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コラム
COLUMN

2023.09.14

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】ボディの乾燥肌を予防・ケアする方法は?ボディクリームの選び方も紹介

体が乾燥してかゆみや赤みで悩んでいる方は多いです。体が乾燥する原因は、空気が乾燥する冬だけではありません。そのため、体が乾燥しがちな方は、1年を通して乾燥対策をする必要があります。

今回は、肌が乾燥する原因や、ボディケアの方法などについて解説します。体の保湿にかかせないボディクリームやローションの選び方についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

体全体が乾燥する原因

洗顔後に顔が乾燥することはよくありますが、それだけでなく体全体が乾燥してしまう方も多いのではないでしょうか。

体全体が乾燥する原因はいくつかあります。乾燥してしまう原因について、以下で詳しく説明します。

体の洗いすぎ

体を洗いすぎると必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌が乾燥しがちになります。

皮脂は体のうるおいを保ち、肌の乾燥を防ぐ役割があります。体をゴシゴシ洗うだけでなく、洗浄力の強いボディソープで洗うことでも、必要な皮脂を洗い流してしまう可能性があるので、注意が必要です。

エアコンの使用による空気の乾燥

エアコンの風によって空気が乾燥し、肌も乾燥しやすくなります。

冷房は空気を冷却・除湿して室内の温度を下げます。一方で暖房は気温が低いところから空気を温めるため、湿度が下がり室内が乾燥します。

長時間エアコンがきいている場所にいると、肌も乾燥しやすくなります。

加齢による皮脂分泌の低下

年齢を重ねることで皮脂の分泌量が低下し、肌が乾燥することがあります。

また、加齢に伴い肌のターンオーバーの速度も低下し、肌荒れや乾燥肌の原因につながることもあります。

紫外線による肌のダメージ

紫外線は肌のバリア機能にダメージを与えます。バリア機能は、肌のうるおいを保つ働きがあります。バリア機能がダメージを受けると、肌荒れや乾燥肌の原因になります。

体全体の乾燥を予防・ケアする方法

乾燥肌は、日頃のケアによって予防や改善ができます。以下で肌の乾燥を予防・改善するためのボディケア方法について紹介します。

刺激の少ないボディソープを使う

上述したとおり、洗浄力の強いボディソープは必要な皮脂まで洗い流してしまいます。

そのため、乾燥を防ぐために刺激の少ないボディソープを使い、やさしく体を洗うと良いでしょう。

シャワーや湯船のお湯はぬるめにする

熱いお湯は肌にダメージを与えてしまうため、肌が乾燥する原因になります。

お湯の温度は、38~40℃がおすすめです。湯船に浸かるときには、あまり長湯をしないことも意識しておくと良いでしょう。

日焼け止めクリームを使って肌を紫外線から守る

紫外線は夏場だけでなく1年中降り注いでいるため、夏場以外も日焼け止めクリームを塗って紫外線対策をしましょう。

日傘などの紫外線対策もおすすめです。日焼け止めクリームは帰宅したらしっかり洗い流すようにしましょう。

ボディクリームやローションを使う

お風呂上がりは肌から水分が蒸発しやすく、放置することで肌が乾燥しやすくなります。肌から水分が蒸発しないように、ボディクリームやローションで保湿すると良いでしょう。

ボディクリームやローションは、入浴後なるべく早く塗るのが望ましいです。塗るときは、擦らず広範囲に塗ると良いでしょう。

体全体が乾燥しているときのボディクリーム・ローションの選び方

ボディクリームやローションはさまざまな種類があります。ボディクリームやローションの選び方を以下で紹介します。

敏感肌用を選ぶ

肌が乾燥しているとバリア機能が低下し、多少の刺激にも反応しやすくなります。

肌の負担になる成分が含まれているボディクリームやローションは避け、敏感肌用のものを選ぶと良いでしょう。

肌の状態に合わせて選ぶ

肌の乾燥がひどい場合、ボディローションだけでは乾燥してしまう可能性があります。

乾燥がひどい場合にはローションを塗った後に、ボディクリームを塗ることで肌表面の水分が蒸発しにくくなるので、おすすめです。

ただし、べたつきが気になる夏場はローションのみなど、肌の状態に合わせて選ぶと良いでしょう。

乾燥肌の方におすすめの成分

肌の乾燥が気になるときは、肌に必要な成分が減少しているサインでもあります。その必要な成分をボディクリームやローションを使って補充していくことも大切です。

以下ではどのような成分が含まれているボディクリームやローションを選ぶと良いか解説します。

保湿効果をもたらす「セラミド」

セラミドは、肌の角質層にある脂質成分です。加齢とともに減少していくといわれており、減少することで、しわやたるみにも影響していると考えられています。

セラミドが含まれるボディクリームやローションであれば、不足しているうるおいを補充してくれる効果が期待できます。

年齢とともに減少する「ヒアルロン酸」

ヒアルロン酸は、糖の一種です。表皮の下と真皮で存在して、細胞と細胞の間の隙間を埋めて、細胞を守ってくれる働きがあります。

細胞と細胞の隙間を埋めることで、肌表面のうるおいを保ってくれる効果があります。

保湿性に優れる「ヘパリン類似物質」

ヘパリン類似物質は、新陳代謝を促してくれる成分です。「保湿」「血行促進」「抗炎症」の3つの作用があります。そのため乾燥肌や肌荒れの予防効果に期待ができます。

肌の乾燥や、肌荒れが気になる方は「ヘパリン類似物質」が含まれたボディクリームやローションを選ぶと良いでしょう。

ボディクリームやローションを使って肌の乾燥を防ごう

乾燥肌は、肌のバリア機能が低下することが原因で起こることが多いです。

肌の乾燥が気になるときには、ボディクリームやローションで保湿してください。ボディローションだけで肌が乾燥してしまう場合は、より肌表面の水分が蒸発しにくいボディクリームを塗ると良いでしょう。

ボディクリームやローションは、セラミドやヒアルロン酸、ヘパリン類似物質など、保湿効果が高い成分が含まれているものがおすすめです。

泉医師からのコメント

肌が乾燥すると外界からの有害な化学物質や微生物から体を防御することができなくなります。その結果、皮膚に侵入した物質に対し、アレルギー反応が引き起こされ、皮膚の炎症やかゆみの原因となります。適切な洗浄やスキンケアを心がけて健やかな肌を目指しましょう。

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監修者

医師:泉 さくら

日本皮膚科学会皮膚科専門医。
琉球大学医学部卒業/東京大学医学部附属病院皮膚科・都内美容皮膚科・形成外科勤務後、ココメディカルクリニックを開業。一般皮膚科、美容皮膚科、アレルギー外来、女性外来を行い、漢方薬などを用いた近代西洋医療と補完代替医療、伝統医学等を組み合わせて行う統合医療を積極的に取り入れている。

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