インフルエンザのワクチンを接種すると、体内ではウイルスに対する免疫を作るための準備に取りかかります。その過程で本来目的とする反応以外の症状が現れることがあり、副反応とも呼ばれています。
副反応が起こる可能性のある期間はなるべく安静にしておく必要があります。
今回は、インフルエンザのワクチン接種後の過ごし方について紹介していきます。
※本記事は「インフルエンザワクチン」に関する紹介内容です。その他ワクチンについては注意事項等異なる可能性があります。
インフルエンザのワクチン接種後に運動はNG?
インフルエンザのワクチン接種後については、副反応などの可能性もあり、激しい運動は控えるよう注意喚起されています。
しかし、一切運動をしてはいけないということではなく、普段通りの生活についてはとくに制限されるようなものではありません。
インフルエンザのワクチン接種後の激しい運動は、副反応が起きやすくなったり、副反応が長引いてしまったり、反対に見落としてしまう可能性もあります。
日常的に部活動や軽い運動などを習慣としているような場合には、接種時に医師に相談してみると良いでしょう。
ワクチン接種後に運動を避けるべき理由
インフルエンザワクチンは接種から24時間以内に副反応が現れるケースが多く、その症状は数日で治まる傾向があります。
体内に急速に入ってきたワクチンと元々の免疫と、反応を起こしているタイミングで症状が現れやすいと考えられます。
そのため、副反応が起こる可能性の高い24時間以内は最低でも安静に過ごすことが望ましいと言えます。気になる症状が現れた場合は、接種後の経過時間に関わらず医療機関に相談するようにしてください。
インフルエンザのワクチン接種後はどの程度の運動ならできるのか
インフルエンザのワクチン接種は、特定のウイルスに対する抗体を体内に備えておき、流行に備えることを目的としています。
身体をインフルエンザウイルスから守るための免疫機能を整えるには健康な状態が望ましいため、身体が疲労している状態は望ましくありません。
その日のうちに運動をするとしても、ストレッチ、あるいは一駅分歩く程度のような日常生活の範囲にとどめ、息が上がらない程度にしましょう。
控えた方がいい運動の例
持久的なランニングや水泳、瞬発的な筋力トレーニングなど、激しい運動は避けるのが望ましいです。
体力・年齢によっては、階段の上り下りなどもハードワークになることもありますので、接種当日などは日常生活でも無理をしないことが大切です。
インフルエンザのワクチン接種後に運動以外で気をつけること
インフルエンザワクチン接種後は、運動以外にも気を付けたいポイントがあります。以下で順番に解説していきます。
接種した場所は触らない
接種後の患部は、腫れる、赤くなる、かゆみ・痛みが現れるなどの症状が現れることがあります。
症状が出た場合は、医療機関に相談しましょう。とくに子どもの場合は、注射跡が気になり掻いたり触ったりしてしまう事もあるため注意が必要です。
入浴は接種後1時間以降にする
ワクチン接種した日の入浴はとくに制限されていませんが、接種後1時間は入浴を避けるようにしましょう。
長時間の入浴は体力も奪われやすくなるため、注意してください。また、インフルエンザのワクチン接種後に何らかの症状がある方は入浴せず、医療機関に相談するようにしましょう。
過度な飲酒は避ける
インフルエンザのワクチン接種前日の飲酒は基本的に禁止されているようなことはありません。
しかし、過度の飲酒によって翌日体調を崩す可能性もあるため、なるべくワクチン接種前日は飲酒を避けるようにしましょう。
当日についてもとくに禁止されているわけではありませんが、副反応のリスクを増大させないためにも控えたほうが良いでしょう。
インフルエンザのワクチン接種後の運動は控えよう
ワクチン接種後は、身体はいつもと少し違う状態にあるということは理解しておきましょう。
日常生活レベルで体を動かす程度に止めて、激しい運動は控えることが望ましいです。
インフルエンザのワクチン接種後に痛みや腫れ、発熱や倦怠感がある場合は医療機関に相談してください。
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