2017.07.25

掃除にも健康維持にも使える「クエン酸」ってなに?

ライフスタイル
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エコブームの昨今、掃除に使えるエコアイテムとして「クエン酸」が注目を集めています。主に水回りの掃除に用いられるクエン酸は、掃除だけでなく健康維持にも活用することができます。汚れを落とすのに効果のあるクエン酸が、どのようにして健康に作用するのでしょうか。
そこで今回は、掃除にも健康維持にも使えるクエン酸についてご紹介します。

■クエン酸とは

クエン酸は、レモンやグレープフルーツなどの果実に多く含まれる有機酸の成分です。クエン酸を漢字で書くと「枸櫞」で、中国産みかんの一種を指します。名前の通り柑橘類に多く含まれ、他にも梅干しやお酢などにも多く含まれます。
クエン酸は、コウジカビの一種でデンプンや糖を発酵させて作ることができます。人工的に作られたものは、無色や白色の結晶、または粉末状で水に溶けやすいのが特徴です。

■クエン酸の特徴

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クエン酸は酸性のためカルシウムなどを溶かす作用があり、アルカリ性の成分を中和する効果があります。身近なアルカリ性の成分としては水アカや石鹸カスなど、主に水回りの汚れがあげられます。水回り汚れにアルカリ性が多いことから、クエン酸は水回りの掃除に用いられています。アルカリ性の成分には他にも「アンモニア臭」などがあります。アンモニア臭が気になる代表的な場所といえば、トイレです。クエン酸をトイレ掃除に用いることで、トイレの気になる臭いを消臭することもできます。

水回りの掃除に適しているクエン酸ですが、カルシウムを溶かす作用があるため主成分が炭酸カルシウムの大理石には用いることができません。壁や浴槽に大理石を用いている場合は、使用するのは避けましょう。
クエン酸は酸性のため、もしも目に入ってしまうと強い痛みを感じます。取り扱いには十分注意しましょう。

■掃除だけでなく、健康維持にも欠かせない成分

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天然由来の成分で安心して掃除に使うことのできるクエン酸。そんなエコ掃除にぴったりのクエン酸は、食品添加物として使用することも可能です。
クエン酸は、身体に不可欠な成分のひとつです。活動エネルギーを作り出す「クエン酸サイクル」の中で最も重要な働きをするのが、クエン酸なのです。クエン酸サイクルとは、エネルギーを作り出すための体内燃焼システムのこと。クエン酸サイクルがスムーズに働くことで、体内の脂肪や乳酸が分解され、エネルギーに変換されます。エネルギーがなければ、身体は健康を維持することができません。つまりクエン酸は、健康に生きるために欠かせない成分なのです。

掃除だけでなく健康維持にも活用できるクエン酸。クエン酸は、ドラッグストアなどで手軽に購入することができます。清潔な水回りや健康を維持するためにも、クエン酸を活用しましょう。

 

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