Column

2026.05.14

乾燥肌・スキンケア

ニキビができるとついつい潰したくなりますが、毛穴に雑菌が入ったり、ニキビ痕になったりする可能性があります。また、潰してしまった場合は、適切な対処により悪化を防ぐことが重要です。

今回は、ニキビを潰した後の対処法として、自身でできる応急処置の仕方や適切なスキンケアを解説します。ニキビ肌に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

ニキビはどんな状態?特徴や種類とは

ニキビは、皮脂が溜まった毛穴にアクネ菌による感染が加わって、赤く炎症を起こした状態です。

ニキビは進行の段階によって、以下の4種類に大きく分けられます。

  • 白ニキビ:白い点のように見える状態で、ニキビの初期段階のため痛みや腫れはほとんどない
  • 黒ニキビ:老廃物が酸化して白い点が黒く見えている状態で、痛みや腫れはほとんどない
  • 赤ニキビ:毛穴が塞がりアクネ菌が増殖し炎症を起こした状態で、痛みや腫れを伴う
  • 黄ニキビ:赤ニキビが進行し毛穴に膿が溜まった状態で、セルフケアでの完治は困難

このように、ニキビは種類によって状態が異なります。適切に対処するためにも、今できているニキビがどの種類・状態なのかをまず知ることが重要です。

ニキビを潰した後はどうなる?

ニキビは種類を問わず、潰さずに治すことが望ましいです。皮膚科などの医療機関ではニキビを潰して治療を行うこともあります。しかし、セルフで行うのはリスクが伴うため控えましょう。

自身でニキビを潰した後にどのような状態になるのか、詳しく解説します。

雑菌が入り炎症を起こす可能性がある

ニキビを潰すと雑菌や細菌が患部に入り、症状が悪化する可能性があります。ニキビを潰すと炎症物質が周囲に広がることがあり、潰す際の刺激によって炎症が悪化する可能性があるためです。

膿を出せばスッキリとした感覚が得られるかもしれませんが、不用意にニキビを潰すと膿を出し切れずに肌に残ってしまいます。膿が残っている状態ではニキビは治りません。もしニキビを潰してしまったら、悪化しないうちに適切な対処を行う必要があります。

ニキビ痕になる可能性がある

赤ニキビや黄ニキビなど、炎症しているニキビを潰すとニキビ痕が残る可能性があります。

通常、ニキビ痕はニキビの炎症が要因です。しかし、白ニキビや黒ニキビでも潰すことで炎症が起こり、ニキビ痕として残る場合があります。

また、爪やピンセットなどでニキビの周りの肌を傷つけることで、ニキビ痕が残る可能性もあるため注意しましょう。

クレーター状のニキビ痕などは、セルフケアで治すのが難しくなってしまいます。ニキビを潰した後は、痕になる前に早めに対処しましょう。

ニキビを潰した後の応急処置の方法は?

うっかりニキビを潰してしまった場合は、できるだけ早く適切に処置することが重要です。そこで、自宅でできる応急処置の方法を紹介します。

ただし、紹介する内容はあくまでも応急処置に過ぎません。症状が悪化している場合は、速やかに皮膚科を受診することが望ましいです。

ニキビから出た膿や血を拭き取る

まずは、潰れたニキビから出た膿や血を優しく拭き取りましょう。清潔なティッシュやガーゼ、綿棒などを使い、擦らずに優しく拭き取るようにしてください。

傷や炎症の悪化を防ぐために、肌への刺激を避けることが重要です。可能であれば、潰れたニキビを洗って清潔な状態にし、水分を拭き取るとさらに良いでしょう。

絆創膏などで保護する

ニキビを潰した部分を保護することで、外部からの刺激や汚れ、細菌の侵入を防ぐことができます。また、潰したニキビを手で触れて悪化させてしまうことも防げます。保護するには、市販の絆創膏やニキビ用のパッチを使用すると良いでしょう。

皮膚科でのニキビ治療方法は?

ニキビは皮膚科で適切な治療を受けることが望ましいです。皮膚科でのニキビ治療では、ニキビの状態に合わせて、適切な塗り薬や飲み薬が処方されます。

塗り薬は、ニキビに直接塗布することでピンポイントに作用します。一方、飲み薬は全身に作用するため、複数の部位にできたニキビにも効果が期待できます。

なお、炎症がある場合には、抗菌薬を外用または内服することもあります。

ニキビを潰さずにケアする方法

気になるニキビの適切なケア方法を紹介します。スキンケアの順番は一般的な方法と変わりませんが、注意すべきポイントがいくつかあります。

ニキビができたときの洗顔や保湿方法を詳しく紹介するので、日々のスキンケアに役立ててください。

洗顔のポイント

ニキビの大きな原因は、皮脂による毛穴詰まりです。ニキビのない肌を目指すには、まずは洗顔で毛穴に詰まった皮脂や角質などの汚れをしっかり落とすことが大切です。

ただし、洗浄力の強過ぎる洗顔料の使用や洗顔のし過ぎは、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌が乾燥する要因となるので注意が必要です。

乾燥肌は皮脂の過剰分泌を引き起こすため、皮脂を取り除き過ぎるとかえってニキビができやすい状態になってしまいます。

ニキビがある状態での洗顔の手順やポイントは、以下のとおりです。

  1. ニキビ肌は、洗顔料を十分に泡立て、キメの細かい泡を肌にのせる
  2. ニキビや肌に直接手が触れないようにしながら、泡で優しくマッサージする
  3. 最後にしっかりと洗顔料をぬるま湯で洗い流す
  4. 顔を拭く際は、ニキビや肌に刺激を与えないように、やわらかいタオルで押し当てるようにしながら水分を吸収させる

なお、ニキビの痛みや腫れにより洗浄時の刺激が気になる方は、敏感肌用の洗顔料を使うなど工夫してみてください。

洗顔料の選び方については、以下のコラムもあわせてご覧ください。

【医師監修】肌荒れしているときの洗顔料の選び方とは?適切な方法も紹介

保湿のポイント

肌の乾燥はニキビの要因の1つです。乾燥肌は皮脂の過剰分泌を促すほか、肌のバリア機能が低下することで紫外線などの刺激に敏感になる傾向があります。肌を乾燥させないためにも、洗顔後はきちんと保湿ケアを行いましょう。

基礎化粧品は少なくとも化粧水と乳液(またはクリーム)の2つのアイテムを使用すると良いでしょう。化粧水と乳液の役割は以下のとおりです。

  • 化粧水:肌に水分を与える役割があり、うるおいのある肌へと導く
  • 乳液やクリーム:肌内部の水分の蒸発を防いだり、外部の刺激から肌を守ったりする

「化粧水→乳液」の順番でスキンケアを行い、保湿ケアに努めましょう。必要に応じて美容液など、ほかの基礎化粧品をプラスしても良いでしょう。

なお、基礎化粧品は高保湿成分が含まれた製品を選ぶことが望ましいです。高保湿成分としては、ヘパリン類似物質、セラミド、ヒアルロン酸などがあげられます。

健栄製薬のオンラインショップでも、ヘパリン類似物質やセラミドが配合されたスキンケアアイテムを取り扱っています。ドラッグストアなどに行く時間のない方でも気軽に利用できるため、購入を検討してみてください。

健栄オンラインショップ[公式]はこちら

顔の保湿については、以下のコラムもあわせてご覧ください。

顔の保湿が必要な理由は?適切なスキンケア方法とおすすめの成分を紹介

ニキビの改善や予防のために体の内側からできることは?

ニキビを改善したり予防したりするためには、洗顔やスキンケアだけでなく、体の内側からのケアも重要です。

ニキビの改善や予防のために普段から意識したい生活習慣を紹介します。今日からさっそく以下のポイントを意識しながら過ごしてみましょう。

  • 栄養バランスの良い食事を摂る
  • こまめに水分補給を行う
  • 十分な睡眠時間を確保する
  • ストレスを溜め込まない

それぞれの内容について詳しく説明します。

栄養バランスの良い食事を摂る

ニキビのある状態を改善するために、まずは食生活を見直しましょう。脂肪分や糖分の多い食事は皮脂の過剰分泌の要因となり、ニキビを悪化させる可能性があります。

お菓子やジュース、揚げ物や菓子パンなどを食べることが多い方は、ニキビを改善・予防するためにも摂取量を調整してください。

また、偏食やダイエットによる栄養不足は肌に悪影響を与えます。日頃から栄養バランスの良い食事を心がけ、肌や体を健康に保ちましょう。栄養バランスの整え方がわからない方は、まず主食、主菜、副菜のある献立を意識して食事をしてみましょう。

ニキビや肌荒れを改善したいときの食事の内容については、以下のコラムもあわせてご覧ください。

ニキビ改善におすすめのビタミンは?食べ物や生活習慣を見直して肌を整えよう

肌荒れを治す食べ物は?摂取したい栄養素と肌への影響を解説

こまめに水分補給を行う

水分不足になると血行不良が起こり、新陳代謝が悪くなったり、肌のターンオーバーが乱れたりします。その結果、肌が乾燥しやすくなるため、ニキビに悩んでいる方は意識的に水分補給を行いましょう。

のどが渇いた状態は、既に水分不足の状態になっています。のどが渇く前に水分補給を行いましょう。

十分な睡眠時間を確保する

睡眠不足は、ニキビをはじめとしたあらゆる肌トラブルの原因の1つとなります。普段から睡眠時間が少ない方は、この機会に生活リズムを見直しましょう。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌を修復したり、ターンオーバーを正常に保ったりする重要な役割を担っています。睡眠不足になると成長ホルモンの分泌に影響を与えるため、普段から十分な睡眠時間を確保することが大切です。

ストレスを溜め込まない

ストレスにより免疫力が下がると、アクネ菌が増殖し、ニキビができやすくなる傾向があります。また、ストレスは皮脂の過剰分泌の原因とも考えられています。ニキビを改善・予防するためにも、普段からストレスの少ない生活を心がけましょう。

ストレスが全くない生活を送るのは難しいので、ストレス発散方法を見つけておくと良いです。趣味に時間を費やしたり、入浴時間を満喫したりするなど、リフレッシュしながらストレスが溜まりにくい過ごし方を意識してみましょう。

ニキビを潰した後は応急処置を!炎症を起こしている場合は皮膚科を受診しよう

ニキビを潰すと、炎症を起こしたり、ニキビ痕が残ったりする場合があります。うっかり潰してしまったら、速やかに対処することが重要です。

また、ニキビは適切な洗顔と保湿ケアを行い、肌の状態を整えることによって改善する可能性があります。肌に適したスキンケアアイテムを用いて、丁寧なケアを心がけましょう。

ニキビの痛みや腫れが気になる場合は、我慢せずに医療機関に相談することも大切です。スキンケア方法や生活習慣を見直してもニキビが改善しない場合は、ほかに原因がないか医師に診てもらうようにしてください。

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