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コラム
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2021.12.20

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】乾燥肌でも朝は洗顔するべき?洗顔料の選び方や適切な洗い方も紹介

乾燥肌でも朝は洗顔するべき?洗顔料の選び方や適切な洗い方も紹介

朝の洗顔は、ぬるま湯だけで行ったほうが良い、朝は洗顔しないほうが良いという話を聞いたことがある方も少なくないと思いますが、朝は洗顔をしたほうが肌にとってはよいと言えます。

そこで今回は、乾燥肌の方でも朝洗顔を行うべき理由や、洗顔料を選ぶときに注目してほしい成分、乾燥肌の方向けの適切な洗顔方法を紹介します。

洗顔後に肌のつっぱりを感じる方、慢性的に乾燥が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

乾燥肌でも朝洗顔はするべき?

就寝している間は、汗や皮脂が分泌されるほか、ホコリやハウスダストなどで肌が汚れている可能性があります。朝に洗顔すると、寝ている間に肌に付着した汚れを落とせるので、乾燥肌でも朝は洗顔をしたほうがよいでしょう。

また、寝ている間に分泌された皮脂が肌に付着したままになっていると、皮脂分泌が多い方の場合、肌のざらつきや毛穴の詰まりなどの原因になり、肌トラブルにつながる場合もあります。

朝の洗顔は、肌の汚れを取り除くだけでなくメイクのノリが良くなると言うメリットもあります。

乾燥肌の方が洗顔料を選ぶときに注目したい成分

乾燥肌のケアと言うと、化粧水や乳液などの保湿ケアに目が行きがちですが、洗顔やクレンジングで汚れを落とすこともとても大切です。実際、「洗顔料を変えたら肌トラブルが良くなった」と言う方もいるでしょう。

洗顔料を選ぶ際には、洗浄力が高すぎると肌に必要な皮脂を過剰に洗い流してしまう可能性があるので、適度な洗浄力の洗顔料を選ぶようにしてください。

また、泡立ちが良い洗顔料を選ぶこともおすすめです。顔を洗うときの摩擦が軽減されるので、肌への負担も少なくなることがあるでしょう。

ここからは、乾燥肌の方が洗顔料を選ぶときにチェックしたい保湿成分を解説していくので、ぜひ参考にしてください。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸はもともと肌の細胞と細胞の間にある成分で、高い保水力を持つと言われています。

体の関節や皮膚などさまざまな部分に含まれていますが、加齢とともに減少していくと考えられており、40代になると赤ちゃんの半分ほどまで減少するとも言われているのです。

水分を抱え込む働きをするヒアルロン酸が含まれた洗顔を使うことで、うるおいを補いながら汚れを落とすことができます。

セラミド

セラミドもヒアルロン酸と同じく肌にもともと存在し、角質層を構成している成分で、保湿の面において重要な役割を果たしています。

セラミドは、肌の乾燥を防ぎ、花粉や紫外線などの外部刺激から守る「バリア機能」を保持する働きをしています。

角質層がダメージを受けてセラミドが不足すると、バリア機能が正常に働かず、肌内部から水分が蒸発して乾燥や肌荒れなどさまざまな肌トラブルにつながる可能性があります。

水分を肌に保つ役割もするため、セラミドが含まれた洗顔料を使用するとしっとりとした洗いあがりになります。

コラーゲン

コラーゲンはヒトの皮膚の約70%を構成する成分で、肌の真皮にある線維芽細胞でつくられています。紫外線ダメージや加齢などにより減少していくと言われており、不足するとシワやたるみにつながる可能性があります。

コラーゲンが含まれた洗顔料は、水分を保持しながら肌のハリや弾力を与えます。成分表には「加水分解コラーゲン」や「水溶性コラーゲン」などと記載されているので、チェックしましょう。

スクワラン

スクワランは、サメなどから抽出された「スクワレン」を精製させてつくるオイルです。みずみずしい肌を保つ働きがあると言われる保湿成分です。

皮脂ととても近い働きをすることから、皮脂が不足してバリア機能が低下してしまった場合にもおすすめです。

スクワランは、肌のうるおいを保ちながら皮脂汚れを落とす効果が期待できます。

乾燥肌の適切な洗顔方法

乾燥肌は、デリケートになっている可能性があるので、洗顔方法がとても大切です。

まず、洗顔料をしっかりと泡立て、手で直接肌をこすらないようにし、小さな円を描くようにしながら泡で優しく洗います。手で泡立てるのが苦手な方は、洗顔ネットを活用するのもおすすめです。

洗い忘れがちな小鼻や顔の側面も意識しながら洗ったら、泡が残らないようにしっかりとすすいでください。鏡で泡が残っていないかを確認したら、やわらかいタオルを顔に押しあてるようにしてこすらないように水分をふき取ります。

乾燥肌に悩む方が朝洗顔をするときに注意すべき点は?

乾燥肌の方にとって洗顔料選びも重要ですが、毎日行う洗顔を誤った方法で続けていると乾燥肌を悪化させる可能性があります。

乾燥肌に悩む方がうるおい肌をめざすために、洗顔時に注意すべき点を紹介します。

すすぐときのお湯の温度とすすぎ方に注意

洗顔してすすぐときにお湯の温度が高すぎると、肌に必要なセラミドなどの保湿成分まで洗い流されてしまうことがあるので、乾燥肌の方はとくに注意が必要です。

クレンジングをするときは、メイクなどの油性汚れが落ちるように36℃くらい、洗顔のときは32℃くらいを目安にしてぬるま湯ですすぐようにしてください。32℃は、体温より低いので、体感だとかなりぬるくなります。

また、泡が残っていると、毛穴の黒ずみやニキビの原因になる場合があります。小鼻の横や顔の側面はすすぎ残しやすいので、意識してしっかりとすすぐようにしましょう。

ほかにも、入浴中に洗顔する場合、シャワーを直接顔に当てて泡を洗い流しがちですが、水流が強いと肌への負担になる可能性があります。洗顔料を洗い流すときは、水流の弱いシャワーや、桶などにお湯をくんで両手ですくって、泡をすすぐようにしましょう。

洗顔後はなるべく早めに保湿をする

洗顔後は、肌を乾燥から守る役割を果たしている皮脂が洗い流されており、肌内部から水分がどんどん蒸散し乾燥しやすい状態になっています。

そのため、洗顔後はなるべく早く、肌に水気が残っている間に化粧水や乳液を使って保湿ケアをするようにしましょう。

とくに乾燥が気になる部分には、白色ワセリンもおすすめです。化粧水と乳液を使ったお手入れの最後に白色ワセリンを使うと、皮脂のようにフタをして肌内部から水分が蒸散するのを防いでくれます。

白色ワセリンは不純物が少なく肌を刺激にしにくく肌がデリケートな赤ちゃんでも使えるので、乾燥して肌が敏感になっている場合でも使うことができます。

乾燥肌でも朝洗顔をして、しっかり保湿ケアを!

乾燥肌でも寝ている間の皮脂や汚れを落とさないと毛穴の詰まりなどのトラブルになる可能性があるので、朝の洗顔は必要です。乾燥肌が気になるときでも、保湿成分入りの洗顔料を使って朝洗顔をすることがおすすめです。

優しく洗顔したあとはなるべく早く化粧水と乳液などでしっかりと保湿ケアをし、うるおった肌をめざしましょう。

川﨑医師医師よりコメント

毎日W洗顔をすると乾燥肌になりやすいので、日焼け止めやファンデーションも洗顔だけで落ちるものを選ぶと良いでしょう。

監修者画像

監修者

医師:川﨑加織

皮フ科かわさきかおりクリニック院長。医学博士、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本抗加齢医学会専門医。
兵庫医科大学病院初期研修医、皮膚科入局からキャリアをスタートし、病院やクリニック勤務を経て、現クリニックを開院。 皮膚科専門医として、女性医師として、母として、患者さんの心と身体に寄り添うことを信条としている。

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