2016.03.31

うがい薬を使用する上での注意点と正しい使い方

感染症・消毒
感染症・消毒

風邪予防やインフルエンザ予防として使用する方の多い「うがい薬」。
また、喉の腫れや痛み、イガイガするときに使用する方も少なくありません。
うがい薬には、細菌・真菌・ウイルスなどを殺菌・消毒する効果があります。そのため、風邪・インフルエンザが流行する季節には、欠かせない予防アイテムとなっています。
使用方法に関しては注意しなければならないポイントがいくつかあります。以下では、風邪・インフルエンザを予防する効果的な使用方法についてご紹介します。

■風邪予防に効果的なうがいはこの方法!

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風邪・インフルエンザ予防のためにうがい薬を効果的に使用するには、「うがいの方法」がポイントです。

うがい薬を使用する前に、口の中を綺麗にするために水うがいをしましょう。このとき喉はガラガラせず、前を向いたまま頬を動かしてすすぐ程度で問題ありません。
次に、口に含んだ水を吐き出し、うがい薬(水)を含んで、上を向いて喉をガラガラさせます。喉の奥まで届くよう15秒程ガラガラするのがポイントです。

以上の方法で、うがいを行うことで風邪・インフルエンザの予防に効果的です。
なお、うがいの効用は科学的に実証されており、うがいをすることで風邪などの感染症を40%以上予防することができるとされています。特に風邪・インフルエンザが流行する季節には、正しいうがいをして健康な毎日を過ごしましょう。

■うがい薬の使用ポイント!

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うがい薬を正しく使用するには、以下のポイントを知っておくことが大切です。

1.特定の病気の方や妊娠・授乳中の方は事前に医師に相談をする

うがい薬の中には、ポビドンヨードが配合されているものもあります。
ポビドンヨードは殺菌力が高く、細菌・真菌・ウイルスに効果的です。しかし、ヨードが多く体内に取り込まれると甲状腺の働きに悪影響が生じる可能性があります。
そのため、甲状腺の病気の方や、妊娠・授乳中の方、ヨードアレルギーの方は使用前に医師に相談しましょう。うがい薬を効果的に使用するには、適したタイミングや手順を守ることが大切です。

2.口内がひどく荒れている場合は使用しない

口内炎の解消にも効果のあるうがい薬ですが、口内がひどく荒れている場合の使用は避けましょう。

3.薄めてから使用する

高い濃度のまま使用すると、アレルギーやショック反応などの症状が引き起こされる場合があります。
そのため、うがい薬を使用する際は、水で薄めることが大切です!

4.飲み込まずに吐き出する

うがい薬は、口内の細菌・真菌・ウイルスなどを殺菌・消毒するためのものです。
飲み込まないようにしっかり吐き出しましょう。

■うがい薬はこんなときに使おう!

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うがい薬を効果的に使用するには、方法やタイミングが重要となります。使用に適したタイミングは、以下のとおりです。

  • ・喉がイガイガするとき
  • ・風邪・インフルエンザが流行する季節
  • ・口臭を予防したいときや口の中がベトベトするとき
  • ・口内炎を解消したいとき
  • ・食事の前や後
  • ・喫煙した後
  • ・人の多い場所に行った後
  • ・空気が乾燥している場所に行った後

一般的に、うがい薬は風邪・インフルエンザが流行する季節に予防を目的として、使用することが主な目的と思われがちですが、様々な菌に対して殺菌・消毒の作用があるため口臭予防や口内炎予防などにも効果的です。そのため、食事の後や、喫煙をした後なども使用に適したタイミングといえます。こうしたタイミングで、1日4~5回程度使用するのが目安となっています。

なお、水だけを使用した水うがいが適したタイミングもあり、健康な人はそれでも十分であるといえます。水うがいでは口の中にある食事のかすを取り除くことができ、口の中を湿らせることで乾燥を予防できます。水うがいでも、風邪・インフルエンザ予防として不十分ではありませんが、より効果的な予防方法として、うがい薬の使用が適しています。

うがい薬の適切なタイミングやポイントを理解して正しく使用し、風邪・インフルエンザ予防を行っていきましょう。

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