知って得する! 腸活コラム 知って得する! 腸活コラム

VOL.97 便秘は何科に行けば良い?病院を受診するべき基準と主な症状を詳しく解説

便秘の症状が改善されず、症状が重くなってきたり、長引いていたりする場合は医療機関を受診しなくてはなりません。

しかし、いざ病院を受診するとなると、どの診療科を受診すれば良いのか、わからない方も多いかもしれません。

今回は、便秘症状に悩んだ際はどの診療科を受診すれば良いか、また便秘の症状で受診するべき基準や主な症状について、解説します。

便秘の主な症状

便秘には、はっきりとした定義はありません。

便秘は便が出ないという症状以外にも、以下のような症状が見受けられることがあり、便秘の自覚がなくても、便秘と判断できる場合もあります。

  • ・便の量が少ない、硬い
  • ・毎日便通があっても、お腹がすっきりしない
  • ・便秘と下痢を繰り返す
  • ・お腹が張る、腹痛がある

便秘によって起こる症状

便秘は腸に関係する症状だけでなく、さまざまな症状を引き起こすことがあります。

長時間便が腸に留まることで、腸内環境が悪くなり、肌荒れにつながることがあります。ほかにも、痔になる、眠れない、肩こりがある、吐き気などの症状も、便秘が原因で引き起こる場合があります。

便秘が何日続いたら病院へ行くべき?

上記で説明した便秘の症状が、1ヶ月程度続くようであれば、病院を受診するべきと考えられます。

慢性的なものでなければ、1週間程度は様子見しても良いかもしれません。ただし、慢性的な便秘や吐き気、嘔吐、便に血が混じるなどの症状があれば、医療機関を受診しましょう。

便秘の場合は何科を受診する?

便秘の場合は、「一般内科」「消化器内科」「胃腸科」や「肛門科」で受診ができます。

便に関する症状、お腹の張りや痛みがある場合は、「一般内科」「消化器内科」「胃腸科」、
便秘によって痔になった場合は、「肛門科」など、自身の気になる症状に合わせて受診すると良いでしょう。

便秘の解消を目指す方法

便秘が気になっていても、病院に行くか迷う方も少なくありません。ここでは、自身でできる便秘解消をめざす方法を解説します。

ただし、便秘が慢性的な場合やほかにも気になる症状がある場合は、重篤な病気が潜んでいる可能性もあるため、すぐに医療機関を受診しましょう。

便秘薬を試す

便秘解消を目指すなら、市販の便秘薬を試すのも1つの方法です。

「酸化マグネシウム」を用いた便秘薬は、お腹が痛くなりにくい、クセになりにくいのが特徴です。酸化マグネシウムを用いた便秘薬は、便を水分で柔らかくする効果が期待できます。

使用する際は使用上の注意をよく読み、用法用量を守って適切に使用しましょう。

食物繊維を意識した栄養バランスの良い食事を摂る

食事は毎日きちんと3食食べるようにして、主食のほかに汁物と野菜を併せてバランス良く摂りましょう。

整腸効果が期待できるチーズ、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品を意識して摂ると良いでしょう。ほかにも食物繊維を多く含む、海藻類、ゴボウ、豆類もおすすめです。

こまめに水分補給をする

便秘解消を目指すなら、水分補給はとても大切です。水分が不足すると、便が硬くなってしまうため、1日1.5~2リットルを目安にこまめに摂取するようにしましょう。

朝起きてすぐに水を飲むのも良いでしょう。

生活習慣を見直す

適度な運動をしたり、ストレスを解消したり生活習慣を見直すことも大切です。

運動不足になると排便時に使う筋肉も弱くなり、便が出にくくなるため腹筋を鍛える運動もおすすめです。

ストレスは自律神経に影響を与えるので、ストレスを溜めないようにすることも大切です。

生活のリズムを整え、朝食後にゆったりトイレに行く時間を設けると排便のリズムが整うことがあります。

十分な睡眠時間を確保する

睡眠不足は、排便を促す「ぜん動運動」を調整している自律神経に影響を与えることがあります。

なるべく早く就寝し、休日でも同じ時間帯に眠るようにすると良いでしょう。

便秘が続く場合は、病院を受診しよう

さまざまな症状がある便秘で病院へ行く場合は、「一般内科」「消化器内科」「胃腸科」や「肛門科」などを自身の症状に合った科を受診しましょう。

慢性的に便秘が続くと吐き気や嘔吐、肌荒れなどを引き起こすこともあり、便に血が混じるなどの症状があれば重篤な病気の可能性があるため、医療機関を受診するようにしましょう。

酸化マグネシウムは非刺激性 酸化マグネシウムは非刺激性
POINT 1 お腹が痛くなるにくい。 POINT 1 お腹が痛くなるにくい。
POINT 2 クセになりにくい。 POINT 2 クセになりにくい。