2026.08.19
乾燥肌・スキンケア
おでこのニキビの原因は?種類や治し方、NG習慣を詳しく解説

「おでこのニキビがやっと治ったと思ったらまたできていた」という経験はないでしょうか。
おでこは皮脂腺が多く、髪の毛による刺激も受けやすいためニキビができやすい場所です。さらに、おでこのニキビは繰り返しやすい傾向があるので、多くの方が悩みを抱えています。
そこで今回は、おでこのニキビが繰り返しできる原因を世代別に解説します。おでこのニキビを繰り返さないようにするための、スキンケア方法や生活習慣のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
おでこにニキビができる原因
ニキビがおでこにできる原因は、年齢によって異なります。以下で、思春期にできるおでこのニキビと、大人になってからできるおでこのニキビの原因を解説します。
思春期にできるおでこのニキビの原因
思春期とも呼ばれる10代にできるおでこのニキビは、ホルモンの分泌が盛んになる影響で皮脂が過剰に分泌されやすくなることが主な原因です。
大人になる過程にある思春期は、性ホルモンや成長ホルモンの分泌が活発になるといわれています。これらのホルモンの刺激を受けると、皮脂が分泌されやすくなり、毛穴に皮脂が詰まることでニキビができてしまうのです。
おでこや鼻まわりなどは皮脂腺が多いため、思春期にできるおでこのニキビの多くはホルモンの影響で過剰になった皮脂によるものだと考えられています。
大人にできるおでこのニキビの原因
大人のおでこのニキビは、思春期ニキビと異なりさまざまな原因が考えられます。外的要因として考えられるのは、整髪料の影響やシャンプーのすすぎ残し、前髪の擦れなどです。
内的要因としては、疲れやストレス、食生活や睡眠など生活習慣の乱れ、生理によるホルモンバランスの乱れなどが考えられます。
大人になると徐々に皮脂の分泌量が減少するため、思春期と比較するとおでこのニキビはできにくい傾向にありますが、悩んでいる方は少なくありません。大人にできるおでこのニキビの場合は、繰り返しできる原因を見極めて対策する必要があります。
おでこのニキビの種類
おでこにできるニキビは、進行の段階によっていくつかの種類に分けられます。見た目や状態によって適切なケア方法が異なるため、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。
代表的なニキビの種類は、以下のとおりです。
| 種類 | 炎症の有無 | 特徴 |
| 白ニキビ | なし | 毛穴に皮脂や角質が詰まった状態 白っぽく小さく盛りあがるが、痛みや赤みはない |
| 黒ニキビ | なし | 詰まった皮脂が酸化して黒く見える状態 毛穴が開いており、炎症は起きていない |
| 赤ニキビ | あり | アクネ菌が増殖し炎症が起きた状態 赤みや腫れがあり、痛みを伴うことがある |
| 黄ニキビ | あり | 炎症が進み、膿が溜まった状態 中央が黄色く見え、悪化するとニキビ痕のリスクが高まる |
ニキビは、毛穴に皮脂が詰まることから始まり、放置すると炎症へと進行していきます。

そのため、初期の白ニキビの段階で適切にケアすることが大切です。
おでこのニキビはニキビ痕として残りやすい?
おでこのニキビは、炎症の進行度によってニキビ痕につながる可能性があります。白ニキビや黒ニキビの段階でも放置すると悪化する可能性があり、赤ニキビや黄ニキビに進行すると炎症が深部に広がり、色素沈着や凹凸が残るリスクが高まります。
おでこは皮脂の分泌量が多く、前髪や汗などの刺激を受けやすいため、炎症が長引きやすい部位です。ニキビ痕を防ぐためには、初期段階で適切にケアし、炎症を悪化させないことが重要になります。
おでこのニキビが気になるときのセルフケア

繰り返しやすいおでこのニキビを改善するには、スキンケアと同時に生活習慣の見直しが大切です。
以下では、おでこのニキビができにくい肌を目指すための方法を紹介します。
整髪料やシャンプーの使い方に注意する
おでこのニキビは、シャンプーや整髪料の影響を受けている場合があります。
シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しは、ニキビの原因であるアクネ菌の栄養源になり、ニキビができやすくなるといわれています。シャンプーやコンディショナーを使った後は、念入りにすすぐようにしましょう。
また、整髪料も油分を含んでいるため、おでこにつくと毛穴を詰まらせてニキビの原因になる可能性があります。整髪料を使うときは、おでこにつかないように注意してください。
汗はすぐにふき取る
おでこのニキビは位置的に、汗の影響を受けやすくなります。汗をかいたときは、なるべく早く清潔なハンカチでふき取りましょう。
とくにじっとりとした皮脂を含んだ汗は、ニキビに悪影響を与えるといわれています。おでこにベタつく汗をかいていると感じたときは、ウェットティッシュで優しくふき取るようにしてください。
食生活を見直す
ニキビの根本原因には、皮脂の分泌量が関わっているといわれています。そのため、皮脂の分泌量に悪影響を与える食生活を見直すことも大切です。
糖質や脂質の多いジャンクフードやお菓子を食べ過ぎると、皮脂の分泌が多くなる傾向にあります。
糖質や脂質の摂り過ぎに注意しつつ、ビタミン類をバランス良く摂るようにしましょう。ビタミン類は肌の新陳代謝をサポートするほか、皮脂の分泌量を調整するなどの働きが期待できます。
健康な肌を目指すためにも、タンパク質、炭水化物、脂質のバランスを意識して、野菜や魚、肉など、いろいろなものをまんべんなく食べるようにしましょう。
ニキビ改善におすすめの食生活については、以下のコラムをあわせてご覧ください。
「ニキビ改善におすすめのビタミンは?食べ物や生活習慣を見直して肌を整えよう」
十分な睡眠を取る
ニキビのできにくい肌を目指すには、質の良い睡眠をしっかり取るのも大切です。私たちの肌は眠っている間に、新しいものに生まれ変わったり修復されたりします。肌を健康に保つ働きに欠かせないと考えられているのが成長ホルモンです。
成長ホルモンは、入眠後3時間後くらいから分泌されるといわれており、肌の健康を保つには睡眠の時間と質が重要になります。
睡眠の質を高めるためには、リラックス時に優位になる副交感神経を活発にすることがポイントです。
ぬるめの湯船にゆっくり浸かる、寝る前にストレッチをするなどして、副交感神経が優位になるように心がけましょう。
また、寝る前にスマホやテレビを見ると交感神経が優位になり、睡眠の質が下がるといわれています。入眠の1時間ほど前から照明の明るさを下げて、なるべくデジタル画面を見ないようにしましょう。
適切な洗顔で肌を清潔に保つ
ニキビのない健康的な肌を目指すなら、朝晩1日2回の適切な洗顔で肌を清潔に保ちましょう。洗顔の前には石けんで手を洗い、清潔な手で洗顔するのもポイントです。
洗顔をするときは、洗顔料を洗顔ネットなどでしっかり泡立ててください。きめ細かな泡が立ったら、泡をクッションにして、直接手で肌を擦らないように意識しながら顔を洗います。
顔を濡らすお湯の温度が高過ぎると、皮脂を過剰に洗い流してしまい乾燥の原因になる可能性があります。お湯の温度は34~36℃と、少しぬるいと感じる程度に設定しましょう。
洗顔については、以下のコラムをあわせてご覧ください。
「【医師監修】肌荒れしているときの洗顔料の選び方とは?適切な方法も紹介」
丁寧に保湿する
乾燥がニキビの直接の原因になるわけではありませんが、乾燥により肌のバリア機能が低下すると、ニキビができやすくなることがあります。
一方で、皮脂が多い方が油分の多いスキンケアアイテムを使用することも、ニキビの原因になるため、自身の肌の状態に合ったアイテムを選ぶことが大切です。
乾燥が気になる方は、ヘパリン類似物質配合のスキンケアアイテムを使用するのも良いでしょう。ただし、ニキビや湿疹、かゆみなど肌に異常がある場合には、自己判断で使用せず、医師に相談することが重要です。
ヘパリン類似物質配合のスキンケアアイテムは、健栄製薬のオンラインショップでも取り扱っているため、ぜひ購入を検討してみてください。
おでこのニキビを悪化させるNG習慣
ニキビができてしまったときに、間違った対策をすると悪化させる可能性があります。刺激を受けるとニキビが悪化するほか、新しいニキビができる原因になる場合もあるため注意が必要です。
以下では、ニキビができたときにやってはいけないことを紹介します。
ニキビを触る、潰す
ニキビができたとき、つい気になって触ってしまいがちです。しかし、ニキビを触ったり潰したりすると、ニキビを悪化させる可能性があります。
ほかにも、頬杖をつくのもニキビの刺激になる可能性があるため、やらないようにしましょう。
過度に洗顔する
ニキビをできにくくするためには、1日に何度も洗顔をしたり、顔をゴシゴシ擦って洗ったりしてはいけません。
過度な洗顔が刺激となり、ニキビの炎症を悪化させる、肌が乾燥してかえって過剰な皮脂の分泌を招くなどの可能性があります。洗顔は1日2回までに留めましょう。
前髪で隠す
おでこのニキビを前髪で隠すと、髪で擦れて刺激になる可能性があります。
さらに、髪についたホコリや汚れもニキビが悪化する原因になる場合もあるため、前髪をピンで留めるなど、なるべく前髪がニキビに触れない工夫をしましょう。
繰り返すニキビは皮膚科での治療も検討しよう
おでこのニキビが繰り返しできる場合、毛穴が詰まりやすい状態が解消されていない可能性があります。そのような場合は、皮膚科での治療を検討しましょう。
近年では、毛穴の詰まりに働きかける治療があり、白ニキビや黒ニキビの段階から対処することで悪化を防げます。
炎症が進むとニキビ痕につながることもあるため、セルフケアでの改善にこだわらず、適切に対処しましょう。
おでこのニキビはスキンケアと生活習慣で改善を目指そう
おでこのニキビが繰り返す原因は、年齢によって異なります。しかし、いずれの年齢のニキビも毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌が根本にあるため、適切なスキンケアと生活習慣の改善で、ニキビのできにくい肌を目指せます。
大人にできるおでこのニキビの場合は、さまざまな原因が考えられるため、原因を見極めて対策していくことが大切です。おでこのニキビ特有の整髪料や前髪による影響にも注意しながら、きちんと治していきましょう。
ただし、炎症がひどい、痛みがある場合はセルフケアだけで改善を目指さずに、早めに医療機関へ相談してください。

















