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コラム
COLUMN

2021.09.01

乾燥肌・スキンケア

敏感肌・乾燥肌について

敏感肌とは?

敏感肌とは、その名の通り“刺激に対して敏感に反応する肌”のことをいいます。具体的には、「石けんで洗顔すると肌がヒリヒリする」、「化粧品が肌にしみる」、「紫外線を浴びると赤くなる」など、健康な肌の人では何も感じない、ささやかな刺激に対しても、過敏に反応をしてしまう状態です。

敏感肌の原因には、皮膚疾患や体質などさまざまなものがありますが、最も多いのはバリア機能の低下による肌の乾燥と考えられています。バリア機能とは、肌の最も外側にある「角質層」が外部刺激をブロックしたり、肌内部の水分を保持したりする働きのこと。このバリア機能がしっかり整っていることで、肌はしっとり潤った、弾力のある健やかな状態が維持されます。ところが、間違ったスキンケアや加齢などにより、バリア機能が崩れてしまうと、肌は乾燥状態に。この状態がどんどん進行すると、肌は刺激への感受性が高まり、敏感肌になってしまうのです。

バリア機能が『正常』な肌 バリア機能が『低下した』肌

イメージ図


乾燥肌(ドライスキン)対策

角質層が崩れ、肌のバリア機能が低下すると、肌内部の水分を保持することができなくなり、肌は乾燥してしまいます。外部の刺激にも弱くなるため、わずかな刺激からもかゆみが生じ、それを掻きむしってしまうと、肌はさらに傷ついてバリア機能もますます低下、という悪循環に陥ってしまうことも。
このバリア機能を維持するには、角質層を整えるケアが大切になります。洗顔や入浴時に肌をごしごしこすらない、外出時には日焼け止めクリームを塗るなど、角質層をダメージから守る対策を心がけるとともに、効果的に保湿剤を使用して、日々のケアでしっかり保湿することが重要です。


部位別にみた皮膚の特徴

顔の写真

一年中外気にさらされる顔は、紫外線や空気の乾燥などの影響を受けやすい部位です。全体的に皮膚が薄いですが、その中でも目元や口元は特に薄く、乾燥によるシワや白く粉を吹いた状態になりやすい傾向にあります。汗腺や皮脂腺が多いので吹き出物などの肌荒れも起こりやすいです。

女性の写真

お腹・背中

お腹と背中は体の中でも皮膚が厚く、特に背中は、かかとと並んで最も厚い部位にあたります。そのため、他の部位に比べて刺激に強いといえるでしょう。しかし、体を洗う際につい力を入れてゴシゴシとこすってしまったり、衣服による摩擦が生じたりしやすいので、バリア機能の低下を招きやすいです。結果、肌の乾燥を引き起こすことがあります。

手指の写真

手指

手指は外出時、帰宅後、食事の前やトイレの後など、一日に何度も洗うため、皮脂を洗い流しすぎてしまう可能性があります。また、家事や掃除などの水仕事も、手指の乾燥を招きます。特に、皮膚の薄い手の甲や指の関節部分は乾燥しやすく、ひどくなるとひび割れたり、湿疹が出たりすることもあります。

肘の写真

肘・膝・すね

もともと皮脂の分泌が少ない部位で、特に空気が乾く冬は乾燥しがちです。また、寒さから入浴時の湯温が高温になりやすく、浴槽に浸かる時間も長くなりがちなため、皮脂を洗い流しすぎて乾燥が進んでしまう可能性も考えられます。乾燥すると、白く粉を吹いたようになり、悪化すると肌の表面がひび割れた状態になることもあります。

かかとの写真

かかと

皮脂腺がないかかとは、体の中でも特に乾燥しやすい部位といえます。全身を支える部位のため角質層が厚いのですが、サイズの合わない靴を履いていたり、冷えたりして血行不良を起こしてしまうと、ターンオーバーも乱れ、古い角質の排出が滞ってしまいます。それにより、ガチガチと硬くなってしまうことがあります。


赤ちゃんや高齢者の肌の特徴

一般的に赤ちゃんも高齢者も、肌が乾燥しやすいといわれていますが、その理由はそれぞれに異なります。きめが細かく、ふっくらとした赤ちゃんの肌は、一見潤っているようにみえます。しかし、実は大人に比べて皮膚が薄く、肌内部の水分を保持するバリア機能も未熟です。生後しばらくの間は、お母さんのお腹の中にいたときのホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んですが、徐々にその分泌も減るため、肌が乾燥しやすくなってしまうのです。

赤ちゃんの写真

高齢者の場合、肌の乾燥は老化による肌機能の低下に起因します。加齢とともに、バリア機能の維持に欠かせない「皮脂」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」が減少するため、年々、肌は乾燥しやすい状態に。ターンオーバーも乱れやすくなるため、古い角質細胞の排出が滞り、肌がゴワゴワと硬くなりやすく、刺激に対して敏感に反応してしまうのです。

女性の写真

季節別・簡単にできるスキンケア方法

春のスキンケア

春先は、かぶれや湿疹などが現れやすいシーズン。その主な原因は、外からの刺激です。冬の間、日光を浴びる機会が少なくなっていた肌は、日光に対する抵抗力が低下しています。そのため、春の日差しを短時間浴びただけでも、赤みや湿疹を生じることがあります。しかも、春は花粉も多く飛来しているため、花粉が肌に付着してかぶれるケースもあるようです。外出する際は紫外線対策や、帰宅後のケアを心がけましょう。

夏のスキンケア

たっぷり汗をかく夏は、肌が潤っていると錯覚しやすく、化粧水だけで保湿ケアを済ませてしまう人もいるようです。しかし、水分は時間の経過とともに蒸散してしまうため、肌は潤いをキープできません。しかも肌は水分の不足を感じると、潤いを補おうと皮脂の分泌を促します。結果、皮脂は多いけれど水分が不足した、“インナードライ”の状態になることも。肌への水分補給だけでなく、油分を含む乳剤やクリームが有効でもある季節です。

秋のスキンケア

夏の間、強い陽射しを浴び続けた肌は、日焼けによるダメージが蓄積されています。強い陽射しを浴びて厚くなった角質層は、徐々に元の厚みに戻っていきますが、その過程において、肌の表面はザラザラと荒れた状態になってしまいます。肌の表面が荒れていると刺激に敏感になるため、肌のコンディションを整えておくことで、冬を乗り切る下準備をしておくとよいでしょう。

冬のスキンケア

冬は寒気によって肌の機能が著しく低下し、皮脂や汗の分泌も減少します。さらに、空気の乾燥や熱いお湯での入浴などによっても肌の潤いが失われるため、乾燥肌は加速度的に進行しやすいです。保湿力に優れたクリームなどで、こまめに保湿ケアすることが何より大切。特に、皮脂分泌が少ない肘や膝、かかとは、入念にケアをしましょう。また、体を温めて血行を促すと新陳代謝が整い、肌の状態もよくなります。軽い運動やストレッチなどを習慣にするのもオススメです。

からだの部位、年齢や体質などにより、乾燥しやすさやその状態はそれぞれ違いがあるものです。また、1年を通じて季節により異なる原因で悩まされることのある乾燥肌。適切にケアを行い、症状が悪化してしまい悪循環とならないよう対策をしましょう。


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