無水エタノールを購入する

無水エタノールを安全に使うためのルール~使う前に必ず確認しておきたい~

ライフスタイル

1本あれば、さまざまな用途に使用できる無水エタノールですが、安全に使っていただくためにも使用前に知っておきたいルールがあります。無水エタノールの性質をあらかじめ確認した上で、ルールを守って楽しく使いましょう。

燃えやすく、蒸発しやすい原液の取り扱いに注意する

無水エタノールは、アルコール濃度が高いため引火しやすい性質を持っています。このため、火気のそばで使ったり、火の気の近くで保管したりするのは極めて危険です。どんな用途のときも必ず火の気のないところ(静電気も含む)で使いましょう。また揮発性が高いため、使用中の無水エタノールの蓋を開けっ放しにしておくと、蒸発したり、空気中の水分を吸収して濃度が薄くなったりします。蓋はしっかり締めて、直射日光のあたらない涼しい場所に保管しておくようにしましょう。また無水エタノールが目や粘膜についたり、誤って飲んだりしても危険です。子どもの手の届かないところに置くよう心掛けてください。

肌への刺激、呼吸器への刺激は強烈 換気&手袋は必須

無水エタノールは、瞬時に水分を奪って蒸発する性質を持っていることから、素手で触ると手が荒れてしまいます。このため、使用するときにはゴム手袋が必須です。さらに揮発しても空気中にアルコール成分は残るので、使用している空間に長時間いると気分が悪くなることもあります。作業はあまり長時間にならないようにしつつマスクで防御し、短時間であっても換気は必ず行うようにしてください。
なお、アルコールアレルギーの体質の方は、発疹や肌のかゆみが出ることもあります。何らかの症状が出た場合は、ただちに使用を中止してください。

塗装やニス、スチロール樹脂、皮製品などはNG

無水エタノールは油分を浮かせる優れた洗浄力を持っているため汚れ落としの強い味方ですが、その反面壁や家具の塗装やニスを変色させたり、剥がしてしまう都合の悪い面も持っています。
ほかにも、PSという表示のあるポリスチレン(スチロール樹脂)や、AS樹脂やABS樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール(PVA)、ナイロン、革製品などを変質させてしまう性質があるため、これらの素材のモノを無水エタノールにさらすことは避けなければなりません。精製水と混ぜ合わせる容器や噴霧用のスプレー容器を選ぶ際には、変質しやすいものを選ばないように注意してください。
また、掃除するモノの素材が確認できないときは、大切なモノを逆に傷つけてしまわないよう、あらかじめ目立たないところで問題がないかどうか試してみることをおすすめします。

無水エタノール

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