3年
250g 286113463 (01)04987286813462 (01)14987286113460 3年
500g 286112466 (01)04987286812465 (01)14987286112463 3年

Q&A

概要

開発の経緯は?
日局酸化マグネシウムは、主に制酸剤や緩下剤として汎用されています。剤形は細粒剤が主流ですが、服用時に口内に拡散し、ザラザラ感や義歯の隙間に入り痛みを感じる等の不快感があり、さらには酸化マグネシウム特有の不快な味も感じる等、アドヒアランスの低下が懸念されています。
酸化マグネシウム細粒83%「ケンエー」は有効成分として酸化マグネシウムを83.3%含有した細粒剤で、レモン風味の香料を配合することにより、酸化マグネシウム特有の不快な味を極力抑え、また、独自の製剤設計により、服用時の不快感を軽減する等、アドヒアランスの向上に配慮した製剤です。

安全性(使用上の注意等)

大量の牛乳とは?
一般的に1回に500mL以上、1日に1L以上とされ、通常この量を飲用することは考えにくい。したがって、milk-alkali syndromeは牛乳の量だけを考慮するのではなく、カルシウム製剤などを含めたトータルのカルシウム摂取量と患者の状態など総合的に判断する必要があります。

薬効薬理

作用機序は?
【制酸作用】
アルカリ性である酸化マグネシウム(MgO)は、胃酸(HCl)を中和することにより制酸作用を示します。MgO+2HCl→MgCl2+H2O
【緩下作用】
酸化マグネシウムは胃酸と反応して塩化マグネシウム(MgCl2)となった後、腸内において難吸収性の重炭酸塩(Mg(HCO3)2)又は炭酸塩(MgCO3)となり、浸透圧維持のため腸管から水分を奪い、腸管内容物を軟化させることにより緩下作用を示します。
【尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防】
マグネシウムは腸内において蓚酸と結合することにより、腸からの蓚酸の吸収を阻害し尿中への排泄を抑制します。また尿中においては蓚酸と可溶性の複合体を形成します。これらより尿中蓚酸イオンは減少し、蓚酸カルシウム結石の形成を抑制します。

製剤

安息角は?
40.8°
かさ密度は?
0.78g/mL
他剤との配合変化は?
(1)本剤は調剤用薬品中では吸湿性の少ないものに属し、他薬と混合してその吸湿による変化を防ぐ作用があります。
(2)デンプンを混ぜると著しく粉体としての流動性を増す性質があります。
(3)タンニン酸、フェノバリン、レゾルシン、ダイオウ末、フェノールフタレインと配合すると、1週間以内に変色します。
(4)サリチル酸ナトリウムと配合すると温度、湿度、純度の高低や薬品の種類によって、1週間以内に固結します。
(5)イソニアジドと配合すると1週間以上経過してから変色します。
(6)タンニン酸アルブミンと配合すると温度、湿度、純度の高低や薬品の種類によって、1週間以内に変色します。