小学校に通う子どものいる家庭では、インフルエンザの流行る時期は特に注意が必要です。なぜなら、小学生はインフルエンザの「スーパースプレッダー(感染源)」といわれているため。スーパースプレッダーによる家庭内感染や、感染を拡大させないためにも子どもには手洗いうがいを徹底させる必要があります。
そこで今回は、スーパースプレッダーについて触れると共に、子どもに対する手洗いうがいの徹底方法をご紹介します。
■スーパースプレッダーとは?
スーパースプレッダーとは、感染拡大の感染源となる特定の患者のこと。インフルエンザのスーパースプレッダーは、小学生と考えられています。子どもが感染源となり家庭内感染が生じ、親や兄妹などから社会全体へと感染が広がるのだそう。家庭内から職場全体、社会全体へと感染を拡大させないためにも、家庭で早期に対策を講じる必要があります。そのためにも、小学生の子どもには手洗いやうがいを徹底させましょう。
■小学生がスーパースプレッダーになる理由
そもそも小学生がスーパースプレッダーになるのには、いくつかの理由があります。ひとつは、日常的に集団生活を送っているため。小学生は、毎日のように集団生活を送ります。集団生活は集団感染の大きな要因でもあることから、スーパースプレッダーになる理由のひとつとなります。また、十分な免疫力が備わっていないのも理由として考えられます。小学生は体の発達が未熟なため、免疫力も十分ではありません。そのため、感染しやすいと考えられているのです。他にも、行動範囲が活発であったり、手洗いうがいなどの対策が不十分であったりするなどの理由も考えられます。しかしだからといって、行動範囲を制限することはできません。そこで重要となるのが、手洗いうがいの徹底となるのです。
■うがい手洗いを徹底させる工夫
インフルエンザの基本的な対策法といえば、手洗いとうがいです。しかし、幼い子どもに「手洗いとうがいをするように」というだけでは、徹底させることは難しいかもしれません。それを徹底させるには、何度も教え込み、「絶対にしなくてはならない」と頭にインプットさせたり、手洗いやうがいに関する絵本を読ませたり、一緒に手洗いやうがいを行うなどして教え込む必要があります。工夫して教え込むことで、効果的に徹底させられるのです。
また、うがいの際は、殺菌効果のあるうがい薬を用いるのも効果的です。うがい薬を用いることで、予防効果をより高められます。うがい薬には味付きのものもあるため、子どもがうがいしたくなるような子どもの好みの味を選ぶとよいでしょう。
インフルエンザのスーパースプレッダーとなる小学生。小学生のいる家庭では、子どもに手洗いやうがいを徹底させ、効果的にインフルエンザの拡大を防ぐことが大切です。
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