日本では、お正月に鏡餅を飾る風習があります。丸い餅を二段に重ね、その上にみかんを乗せる鏡餅は、お正月を代表する飾りのひとつです。しかし湿気の多い日本では、鏡開きまでにお餅にカビが生えてしまうことも……。せっかく鏡餅を飾るなら、鏡開きまできれいに保ちたいものです。
そこで今回は、鏡開きまでお餅をきれいに保てる鏡餅のカビ対策についてご紹介します。
■知ってる?鏡餅を飾る意味とは
お正月の定番となっている鏡餅。そもそも鏡餅を飾る意味について深く考えたことのある方は少ないかもしれません。鏡餅を飾る意味は諸説ありますが、一般的には「一年の始まりに縁起のよいものを神仏に捧げる」という意味が込められているといわれています。そもそも「鏡餅」と名づけられたのは、丸いお餅が昔の鏡の形に似ているからといわれています。鏡は日本で三種の神器とされており、日本人にとって大変縁起のよいものと考えられていることから、「お正月に縁起のよいものを飾って神様と一緒にお祝いしよう」という意味が込められ鏡餅が飾られるようになったといわれています。また、古くからお餅は「神様の食べ物」とも考えられていることから、神仏のお供え物として玄関や床の間などに飾られるようになったのだそうです。
■お餅のカビ予防には、エタノール
地域によって異なりますが、鏡餅は年末から鏡開きの日まで飾るのが一般的です。ただ、日本は湿気が多いため、その間にカビが生えてしまうというケースはめずらしくありません。
鏡餅は、飾った後に食べることで新たな生命力を授かるとも言い伝えられています。そのため、鏡開きの後に食べる風習がありますが、カビが生えてしまっては食べることはできません。
そこでおすすめとなるのが、エタノールを用いたお餅のカビ対策です。殺菌効果のあるエタノールは口にしても無害であるため、お餅のカビ対策に打ってつけです。年末のうちにエタノールでカビ対策を行っておけば、鏡開きまでカビが生える心配はありません。
■エタノールを用いたカビ対策
エタノールを用いたカビ対策の方法は、以下の通りです。
【用意するもの】
・消毒用エタノール
・スプレーボトル
【対策方法】
1.消毒用エタノールをスプレーボトルに入れ替えます。
2.お餅にまんべんなく吹きかければ、完了です。
※スプレーボトルがない場合は、消毒用エタノールを染み込ませた布や脱脂綿を用いて餅を拭いても問題ありません。
エタノールを吹きかけたお餅をラップなどで包み、冷蔵庫に入れておけば2カ月~3カ月は保存できます。
何かと忙しくなる年末年始。暮れに行うお正月の準備として、鏡餅のカビ対策も忘れてはいけません。縁起のよい鏡餅をカビから守り、鏡開きの日までお餅をきれいに保ちましょう。
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