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VOL.11 便秘を放置することのリスクと重症化する前に心掛けておきたいこと

 便が出ない日が続いても、「数日くらいなら、ただの便秘だ…」と軽く考えてはいませんか? しかし、「便秘は万病のもと」という言葉があるように、便秘を放っておくと様々なリスクにつながる可能性があるのです。今回は、そんな便秘を放置することによるリスクと、重症化する前の対処法をお伝えします。

そもそも排便の仕組みとは

食べたものが排便されるまでの流れ
人間が食べたものを便として排出するまでにかかる時間は約24〜72時間だといわれています。この長い時間の中、私たちの体内では一体どのようなことが起こっているのでしょうか……。まずは、食べ物が排便されるまでの流れを確認しましょう。
・口から胃まで:
口に入った食べ物は、咀嚼されることで唾液と混ざり合い、食道を通って胃へと運ばれます。そして胃の中で胃酸によって溶かされた後、少量ずつ十二指腸へ送られ、すい液や胆汁(たんじゅう)などの消化液によって消化が進められます。そうしてドロドロの液状になったものは、小腸へ流れていきます。
・小腸・大腸:
小腸では、約8時間かけて栄養素が吸収されます。吸収されずに残ったカスは、ドロドロの状態のまま大腸へと運ばれます。そして、大腸をゆっくりと移動する中で、水分が吸収されて固形化した便になります。そうしてできた便は、大腸のぜん動運動によって直腸へと送り出されていきます。
・直腸から排出まで:
大腸よりもやや太い直腸は、便をためておくことができます。ここに便がたまると大脳へと指令が送られ、便意(排便反射)が起こって排便が促されます。
便秘が起こる原因
上記の流れで、便がスムーズに排出されれば問題ありませんが、様々な要因により大腸や直腸に便がたまってしまい、便秘が引き起こされる可能性もあります。ここでは、便秘の原因として考えられるものを3つ紹介します。
・ストレス:
人間はストレスを感じすぎると、腸のぜん動運動を促す働きをしている自律神経が緊張してしまいます。その結果、腸の動きが弱って便秘になってしまうことがあるようです。
・排便を我慢しすぎて便意を感じにくくなる:
便意を感じたタイミングでトイレに行かず、排便を我慢することが続くと、徐々に便意自体を感じにくくなり、慢性的な便秘を引き起こしてしまう可能性が考えられます。
・病気:
腸壁の潰瘍や、腸閉塞などの病気が原因で、便が詰まってしまうケースがあります。時には大腸ガンのような大きな病が原因となり、便秘を発症することもあるので、注意が必要です。

便秘を放置した場合の危険性

便秘を放置するとどうなるの?
体内に残された便は、時間が経つと大腸に水分を吸収されます。そのため、「ただの便秘だ」と甘く見て、その状態を放置していると、便は日ごとに硬くなっていくのです。その硬い便を排出する痛みを恐れて便意を我慢してしまうことで、さらに症状が悪化するケースも少なくありません。そのような悪循環に陥ってしまうと、次のような症状を引き起こす危険性があります。
・免疫機能の低下:
腸には「腸管免疫」と呼ばれる、体外からの細菌やウイルスの侵入を防ぐ働きがありますが、便秘によって腸内環境が悪化すると、この免疫が機能しなくなる恐れがあります。その結果、体の免疫力が低下して、感染症にかかりやすくなる可能性が考えられます。
・糞便塞栓症:
便秘が長く続くことで、大量の便が直腸にたまり、カチカチに固まってしまう症状です。水分を抜き取られた便は非常に硬く、下剤や浣腸が効きづらくなってしまいます。この場合、医師が指や器具を使って少しずつかき出して処置します。
・いぼ痔や切れ痔:
便秘によって硬くなった便を無理に排出しようとすると、肛門に負担がかかって「いぼ痔」になったり、肛門が切れて「切れ痔」になったりすることがあります。痔になると排便時に強い痛みを感じるため、排便するのが怖くなり、ますます便秘を悪化させるという悪循環に陥る恐れも考えられます。

便秘が重症化する前にできること

便秘が重症化してしまう前に、自分でできる対処法をご紹介します。「便秘かな?」と思ったら、早めに対策を取るようにしましょう。

●朝食をしっかり食べる
食べ物や飲み物が胃に入ると、それが刺激となって腸のぜん動運動が起こります。特に朝食は、寝ている間に空っぽになった胃に食べ物が入るので、胃腸は刺激を受けやすく、腸のぜん動運動が活発になるといわれています。そのため、食事の中でも特に朝食をしっかりと食べることが大切です。
●適度に運動をする
運動は腸の動きを促す効果が期待できます。中でもウォーキングには、自律神経のバランスを整える効果があり、腸の働きを調整してくれるといわれています。また、外での運動が難しい場合は、室内でできるストレッチもおすすめ。特に、ヨガはストレスや緊張によって硬くなった筋肉をほぐす効果が期待でき、血行の促進や自律神経を整えてくれるといわれているので、腸のぜん動運動の促進に効果的と考えられています。
●食物繊維をたくさんとる
食物繊維には、腸を刺激してぜん動運動を促進する作用があります。そのため、野菜や果物などを積極的に取ると良いでしょう。また、食物繊維は水分を吸収して膨らむことで腸壁を刺激し、腸の動きを促すので、水分と一緒に摂取することも大切です。

まとめ

便秘を放置しておけばおくほど、お腹の中の便は硬くなり、排出しにくくなることが分かりました。便秘が重症化すると、体の免疫力が低下したり、様々な病にかかったりする恐れもあるようです。もしも、便秘が疑われることがあれば、今回ご紹介した対処法を試してみてください。それでも効果が得られなければ、早めに専門医に相談することも大切です。

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POINT 2 クセになりにくい。 POINT 2 クセになりにくい。