2023.11.24

ガスコンロの掃除方法を汚れの種類別に紹介!重曹とクエン酸の活用方法も解説

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普段からこまめに掃除を行っていても、ガスコンロには油汚れや食品汚れ、焦げ付き汚れが蓄積しやすいです。食べ物を調理する場所なので、ガスコンロは重点的にお手入れをしましょう。

ガスコンロを掃除する際は、汚れの種類に合った掃除を行うことが大切です。今回は「汚れの種類別に重曹を使った掃除方法」を紹介します。頑固な汚れに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

ガスコンロの汚れの種類

ガスコンロに付着する汚れには、いくつか種類があります。それぞれの汚れの特徴を紹介するので、掃除をするときの参考にしてください。

油汚れ

ガスコンロの周りには、調理の際に飛び散った油が汚れとなって蓄積します。油汚れはすぐに拭き取ればきれいになりますが、放置したままにすると頑固な汚れになり、簡単な掃除では落ちない状態になってしまいます。

油汚れは粘着テープのようにべたべたするため、食材のカスやホコリを吸着する傾向があります。吸着した汚れも放置することで簡単に落ちにくくなってしまいます。

また、油汚れはガスコンロだけではなく、床や壁にも蓄積します。油汚れはできる限りすぐに拭き取りましょう。

食品汚れ

ガスコンロには醤油やソース、砂糖などの調味料が飛び散った食品汚れも蓄積しやすいです。料理を器に移す際に、食材や調味料をガスコンロにこぼした経験をした方も多いのではないでしょうか。

カレーや味噌汁、スープなどの液体の料理は、とくにこぼれやすいので注意が必要です。食品汚れは気が付いたときにすぐ拭き取れば問題ありません。

しかし、汚れの付着に気づかず時間が経つと酸化するため、汚れが落ちにくくなるほか、錆や変色の原因にもなります。

焦げ付き汚れ

ガスコンロに飛び散った食品や調味料が熱せられると、焦げ付き汚れになります。焦げ付き汚れは落としにくい傾向にあるので、根気よく掃除を行いましょう。

ガスコンロの焦げ付きは、汚れがカチカチになる前に掃除を行うことが大切です。長期間放置すると掃除の手間や労力がかかるので、こまめに掃除を行い、大掛かりな掃除をせずに済むようにしましょう。

既に頑固な焦げ付き汚れが付着している場合、一度ガスコンロをきれいにし、リセットしてあげることが大切です。

ガスコンロの汚れ落としにおすすめの掃除アイテム

ガスコンロを掃除する際に、用意しておきたい4つのアイテムを紹介します。掃除の用途はガスコンロに限りませんので、ホームケアアイテムとしてこの機会に準備しておきましょう。

重曹

ガスコンロに付着する汚れの多くは酸性の性質を持ちます。汚れを落とすには反対の性質を持つ洗剤やアイテムで掃除をすると汚れ落ちが良くなるので、アルカリ性の重曹を使いましょう。

油汚れや食品汚れの酸性汚れは、重曹が中和してくれます。重曹は食品にも使われている素材なので、強い洗剤を使うのを躊躇しがちなガスコンロの掃除にも気軽に使用できます。

ただし、掃除用に販売されている重曹は調理には使えないため、掃除以外の用途でも使用したい場合は説明書きをしっかり読んでから購入してください。

クエン酸

クエン酸は酸性の成分です。殺菌効果に期待ができるため、ガスコンロの気になるニオイや雑菌の掃除にクエン酸が役立ちます。

ただし、クエン酸はガスコンロに付着する汚れと同じ性質のため、汚れを落とす効果には期待ができません。汚れを落とすアイテムとは別に、ニオイや雑菌のケアとしてクエン酸を活用してください。

クエン酸と重曹を混ぜると洗浄力の高い炭酸泡が発生するため、頑固な焦げ付き汚れを落とす効果に期待できます。掃除アイテムは上手に使い分けましょう。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダはアルカリ性のため、酸性の油汚れや食品汚れを落とす効果に期待ができます。

ガスコンロの表面だけではなく、魚焼きグリルの掃除にも役立つので、1つは準備しておきましょう。セスキ炭酸ソーダは環境にもやさしい成分で、食品を扱うガスコンロやキッチン周りの掃除に活躍します。

普段の掃除でも役立つアイテムなので、ぜひ活用してみてください。

中性洗剤

ガスコンロに付着する軽めの汚れには、中性洗剤を使いましょう。重曹が使えないアルミ素材の天板でも、中性洗剤なら掃除に使用できます。

台所用洗剤は中性洗剤にあたるので、自宅にある方も多いのではないでしょうか。中性洗剤はガスコンロの日常的なお手入れにもおすすめのアイテムです。

ガスコンロの素材によって使用できる洗剤は異なるので、きちんとメーカーや製品の説明書を確認してから掃除をしてください。

ガスコンロの掃除方法

ガスコンロの掃除方法を、汚れの種類別に紹介します。手順を詳しく解説しますので、ガスコンロの掃除をする予定の方は、ぜひ以下の方法を試してみてください。

頑固な油汚れの掃除方法

ガスコンロに付着する油汚れが軽めの場合、セスキ炭酸ソーダや中性洗剤で掃除できます。ラップを丸めたものかスポンジを使い、セスキ炭酸ソーダや中性洗剤でガスコンロの天板を磨きましょう。

頑固な油汚れの場合は、重曹を使うと汚れ落ちが良くなります。重曹を使った掃除の手順を紹介します。

《用意するもの》

  • ・重曹(粉)
  • ・スポンジ
  • ・乾いた布やクロス、キッチンペーパー(2枚ほどあると便利)
  • ・スプレーボトル(必要に応じて)

【重曹を使った油汚れの掃除方法】

  • ・油汚れが水分で湿っている場合、重曹を粉のままふりかけます。
  • ・油汚れがカチカチな状態の場合は、重曹スプレーを噴きかけましょう。
  • ・重曹スプレーは「重曹小さじ1杯:水100ml」の割合で作り、スプレーボトルに入れて使いましょう。
  • ・頑固な油汚れは、重曹スプレーを噴きかけてから少し時間を置きましょう。
  • ・油汚れが柔らかくなってきたら、スポンジでやさしく擦り洗いします。
  • ・濡らした布やクロスで重曹や汚れを拭き取ってください。
  • ・最後に乾いた布やクロス、キッチンペーパーで天板に残った重曹や水分を拭き取って掃除完了です。

においやこびりつきが気になる食品汚れの掃除方法

ガスコンロに付着する食品汚れの日々のお手入れには、セスキ炭酸ソーダを活用しましょう。セスキ炭酸ソーダを汚れの気になる部分に噴きかけたり、布に染み込ませたりしながら拭き掃除をしてください。

こびりついた食品汚れは、重曹を使って落とします。においが気になる場合は、仕上げにクエン酸を使用して殺菌作業を行いましょう。

重曹とクエン酸を使用した、ガスコンロの掃除方法を紹介します。

《用意するもの》

  • ・重曹(粉)
  • ・クエン酸(粉またはスプレータイプ)
  • ・スポンジ
  • ・乾いた布やクロス、キッチンペーパー(2枚以上)
  • ・スプレーボトル(必要に応じて)

【重曹とクエン酸を使った食品汚れの掃除方法】

  • ・食品汚れに水分が含まれている場合は、重曹を粉のままふりかけます。
  • ・食品汚れが固まっている場合は「重曹小さじ1杯:水100ml」の割合で作った重曹スプレーで掃除をしましょう。重曹に軽く水分を含ませ、ペースト状にして掃除をするのもよいでしょう。
  • ・重曹を汚れに噴きかけてから少し時間を置き、スポンジでやさしく擦ります。
  • ・汚れが落ちたら、濡らした布やクロスで大まかな汚れや重曹を拭き取りましょう。
  • ・乾いた布やクロス、キッチンペーパーで拭き残した汚れや重曹を拭き取ります。
  • ・最後にクエン酸を水で薄めたもの(もしくはスプレータイプのクエン酸)で、ガスコンロを拭き上げ、掃除は終了です。

(素材によってはクエン酸に含まれる酸性成分が、ガスコンロの錆や変色の原因となる場合があります。クエン酸を使用した際は、しっかりと水分を拭き取ってください。)

ガスコンロにこびりついた焦げ付き汚れの掃除方法

焦げ付き汚れはガスコンロの天板だけではなく、五徳やバーナー部分にも汚れがこびりつきやすいです。定期的に掃除を行い、きれいな状態でガスコンロを使用しましょう。

この機会にグリルの掃除も合わせて行うことをおすすめします。ガスコンロの部位別に、頑固な汚れの掃除方法を紹介します。

天板の汚れ

ガスコンロの天板にはさまざまな種類があり、汚れの落としやすさも素材によって異なります。しかし、汚れを放置すれば蓄積され、落ちにくい汚れになります。どの素材であってもこまめな掃除を心がけるようにしましょう。

 《用意するもの》

  • ・重曹(粉)
  • ・スポンジ
  • ・布やクロス、キッチンペーパー(数枚)
  • ・ぬるま湯(適量)

【天板の掃除方法】

  • ・焦げ付き汚れは研磨しながら汚れを落とすため、ぬるま湯に重曹を溶かし、重曹ペーストを作ります。
    (重曹ペーストは「水大さじ1杯:重曹大さじ3杯」の割合を目安に作ります。)
  • ・スポンジに重曹ペーストを含ませ、天板を傷つけない程度の力で焦げ付き汚れを擦り落としましょう。
  • ・汚れ落ちが悪い場合は、重曹ペーストを塗布したまま、汚れが柔らかくなるまで放置してください。
  • ・ある程度汚れが落ちたら、濡らした布やクロスで汚れと重曹を拭き取りましょう。
  • ・仕上げに乾いた布やクロス、キッチンペーパーで天板に残っている水分や重曹を拭き取ってください。

五徳の掃除方法

五徳とは、鍋やフライパンを置く突起した部分を指します。五徳を掃除する際は、ガスコンロから外して作業を行ってください。

《用意するもの》

  • ・重曹(粉)
  • ・スポンジ
  • ・使い古した歯ブラシ
  • ・ぬるま湯
  • ・五徳が入るサイズのバケツや鍋

【五徳の掃除方法】

  • ・五徳が入るバケツや鍋を用意し、五徳と重曹(大さじ3杯程度)と五徳が浸かる程度のぬるま湯を入れます。
  • ・そのまま少し時間を置いて、頑固な焦げ付き汚れをふやかしましょう。鍋で五徳を煮てから、掃除をしてもよいでしょう。
  • ・五徳にこびりついた汚れが柔らかくなったら、スポンジや使い古した歯ブラシで焦げ付き汚れを擦り落とします。
  • ・汚れ落ちが悪い場合は、重曹水(水1カップ:重曹小さじ1/2杯)を作り、キッチンペーパーに水分を含ませ五徳をラップするようにして放置してください。
  • ・汚れと重曹を水で洗い流したら、最後に五徳をしっかり乾燥させてください。

バーナーの掃除方法

バーナーとは、五徳の中心部にあるパーツです。焦げ付き汚れが付着しやすい部分なので、バーナーも定期的にお手入れしましょう。

《用意するもの》

  • ・重曹(粉)
  • ・スポンジ
  • ・スプレーボトル
  • ・使い古した歯ブラシ
  • ・バーナーが浸かる容器や鍋
  • ・布やクロス、キッチンペーパー

【バーナーの掃除方法】

  • ・バーナーは、五徳を外すと簡単に外れます。掃除の際は、バーナーをガスコンロから外して作業しましょう。
  • ・バーナーを容器に入れ、重曹大さじ3杯とバーナーが浸かる程度の水を入れます。
  • ・鍋で沸騰させるか、しばらくそのままの状態でつけ置きします。
  • ・汚れが柔らかくなったら、スポンジや使い古した歯ブラシで汚れを擦り落としてください。
  • ・最後に汚れと重曹を洗い流し、しっかりと水分を拭き取りましょう。
  • ・バーナーはきちんと乾かしてからガスコンロにセットしてください。

グリルの掃除方法

グリルはきちんと掃除を行っているつもりでも、汚れが溜まりやすい部分です。頑固な汚れになる前に、きちんとお手入れしてください。

《用意するもの》

  • ・重曹(粉)
  • ・ポリ袋(大きめの桶でも可)
  • ・スポンジ
  • ・乾いた布やクロス、キッチンペーパー

【グリルの掃除方法】

  • ・グリルをガスコンロから取り出し、ポリ袋か大きめの桶に入れます。
  • ・重曹大さじ3杯程度を加え、グリルが浸かる程度の水やぬるま湯を入れましょう。
  • ・30分ほどつけ置きします。
  • ・つけ置きして時間が経ったら、スポンジで汚れを落とします。汚れがこびりついている場合は、メラミンスポンジを使用しましょう。メラミンスポンジは研磨作用があるため、使用する際は傷を付けないように注意してください。
  • ・水で汚れと重曹をきれいに洗い流しましょう。
  • ・最後に乾いた布やクロス、キッチンペーパーで水分を拭き取り、しっかりと乾かしてからガスコンロに戻してください。

重曹やクエン酸を活用してガスコンロの掃除を楽にしよう

ガスコンロに付着する汚れのほとんどは酸性です。重曹はアルカリ性の性質を持つため、ガスコンロの頑固な汚れを落とせる可能性があります。

スポンジやブラシでも落としにくい頑固な汚れは、重曹とクエン酸を混ぜて泡を発生させ、汚れを浮かせると掃除が楽になるので試してみてください。

重曹やクエン酸は気軽に購入できる掃除アイテムなので、ガスコンロの掃除にぜひ活用しましょう。

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