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畳にカビが生えるのはなぜ?原因や掃除方法・予防方法を紹介

ライフスタイル

畳の掃除を怠ってしまうとカビが生えてしまうことがあります。カビ胞子は空気中に漂っているため、カビの発生や繁殖を防ぐためにも普段からきちんと掃除を行うことが大切です。

今回は「畳に生えるカビの種類」や「カビの種類に適した掃除方法」を紹介します。畳のカビを予防する方法も解説しますので、畳のお手入れ方法を知りたい方はぜひ参考にしてください。

畳にカビが生える原因

畳みにカビが生えるのは、以下の要因が考えられます。

  • 湿度
  • 温度
  • ホコリや汚れの蓄積

温度20~30度、湿度75%以上の環境はカビが生えやすい傾向にあります。カビの発生を防ぎたい場合は、まず室内環境を確認してみましょう。

また、ホコリや汚れはカビの養分となるため、カビの発生や繁殖の要因となります。快適に畳を使うためにも、日頃から清潔に保つようにしましょう。

畳に生えるカビは主に3種類

畳に生えるカビの種類は、大きく分けて3種類です。掃除をする前に、カビの特徴を知っておくことが大切です。

カビの種類について、それぞれ詳しく紹介します。

青カビ

青色や緑色のカビは、青カビと呼ばれています。ペニシウム属の一種で、カビの中でも比較的軽度なカビとして知られています。カビの発生状態としては、初期段階です。

青カビはパンやお餅などの食品にも発生します。ブルーチーズやゴルゴンゾーラに含まれるカビも青カビに該当しますが、家の中で発生した青カビは体調に影響を与える可能性があるので、きちんと掃除をして予防することが大切です。

青カビは常に空気中に存在するため、カビの発生環境が整っていれば繁殖しやすい傾向にあります。青カビは独特の臭いを放つので、畳が臭くならないようにしっかり掃除しましょう。

白カビ

白カビは青カビの仲間で、カビの種類のなかでは軽度な状態です。表面が白く、ふわふわとした特徴があります。

白カビは麹カビとも呼ばれており、青カビと同じく食品の発酵に使われています。しかし、白カビも体内に吸収されると体調が悪くなる可能性があるので、放置せずにきちんと掃除しましょう。

白カビは畳をはじめ、木材や壁にも発生しやすい傾向にあります。白カビは空気中に飛び散りやすいので、しっかりと換気をしながら掃除をしましょう。

黒カビ

黒カビは、カビの種類のなかでも重度な状態です。浴室や洗面所など、水気の多い場所で多く発生します。水分をたくさん含んだ畳にも黒カビは発生するので、室内の湿気に注意しましょう。

黒カビは頑固なカビのため、掃除をしても落ちにくい傾向にあります。黒カビをきれいに落とすには、根気よく掃除に取り組むことが大切です。

空気中に漂っているカビのなかでも最も多いのが黒カビなので、カビの発生や繁殖を防ぐためにも日頃からきちんとお手入れしましょう。

畳のカビ掃除におすすめのアイテム

畳のカビ掃除に役立つアイテムを3つ紹介します。役立つ理由やアイテムの魅力を紹介するので、掃除を控えている方はぜひ参考にしてください。

ほうき

畳の上のホコリや汚れは、掃除機である程度吸引できます。しかし、畳の溝に入り込んだホコリや汚れは、吸引しきれないことがあります。

畳の目に沿ってほうきをかければ、溝に入り込んだ汚れを掻き出せます。畳の掃除を行う際は、掃除機とほうきを併用しましょう。

畳を傷ませたくない方にも、ほうきがおすすめです。使用する際はほうきを畳に強く押し付けないように注意してください。

雑巾

畳の拭き掃除には雑巾を使用します。乾いた雑巾であれば畳の上や溝に入り込んだホコリや汚れを集めることができ、水で濡らした雑巾であれば畳の表面の汚れを拭き取ることができます。

ただし、畳が水分を吸ってしまうことがあるので注意しましょう。水で濡らした雑巾を使用する際は水分をしっかり絞り、仕上げに乾拭きも行いましょう。

無水エタノール

畳に水分が残るのが心配な方は、無水エタノールを活用する方法もあります。無水エタノールはアルコール濃度が高く、揮発性が高いため、畳に水分が残るのを防ぐ効果に期待ができます。

ただし、畳の状態によっては無水エタノールが素材を傷める可能性もあります。必ず清掃対象となる製品ホームページや取り扱い説明書の清掃方法をよくご覧いただき、使用可能かご確認ください。

畳のカビをきれいに掃除する方法

畳のカビを掃除する方法を紹介します。カビの種類ごとの掃除方法を解説するので、掃除を行う方はポイントをチェックしてみてください。

青カビの落とし方

青カビはアレルギー症状を引き起こす可能性があるので、掃除を行う際は必ずマスクを着用してください。カビが飛び散らないように意識しながら掃除を行いましょう。

《用意するもの》

  • マスク
  • 手袋
  • ほうき
  • 雑巾
  • 無水エタノール
  • スプレーボトル

【青カビの掃除方法】

  • 掃除の前に、マスクと手袋を着用してください。
  • 空気中に漂っているカビが畳に戻らないように、窓を開けて換気をしましょう。
  • まずは畳の上のホコリや汚れを、畳の目に沿いながら掃除機やほうきで取り除きます。
  • 無水エタノールをスプレーボトルに入れ、汚れやカビが気になる箇所に噴きかけましょう。少し時間を置きます。
  • もう一度無水エタノールをスプレーしてから、乾いた雑巾で拭き取ります。

白カビの落とし方

白カビは浮遊しやすいので、カビの飛び散りに注意しながら掃除をしましょう。掃除機をかける際は、飛び散りを防ぐためにゆっくりと丁寧に作業してください。

《用意するもの》

  • マスク
  • 手袋
  • ほうき
  • 雑巾
  • 無水エタノール
  • スプレーボトル

【白カビの掃除方法】

  • 掃除を始める前に、マスクと手袋を着用します。
  • カビ胞子を外に出すために、窓を開けて換気をしましょう。
  • まずは掃除機やほうきで、畳の上や溝に入り込んだホコリや汚れを取り除きます。
  • スプレーボトルにエタノールを入れ、畳に噴きかけてから少し時間を置きましょう。
  • 無水エタノールを噴きかけて時間を置いたら、もう一度無水エタノールを噴きかけ、乾いた雑巾で拭き取ります。
  • 汚れが残っている場合は「無水エタノールを噴きかける→雑巾で拭き取る」作業を何度か繰り返してください。

黒カビの落とし方

黒カビは無水エタノールだけでは除去できない可能性があるので、重曹も使用しましょう。ただし、重曹は畳を変色させる可能性があるので、使用する際は十分に注意しながら作業しましょう。

《用意するもの》

  • マスク
  • 手袋
  • ほうき
  • 雑巾
  • 無水エタノール
  • スプレーボトル
  • 歯ブラシ
  • 重曹

【黒カビの掃除方法】

  • 掃除を始める前に、マスクと手袋を着用してください。
  • カビ胞子を外に出すために、窓を開けて換気をしましょう。
  • まずは掃除機とほうきを使い、畳表面のホコリや汚れを取り除きます。
  • 畳の上に重曹を粉のままふりかけ、その上からスプレーボトルに入れた無水エタノールを噴きかけてください。
  • 歯ブラシで、畳の溝に入り込んだホコリや汚れ、黒カビを掻き出しましょう。
  • 再度無水エタノールを噴きかけ、乾いた雑巾で拭き取ります。
  • 掃除後はしっかりと畳を乾燥させてください。

畳のカビを予防する方法

畳にカビが生えないように、普段から予防することも大切です。予防方法を紹介するので、日頃のお手入れの参考にしてください。

定期的に換気を行う

畳の部屋はこまめに換気を行い、風通しをよくすることが大切です。湿度を下げるためにも、定期的に換気を行いましょう。

喚起は空気中に浮遊するカビ胞子を、外に排出するためにも必要な予防方法です。畳の部屋の風通しが悪い場合は、扇風機や除湿器、エアコンも活用してください。

畳をこまめに掃除する

畳は普段からきちんと掃除を行いましょう。ホコリや汚れはカビの養分となるので、カビの発生や繁殖を防ぐためにもこまめな掃除が大切です。

掃除機やほうきを使い、畳の上や溝に入ったホコリや汚れを取り除きましょう。皮脂汚れもカビの養分となるので、定期的に拭き掃除をすると良いでしょう。

年に2回は念入りに畳の掃除を行うことをおすすめします。

湿度コントロールを心がける

湿気が多いと、カビが生えやすくなります。室内の湿度は75%以上にならないように、しっかりと湿度コントロールをしましょう。どうしても湿度が高くなってしまう場合は、エアコンの除湿機能や除湿器、除湿シートを活用してみてください。

また、布団を敷きっぱなしにすると、畳と寝具の間に湿気がこもってしまいます。カビの発生を防ぐためにも、布団をこまめに干す、使わない時間は畳むなどしましょう。

畳はこまめに掃除をしてカビの防止に努めよう

畳にカビが生えないように、日頃からきちんと掃除をしましょう。カビが生えてしまったときは、カビの種類に合った掃除方法で畳のお手入れをしてください。

室内の温度や湿度を管理し、カビが生える環境を作らない心がけも大切です。あまりにも畳の状態がひどい場合は、表替えを検討しましょう。

畳を長く愛用したい方は、今回紹介した掃除方法や予防方法を試してみてください。

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