2021.07.12 インフルエンザ予防について

【医師監修】インフルエンザが重症化しやすい人とは?起こり得る症状も解説します

インフルエンザ予防について
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インフルエンザに感染すると軽症で済む場合と、重症化してしまう場合がありますが、重症化しやすい人には特徴があるといわれています。自分自身や身近な人が重症化しやすいかどうか判断するためにも、今回の記事で特徴を確認していきましょう。

インフルエンザが重症化しやすい人の特徴は?

インフルエンザが重症化しやすい人には特徴があります。もし重症化しやすい可能性がある場合は、感染しないように日ごろからしっかりと注意する必要があります。それでは、早速特徴を紹介していきます。

慢性呼吸器疾患がある人

呼吸器疾患のある人はインフルエンザが重症化しやすいといわれています。患者数が多いものとしては喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などが挙げられます。COPDの場合、インフルエンザワクチンを接種することで重篤な増悪を減少させ、死亡率を減少させることができると報告されています。

慢性心疾患がある人

小児で先天的に持病がある人や、高齢になって発症した心不全や虚血性心疾患などの慢性的な心疾患がある人も、重症化しやすいといわれています。

糖尿病などの代謝性疾患がある人

糖尿病が持病にある人も重症化しやすいといわれています。特に、血糖値が高く合併症が進行している場合は、基礎体力や免疫力が低下し、ウイルスに対する防衛反応が弱くなっています。感染時に起こる体の反応でストレスホルモンなどが増加し、血糖値が普段より高くなってしまうことも危険です。

腎機能障害がある人

腎機能障害がある場合も重症化しやすいといわれています。腎機能障害が生じているときは蛋白尿や血尿が出ることがあるので、そのような症状が無いかチェックが必要です。

例えば、慢性腎不全で透析治療を受けている人は免疫能が低下しているとも言われているので、ワクチンの接種など感染予防が重要です。

ステロイド内服などによる免疫機能不全がある人

自己免疫疾患などの治療でステロイドを内服し、免疫機能不全の状態の人もウイルスに対する防衛反応が弱まっているため重症化する可能性があります。感染しないように注意が必要です。

高齢者や乳幼児、妊婦

高齢者や乳幼児、妊婦は健康な成人に比べて免疫力が低い可能性が高いので、重症化しやすいと報告されています。高齢者はインフルエンザワクチンが一定条件のもと定期接種になっていますので年に1回の予防接種をおすすめします。乳幼児や妊婦の場合は任意接種ですが、重症化を防ぐために接種はやはり推奨されています。

なお、予防接種は医師に健康状態や服薬状況を伝えたうえで接種するようにしましょう。

インフルエンザが重症化するとどうなる?

インフルエンザが重症化すると、気管支炎や肺炎を併発する可能性があります。ウイルス性肺炎はインフルエンザウイルス自体によるもので、急速に進行して症状が出ます。重症化しやすい人の場合は細菌性肺炎も多く発症するといわれています。

小児ではほかにも「中耳炎」や「熱性けいれん」を起こすことがあり、危険性が高いのはインフルエンザ脳症です。インフルエンザ脳症の症状には意識障害、意味不明の言動、持続性のけいれんなどがあり、どう対処するか自己判断はできないので、おかしいと思ったらすぐに医療機関へ受診してください。

また解熱薬によっては脳症などの症状をさらに悪化させてしまうものもありますので、やはり自己判断での服用は控え、医師の指示に従いましょう。

インフルエンザは予防することが大切

重症化する可能性が高い方はもちろん、そうでない方もインフルエンザは予防することが大切です。インフルエンザの感染予防には、予防接種をはじめ、マスクの着用、手洗い、手指の消毒、適度な換気と加湿などが効果的です。

普段の生活に取り入れやすいものばかりですので、日頃から心がけ、習慣にするようにしましょう。

重症化するか事前に知りインフルエンザの予防をしましょう

インフルエンザは通常1週間程度で回復しますが、場合によっては重症化する可能性もあります。呼吸器疾患や心疾患がある人など、重症化しやすい特徴がある場合は、インフルエンザの感染予防をより一層心がけるようにしましょう。

万が一インフルエンザにかかってしまい、変わった症状がみられたときは、速やかに医療機関に相談してください。

工藤医師よりコメント
インフルエンザが重症化しやすい高い方でも、インフルエンザワクチンを接種することで重症化リスクを緩和することが可能です。ただし、ワクチンでも完全に感染を防ぐことはできませんので、日頃からの感染対策を徹底することが大切です。

監修者
監修者_工藤
医師:工藤孝文
内科医・糖尿病内科・統合医療医・漢方医。
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。
現在は、自身のクリニック:みやま市工藤内科で地域医療に力を注いでいる
専門は、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療・ダイエット治療など多岐にわたる。
テレビ・ラジオなどのメディアでは、ジャンルを問わず様々な医療の最新情報を発信している。
NHK「ガッテン!」では、2018年度の最高視聴率を獲得した。
著書は15万部突破のベストセラー「やせる出汁」をはじめ、50冊以上に及ぶ。
日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本東洋医学会・日本抗加齢医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会、日本甲状腺学会・日本遠隔医療学会・小児慢性疾病指定医。

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