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VOL.67 【医師監修】便秘が息苦しい原因?排便を促すために大切なポイント3つを紹介

便秘になるとお腹が張ったり膨らんだりして、息苦しいと感じたことはありませんか。便秘は一時的な不快感だけではなく、全身に影響を及ぼすこともあります。

思うように排便ができない方は、便秘解消効果に期待ができる方法を試してみましょう。今回はそもそも「便秘とは」について解説しながら「排便を促すのに役立つ生活習慣の見直し方」を紹介します。

今まさに便秘に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

便秘の主な症状

便秘でよくある症状を紹介します。自分が便秘かどうか判断に悩むときは、以下の5つのポイントをチェックしてください。

●3日以上排便がない
通常、排便は1日に2~3回ありますが、2~3日に1回のペースでも本人が排便に不快さを感じていないなら便秘とは言えません。
3日以上排便がない場合は便秘である可能性が高いですが、期間による便秘の定義はないので、数日排便がないという事実だけで便秘と判断するのは難しいでしょう。
●便の回数や量が少ない、便が硬い
排便があっても、回数や便量が少ない場合は、便秘の可能性があります。便量が少ない原因は、便に含まれる水分量が少ない要因が考えられるでしょう。
また、便の水分量が少ない場合も便秘が疑われることがあります。便が硬いと排便時に痛みや苦痛を伴うでしょう。切れ痔になる場合もあるので注意が必要です。
便が硬いと感じる方は、意識的に水分補給を行ってください。排便が困難になっている方は、無理せず医療機関に相談することも大切です。
●残便感
排便してもスッキリした感覚がなかったり、便が出きらない感覚があったりと残便感がある方は便秘の可能性があります。
残便感は「便通異常」の1つで、排便ルートになんらかの異常が起こっている場合があります。数日で症状が解消されればさほど心配はありませんが、長期間に渡って残便感がある場合は排便障害を引き起こしている可能性もあります。違和感がある場合は早めに医師に診てもらうようにしましょう。
●腹部の張り
腹部膨満感も便秘の症状の1つです。排便がなくお腹がポッコリ出ていたり、ガスが溜っているような感覚になったりする状態を腹部膨満感と言います。
お腹が張ると胸や腹部周辺が苦しく、強い不快感を覚える方も少なくありません。お腹の不快感によって憂鬱な気分になる方も多く、必要以上にお腹を気にしてしまう方もいるでしょう。
腹部膨満感は排便すると不快感が解消される傾向にあります。慢性的な便秘に悩んでいる方は、症状が改善されるまで根気よく便秘解消に努めましょう。
●肌荒れや肩こりなどの不快感
便秘になると腸内に老廃物が溜まるため、有害物質が発生します。血流を通して有害物質が全身を巡ることで、肌荒れや口臭、体臭の原因になることも。
また、便秘は肩こりや腰痛、頭痛などの症状を引き起こすこともあります。肌荒れや肩こりの原因がすべて便秘とは限りませんが、便秘の症状として覚えておくと参考になるでしょう。
排便がない状態が続いており、肌荒れや肩こり、腰痛などの症状が現れているのであれば、便秘が要因となっている可能性も視野に入れておくと良いです。
自分が便秘かどうか気になる方は、医師の診断を受けてみてはいかがですか。

便秘の症状で息苦しいと感じることはある?

便秘になり腹部が張ると、上部にある横隔膜が押し上げられて呼吸がしにくくなることがあります。人によっては日常生活でも息苦しさを感じるかもしれません。排便時に腹圧がかかると、さらに息苦しいと感じる場合もあります。

ただし、息苦しさは必ずしも便秘が原因とは限りません。お腹が張って息苦しい状態が続く場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

便秘解消に期待ができる方法

ここからは、便秘解消に役立つと言われている対策方法を紹介します。普段から便秘しがちな方は、健康な体を手に入れるためにも、以下の点を注意してみましょう。

●食生活の見直し
腸内にはある程度の量の便がないと、押し出すことができません。便量を増やすためにも、1日3食しっかり食事を摂ることが大切です。
便のカサ増しや、便を柔らかくするために食物繊維を多く含んだ食材を積極的に摂取しましょう。食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があります。
不溶性食物繊維は水に溶けない性質を持つ食物繊維。水分を吸収する働きがあるため、便の量を増やす役割に期待ができます。
水溶性食物繊維は水に溶ける性質を持っている食物繊維です。便を柔らかくする働きがあるので、スムーズな排便をサポートしてくれるでしょう。水溶性食物繊維は善玉菌のエサにもなるため、腸内環境を整える効果にも期待ができます。
便秘に悩んでいる方は、さっそく今日から意識的に食物繊維を摂取してみると良いでしょう。
●生活習慣の見直し
健康な体を手に入れるためにも、日頃から規則正しい生活を心掛けましょう。不規則な生活を送ると自律神経が乱れやすくなり、体にさまざまな症状が現れます。
便秘も自律神経失調症の症状の1つです。日頃から十分な睡眠時間を確保したり、適度にストレスを発散したりしながら、心身の健康に努めましょう。
また、毎朝トイレに座るなど、排便リズムを整える工夫をしてみるのも良いかもしれません。リズムを作ることで、排便がスムーズになる可能性があります。
ご自身の生活スタイルに合わせながら、健康的な生活習慣を身に付けてください。
●適度な運動習慣
血行不良や自律神経の乱れ、筋肉の衰えは便秘の要因になります。便秘を長引かせたり繰り返したりしないためにも、適度な運動習慣を身に付けることが大切です。
ハードな運動ではなく、毎日無理なく続けられる軽めの運動でも構いません。ウォーキングやランニング、ヨガなど腸の動きをよくする全身運動を普段の生活に取り入れましょう。
腹筋を鍛えると排便時にいきみやすくなるため、便秘解消効果に期待ができます。継続できそうな有酸素運動と無酸素運動を組み合わせながら、便秘解消効果に期待しましょう。

普段の生活を見直しながら、便秘解消に努めよう

食生活や生活習慣を見直すことで、便秘の症状が緩和する可能性もあります。食事内容に気を付けたり、体を動かしたりしながら便秘解消に努めていきましょう。

すぐにでも便秘の症状を改善したい方は、お腹への刺激が少ない便秘薬を試すのも良いでしょう。便秘薬を試しても改善が見られない場合は、我慢せずに医療機関を受診してください。

中島医師よりコメント
便秘になると腹痛、腰痛の他、息苦しさを感じることがあります。便秘により肺の真下にある横隔膜を押し上げることが原因と考えられます。規則的に便意があること、残便感がないことを目標に毎日の生活スタイルを見直してみましょう。
監修者

医師:中島由美
金沢医科大学医学部を卒業後、大学病院で小児科、市中病院で内科医として勤務。皮膚科、美容皮膚科でも研鑽を積み、2018年クリスタル医科歯科クリニックにて内科、アレルギー科、美容皮膚科を開設。内科院長として勤務。

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