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VOL.-2 つらい便秘とはサヨナラしよう! 自分に合った便秘薬の選び方

便秘薬の選び方のコツは? 〜便秘のタイプからみた便秘薬の選び方〜

では、どのようにして便秘薬を選べばよいのでしょう。
まずは原因である食生活や生活習慣を改善することが一番ですが、便秘薬を使用する場合は、作用が穏やかな薬から使用するのがオススメです。薬の箱や容器、添付文書に記載されている用法用量に従って使用し、1週間ほど使用しても改善しない場合は医師に相談しましょう。


排便が少ないタイプ(排便回数減少型)

原因1:

  • ・食事量が少ない
  • ・食物繊維不足

原因1の場合の対策、相性のよい便秘薬:

  • ・食生活の改善
  • ・非刺激性下剤
  • ・刺激性下剤(必要時のみ)

原因2:

  • ・常用薬の副作用
  • ・内分泌、神経疾患等

原因2の場合の対策、相性のよい便秘薬:

主治医に相談

排便がしづらいタイプ(排便困難型)

原因:

  • ・筋力低下
  • ・直腸の運動能低下
  • ・直腸の感覚低下

対策、相性のよい便秘薬:

  • ・適度な運動、体操を行う
  • ・非刺激性下剤
  • ・浣腸剤(出口付近に硬い便がつまっている場合などの必要最小限にし、日常的・長期的な使用は避ける。)

便秘薬を飲むベストな量やタイミングは?

便秘薬の箱や容器、説明書には、必ず用法用量(適切な飲み方と飲む量)が書かれています。指示に従って使用することが大切です。決して上限量を超えて使用してはいけません。

自然なお通じを促すためにしておきたいこと10選

便秘薬を試す前に、食事や運動などの生活習慣を見直すことが大切です。
便秘は、食生活の悪化、不規則な生活、ストレスなどによって起こることがあります。旅行の時だけなどの一過性の便秘であれば問題ないですが、日常的に続くようであれば、まずは日々の生活の中に原因がないか確認してみましょう。


習慣

  • 1.規則正しい生活をする
  • 2.朝起きたらコップ一杯の水や牛乳を飲む
  • 3.毎朝トイレに行く時間をつくるなど、排便を習慣づける
  • 4.便意があればすぐに排便するようにする

食事

  • 1.適度な水分(のどが渇いてから飲むのでは遅い)
  • 2.朝食をしっかりとる
  • 3.野菜や海藻類、芋類など、食物繊維が豊富な食べ物をしっかりとる

運動

  • 1.適度な運動
  • 2.お腹まわりのマッサージ
  • 3.腹筋を鍛える

便秘薬によくあるQ&A

Q1)便秘薬が効かないときはどうしたらいいですか?

A)色々な理由が考えられます。
そもそも食事の量が少なくて便がつくられていない場合もありますし、頑固な便秘だと便秘薬を飲んでもすぐに効果がでないこともあります。
食生活や生活習慣を見直し、1週間ほど続けても便秘がよくならない場合は、医師に相談しましょう。

Q2)便秘薬を毎日飲んでも大丈夫ですか? クセになったりしませんか?

A)刺激性の便秘薬は長く続けて使用していると、クセになり、薬が効きにくくなることがあるため、必要時のみの使用にとどめることが大切です。それに比べて、非刺激性の便秘薬はクセになりにくく、長期的に使用されることがあります。非刺激性の便秘薬には、酸化マグネシウムなどがあります。

Q3)便秘薬を飲んだら腹痛が起きてしまいます。痛くならない方法はありますか?

A)便秘薬のうち、刺激性の便秘薬は、腸を刺激することによって排便を促すため、お腹が痛くなることがあります。非刺激性の便秘薬は、腸を直接刺激しないので、比較的お腹が痛くなりにくいお薬です。

※通常の便通の範囲で生理現象としてお腹が痛くなることはあります。非刺激性の便秘薬には、酸化マグネシウムなどがあります。

ここまで便秘薬の種類や飲み方についてご紹介してきましたが、便秘かな? と思ったら、いきなりお薬に頼るのではなく、まずは食生活や運動などの生活習慣を見直してみることが大切です。それでも便秘が解消できなければ、自分に合った便秘薬を選んで試してみましょう。

酸化マグネシウムは非刺激性 酸化マグネシウムは非刺激性
POINT 1 お腹が痛くなるにくい。 POINT 1 お腹が痛くなるにくい。
POINT 2 クセになりにくい。 POINT 2 クセになりにくい。