インフルエンザの重症化を防ぐには、予防接種が効果的です。特に幼児や高齢者など免疫力の弱い方は、積極的な接種が推奨されています。
予防接種を受けるには、一定の費用がかかります。今回は、そんなインフルエンザワクチンの予防接種費用についてご紹介します。
■予防接種は保険適用外
一般的に、病気の治療を受ける際には健康保険が適用されます。しかし、インフルエンザワクチンの予防接種はあくまで予防に対する処置であって病気に対する治療ではないため健康保険は適用されません。原則的に、全額自己負担となります。そのため、接種する家族の人数が多ければ多いほど、または接種回数が多ければ多いほど、費用の負担は多くなります。
■平均的な予防接種の費用とは……
予防接種の費用は、医療機関によってそれぞれ異なります。また、地域や年度によっても平均的な費用は異なります。2016~2017シーズンの平均費用を見てみると、安い地域では3,081円、高い地域では3,880円となっています。約800円の開きがあり、接種費用は地域によって差があることが分かります。全国平均を見てみると、公的助成がない場合の平均費用は成人1回につき3,346円となっています。
なお、予防接種法に基づいた定期接種の対象者には、市町村によって接種費用が交付されるところもあります。定期接種の対象者に含まれる場合は、自治体や医療機関、かかりつけの病院などに問い合わせて詳細を確認することが可能です。市町村によっては、定期接種対象外の方に対しても独自の助成事業を行っているところもあります。
■予防接種だけで大丈夫?
医療機関や地域、または年度によって異なるインフルエンザワクチンの接種費用。いずれも1回につき3,000円以上の費用が必要となります。また、幼児の場合は1回だけの予防接種では十分な免疫力がつかないため、2回にわたって予防接種する必要もあります。家族に幼児の人数が多ければ多いほど、または家族の人数が多ければ多いほど、予防のための経済的負担は大きくなります。
なお、予防接種の主な役割は発症した場合の重症化を防ぐことであり、感染を予防することはできません。そこで大切なのが、咳エチケットの順守とこまめな手洗いです。
手洗いをするには水と石けんが必要ですが、携帯用のアルコール手指消毒剤なら外出先などで近くに水道がない場合でもすぐに手を洗えるので便利です。また、手に擦りこむとすぐに乾燥するのでタオルも必要ありません。感染症の対策には、予防接種と手洗いどちらかではなく、両方行うことが大切です。
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