2026.10.23
乾燥肌・スキンケア
クレーター状のニキビ痕は自身で治せる?できる理由や種類、スキンケア方法を紹介

ニキビが治った後の肌に、凹凸が残った経験はないでしょうか。それはニキビの炎症で皮膚がダメージを受けてできた「クレーター状のニキビ痕」の可能性が高いです。
今回は、ニキビ痕がクレーター状になる理由を解説します。種類やニキビ痕をクレーター状にさせない方法、ニキビをできにくくする方法まで紹介します。
クレーター状のニキビ痕の特徴
クレーター状のニキビ痕は、肌表面が凸凹に凹んでいるのが特徴です。形状にはさまざまなタイプがあり、複数の種類が混在するケースもあります。
赤みや黒ずみのニキビ痕とは異なり、皮膚の内部組織までダメージが及んでいるため、時間の経過だけでは改善しにくい傾向があります。
肌表面がなめらかに見えにくく、メイクで完全に隠すことも難しいため、コンプレックスにつながってしまうことも少なくありません。
ニキビ痕がクレーター状になる理由
クレーターは、ニキビの炎症が治まった後に見られる症状です。ニキビの炎症が進むと、炎症によって受けたダメージが肌に残り、クレーターになるといわれています。
ニキビは皮脂や老廃物が毛穴に詰まって起きる毛穴の炎症です。ニキビの炎症が悪化し、膿や痛みを伴うような状態になると、毛穴周辺の皮膚組織を破壊してしまい、真皮層の組織まで壊れてしまう場合があります。
炎症が進み真皮層まで破壊された場合に、肌に受けたダメージが残ると、クレーターになる可能性が高くなります。
クレーター状のニキビ痕の種類
クレーター状のニキビ痕にはいくつかの種類があり、凹み方や深さによって特徴が異なります。
「アイスピック型」は、毛穴のように小さく見えるものの、奥に向かって深く凹んでいます。

「ボックス型」は四角くはっきりと凹み、底面が平らに見えることが特徴です。

さらに深く凹んだ「深いボックス型」は、真皮の深い部分までダメージが及んでいる場合が少なくありません。

「ローリング型」は、肌が波打つようになだらかに凹むことが特徴です。

いずれも強い炎症や、同じ場所でニキビを繰り返したことによって、肌組織がダメージを受けた状態と考えられています。
クレーター状のニキビ痕ができやすい部位
クレーター状のニキビ痕があらわれやすいのは、ニキビが繰り返しできやすい部位や、炎症が悪化しやすい部位です。
具体的には、皮脂分泌が多くニキビを繰り返すことが多い、おでこや眉間、鼻周りなどがあげられます。また、頬や顎、フェイスライン、おでこなど、髪の毛やマスクなどの刺激によって炎症が長引きやすい部位にも注意が必要です。
クレーター状のニキビ痕を防ぐためには、日頃からニキビを予防し、できてしまった場合には早めに適切なケアを行うことが求められます。
クレーター状のニキビ痕と開き毛穴の違い
クレーター状のニキビ痕と開き毛穴は似ていますが、原因や肌内部の状態には違いがあります。
開き毛穴は、過剰な皮脂分泌や乾燥、加齢などによって毛穴が押し広げられ、毛穴が丸く目立ちやすくなった状態です。皮膚組織そのものが失われているわけではありません。
一方、クレーター状のニキビ痕は、強い炎症によって肌の奥にある組織がダメージを受け、凹みとして残った状態です。肌の表面だけでなく内部構造にも影響が出ていることが、開き毛穴と大きく異なる点です。
開き毛穴については、以下のコラムもあわせてご覧ください。
セルフケアでクレーターは治せる?
ニキビによるクレーターは、軽度のものであればセルフケアで多少滑らかになる可能性があります。しかし、クレーターの多くはセルフケアでの改善が難しいため、気になる場合は医療機関に相談しましょう。
クレーターをセルフケアする場合は、保湿を重視しながらも、毛穴引き締め効果が期待できる成分が含まれたアイテムで、丁寧にスキンケアを行いましょう。
化粧水や美容液は、コラーゲンやプラセンタ、ビタミンC誘導体などの成分が入ったものがおすすめです。
ただし、クレーターはセルフケアでの改善が難しいため、「これ以上目立たせないようにする」という気持ちでケアし続けましょう。
ニキビをクレーターにさせない方法
クレーターを増やさないためには、ニキビを悪化させないことが重要です。ここでは、ニキビができてしまったときに、悪化させない方法を紹介します。
ニキビに刺激を与えない
ニキビができたときに、気になって触ってしまった経験はありませんか。ニキビを悪化させないためには、触ったり潰したりして刺激を与えないことが大切です。
ニキビを触ると刺激になるだけでなく、手についている細菌がニキビに入って炎症を悪化させる可能性もあります。早く治すためにも触らないようにしてください。
また、ニキビができると自身で潰してケアを行う方もいます。しかし、ニキビを潰すと肌を傷つけてニキビ痕になるリスクを高めてしまうため、潰さないようにしましょう。
なるべくニキビ部分にメイクをしない
ニキビができると、メイクで隠したくなるかもしれませんが、メイクは毛穴をふさいでしまう可能性があり、ニキビを悪化させる原因にもなります。
仕事などでどうしてもメイクをしなければならない場合は、ニキビ部分にはコンシーラーなどの油分が多いものを使わず、油分の少ないパウダーファンデーションを薄くつけるようにしましょう。
なるべくメイクをする時間を短くしたほうが良いため、帰宅したらすぐにクレンジングでメイクを落とすようにしてください。
ニキビができたときのメイクについては、以下のコラムもあわせてご覧ください。
「【医師監修】ニキビができているときのメイクのポイント・スキンケア方法を紹介」
紫外線対策をする
紫外線は肌のバリア機能を低下させる、ニキビの原因であるアクネ菌を増殖させるなど、ニキビに悪影響を与えるといわれており、ニキビの部位に紫外線が当たると、悪化する可能性があります。
紫外線は天候や季節に関係なく降り注いでいるため、日焼け止めを塗る、帽子や日傘を使うなどして毎日対策しましょう。
また、肌に日焼け止めが残っていると、ニキビを悪化させる可能性があるため、夜にはきちんと日焼け止めを落とすようにしてください。
ニキビをできにくくする方法

クレーターを作らないためには、ニキビができにくい肌を目指すことが大切です。ここからはニキビをできにくくする方法を紹介します。
朝晩1回ずつ適切な洗顔をする
ニキビができにくい肌を目指すなら、適切な洗顔で肌を清潔に保つことが大切です。顔を触る前は必ず手を洗ってから、クレンジングや予洗いを始めましょう。
予洗いからすすぎまで、34~36℃くらいのぬるま湯を使います。熱いお湯は肌のうるおいを守るために必要な皮脂を洗い流しすぎて肌を乾燥させてしまう可能性があるので、お湯の温度には注意が必要です。
洗顔するときは、泡立てネットを使ってしっかり泡立てた泡をクッションにして、皮脂が多い額や鼻から泡をのせ始め、肌に直接触れないように丁寧に洗っていきます。
すすぐときも擦らないことを意識して、髪の毛の生え際やフェイスラインなど泡が残りやすいところまで丁寧にすすぎましょう。
ニキビができているときも、この方法でニキビを刺激しないように優しく洗ってください。
ニキビができたときの洗顔については、以下のコラムもあわせてご覧ください。
「ニキビケアは洗顔が重要!洗顔料の選び方や適切なスキンケア方法を紹介」
しっかり保湿する
ニキビが気になるからと保湿を避けると、乾燥によって皮脂が過剰に分泌され、かえってニキビにつながる可能性があります。また、乾燥によってターンオーバーが乱れ、毛穴詰まりや炎症を起こしやすくなることも考えられます。
保湿が直接ニキビの予防や改善につながるわけではありませんが、健やかな肌を保つためには適切な保湿も必要です。
肌の乾燥が気になる方は、ヒアルロン酸やセラミド、ヘパリン類似物質が含まれたスキンケアアイテムを試してみましょう。ヘパリン類似物質配合のスキンケアアイテムは、健栄製薬のオンラインショップでも取り扱っているため、ぜひ購入を検討してみてください。
ビタミンをバランス良く摂取する
毎日いろいろなものを食べているつもりでも、ニキビをできにくくするためのビタミン類が不足している方は少なくありません。
ニキビができにくい肌を目指すなら、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEをバランス良く摂ると良いでしょう。
ビタミンB群は、美肌づくりに欠かせない栄養素で、玄米や肉、バナナなどに含まれています。バリア機能を高めるといわれているビタミンEを摂るには、いわしやオリーブオイル、アーモンドを食べると良いでしょう。
ニキビ対策に必要ともいわれるビタミンCは、トマトやキウイ、イチゴなどに豊富に含まれています。ビタミンをバランス良く摂取して、ニキビに悩まなくて良い肌を目指しましょう。
一方、糖質や脂質が高いものを摂り過ぎると、ニキビができやすくなるため、なるべく控えるようにしてください。
ニキビが気になるときの食事については、以下のコラムもあわせてご覧ください。
「ニキビ改善におすすめのビタミンは?食べ物や生活習慣を見直して肌を整えよう」
十分な睡眠をとる
睡眠は、健康的な肌を目指す上で欠かせないものです。眠り始めてから約3時間後に、肌や細胞を修復させる「成長ホルモン」が分泌されるため、成人なら最低7時間を目安に睡眠をとるようにしましょう。
また、ニキビができにくい肌を目指すなら、睡眠時間だけでなく睡眠の質も重要です。就寝の2時間程度前に入浴をすると、睡眠の質が向上するといわれているため、入浴時間を調整すると良いでしょう。
一方、寝る前にスマホを見たり食事をしたりすると、睡眠の質が下がるともいわれています。睡眠の質を上げるためにも、寝る前はなるべくリラックスして過ごすようにしましょう。
ストレスを溜めない
ストレスを感じると、皮脂が過剰に分泌され、ニキビの原因になるといわれています。ストレスのない生活を送るのは難しいため、自身に合ったストレス解消方法を見つけて、普段からストレスを溜めないように意識してください。
例えば、お風呂にゆっくり浸かる、軽く運動する、映画を観るなど、好きなことやリラックスできると感じる方法なら何でも良いので、癒しの時間を設けましょう。
クレーター状のニキビ痕をつくらないためには早めの対策が重要
肌の凹凸であるクレーターの多くは、炎症がひどくなったニキビの痕です。クレーターは深さなどの状態にもよりますが、セルフケアで改善することが難しいものが多いです。どうしても気になる方は、医療機関に相談するのが良いでしょう。
クレーター状のニキビ痕を増やさないためには、ニキビを悪化させないこととニキビのできにくい肌を目指すことが大切です。普段から、適切なスキンケアと健康的な生活習慣を意識しましょう。

















