次亜塩素酸ナトリウム雑貨品

ジアエンフォーム

除菌効果試験〈in vitro,Time-Kill試験(ASTM E2315-031)) 〉

ジアエンフォームの除菌効果について評価するため、一般細菌15種(グラム陽性菌6種、グラム陰性菌9種)、真菌1種及び芽胞菌2種の計18菌種に対する除菌効果を米国材料試験協会(ASTM)が定めるTime-Kill試験(ASTM E2315-03)に準じて試験を実施し、次亜塩素酸ナトリウム液と比較検討した。

その結果、一般細菌では、いずれの供試製剤も15秒以内で十分な除菌効果(99.999%以上の減少)を示した(表1)。真菌では、ジアエンフォーム(0.1%及び0.5%)は15秒以内で、次亜塩素酸ナトリウム液(0.1%及び0.5%)は60秒間で十分な除菌効果を示した(表1)。また、芽胞菌のうち、Bacillus subtilis ATCC 6633に対しては、ジアエンフォーム(0.1%及び0.5%)は60秒間もしくは30秒間で十分な除菌効果が得られたのに対し、次亜塩素酸ナトリウム液(0.1%及び0.5%)は30分間もしくは15分間の除菌時間が必要であった(図1及び表1)。一方、Clostridium difficile ATCC 9689に対しては、いずれの供試製剤も5分間で十分な除菌効果を示した(図2及び表1)。

以上のことから、ジアエンフォームは次亜塩素酸ナトリウム液と同等以上の優れた除菌効果を有していることが確認された。

【試験方法】
ASTM E2315-03に準じて、接種用菌液0.5mLを供試製剤9.5mLに接種し撹拌後、経時的(15、30、60秒後及び5、10、15、30、60分後)に0.1mLを取り、不活化液(供試菌株培養用液体培地)9.9mLに加えた。撹拌して不活化した後、寒天平板混釈法により生残菌数を測定した。
【評価方法】
接種菌数に対する各作用時間における減菌率(%)を算出し、99.999%以上の減少に要した時間を除菌時間として評価した。

図1.Bacillus subtilis ATCC 6633に対する除菌効果

図1.Bacillus subtilis ATCC 6633に対する除菌効果

*1:各供試製剤の次亜塩素酸ナトリウム濃度は、ジアエンフォームの規格の下限(0.1%)及び上限(0.5%)とした。

Bacillus subtilis ATCC 6633に対して、ジアエンフォーム(0.1%及び0.5%)は60秒間もしくは30秒間で99.999%以上の減少(対数減少値5以上)を示した。一方、次亜塩素酸ナトリウム液(0.1%及び0.5%)は5分間もしくは10分間でも除菌効果が低かった。

図2.Clostridium difficile ATCC 9689に対する除菌効果

図2.Clostridium difficile ATCC 9689に対する除菌効果

*1:各供試製剤の次亜塩素酸ナトリウム濃度は、ジアエンフォームの規格の下限(0.1%)及び上限(0.5%)とした。

Clostridium difficile ATCC 9689に対して、ジアエンフォーム(0.1%及び0.5%)、次亜塩素酸ナトリウム液(0.5%)は15秒以内で99.99%の減少(対数減少値4)程度であり、次亜塩素酸ナトリウム液(0.1%)に比べて優れた除菌効果を示した。

表1.各種細菌及び真菌に対する除菌時間(Time-Kill試験)

供試菌株 除菌時間*2
ジアエンフォーム 次亜塩素酸ナトリウム液
0.1%*1 0.5%*1 0.1%*1 0.5%*1
グラム
陽性菌
Enterococcus faecalis ATCC 29212(腸球菌) ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Vancomycin-resistant Enterococcus faecalis ATCC 51299
(VRE:バンコマイシン耐性腸球菌)
≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Staphylococcus aureus NBRC 12732
(黄色ブドウ球菌)
≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Methicillin-resistant Staphylococcus aureus ATCC 33591
(MRSA:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Staphylococcus epidermidis NBRC 12993
(表皮ブドウ球菌)
≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Streptococcus pyogenes ATCC 12351
(化膿レンサ球菌)
≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
グラム
陰性菌
Acinetobacter baumannii ATCC 19606 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Burkholderia cepacia NBRC 15124 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Escherichia coli NBRC 3806(大腸菌) ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Klebsiella pneumoniae ATCC 10031
(肺炎桿菌)
≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Proteus mirabilis NBRC 3849 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Proteus vulgaris NBRC 3988 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Pseudomonas aeruginosa NBRC 13275
(緑膿菌)
≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Multidrug-resistant Pseudomonas aeruginosa GTC 2017(MDRP:多剤耐性緑膿菌) ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
Serratia marcescens NBRC 12648 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間 ≦15秒間
真菌 Candida albicans NBRC 1594 ≦15秒間 ≦15秒間 60秒間 60秒間
芽胞菌 Bacillus subtilis ATCC 6633(枯草菌) 60秒間 30秒間 30分間 15分間
Clostridium difficile ATCC 9689 5分間 5分間 5分間 5分間
  • *1:各供試製剤の次亜塩素酸ナトリウム濃度は、ジアエンフォームの規格の下限(0.1%)及び上限(0.5%)とした。
  • *2:99.999%以上の減少に要した時間