2025.01.26
乾燥肌・スキンケア
ニキビの膿を出すのはNG?間違った対処法や治し方・予防方法を解説

ニキビが悪化し膿が溜まると、早く治したい気持ちから、潰してしまった経験がある方は多いかもしれません。
しかし、自己判断で膿を出す行為は、炎症の悪化やニキビ痕につながる可能性があります。適切な知識がないまま対処すると、かえって治りが遅くなることも考えられます。
今回は、膿が溜まったニキビの特徴や原因、やってはいけない対処法を解説するとともに、適切な治し方や予防方法について紹介します。
膿が溜まると「黄ニキビ」とよばれる
ニキビは最初、白っぽく痛みもありませんが、炎症が進むと中心部に黄色または白い膿が溜まります。
この状態を「黄ニキビ」と呼び、潰れやすく、痛みがあることが多いのが特徴です。肌の深い場所まで炎症が到達しているため、黄ニキビまで進行すると治るまでに時間がかかります。
ニキビに膿が溜まる原因
ニキビは、皮脂の過剰分泌、メイク汚れ、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどによって、毛穴が詰まることが原因で発生します。
毛穴が詰まると、毛穴の中に皮脂が溜まり、その皮脂を栄養にしてアクネ菌が増殖してニキビができます。アクネ菌が増殖すると、毛穴で炎症を起こし、炎症が進むと膿が溜まります。
黄ニキビを治す方法は?
黄ニキビまで炎症が進行すると、自然治癒には時間がかかります。時間がかかるとニキビ痕が残り、治癒するまでに潰れて悪化するなどのリスクが伴います。
アクネ菌と炎症に適切に対処するには、医療機関を受診して塗り薬や飲み薬で治療をするのが良いでしょう。
膿が溜まったニキビの間違った対処法
膿が溜まったニキビを見ると、早く治したい気持ちから、自身で膿を出したほうが良いと感じてしまうかもしれません。しかし、自己判断で膿を押し出すのは間違った対処法です。
また、ニキビを気にして洗顔の回数を増やすのも避けたい行動です。洗い過ぎは肌の乾燥を招き、皮脂分泌のバランスを崩してニキビを悪化させることがあります。洗顔は1日2回を目安に行い、保湿を怠らないようにしましょう。
自身でニキビの膿を出してはいけない理由
前述のとおり、自身でニキビの膿を押し出す行為は患部に強い刺激を与え、肌に大きな負担をかけます。
以下では、ニキビの膿を自身で出すことで生じる具体的なリスクについて解説します。
症状の悪化や長引く可能性がある
ニキビの膿を無理に押し出すと、患部に強い刺激が加わるため、炎症が広がりやすくなります。
指先や爪に付着した菌が患部に入り込むことで、赤みや腫れが強まる可能性もあります。見た目には清潔にしているつもりでも、完全に菌の侵入を防ぐことはできません。
また、自身で膿を出した場合、膿を完全に取り切れないケースも少なくありません。その結果、炎症が続き、ニキビが治りにくくなる原因になることも考えられます。
ニキビ痕が残りやすくなる
自己処理によって皮膚の深い部分まで傷つくと、凹み(クレーター)、茶色い色素沈着、赤く盛りあがった痕など、さまざまなニキビ痕が残る可能性が高くなります。
ニキビ痕はセルフケアだけでは改善が難しく、状態によっては専門的な治療が必要になる場合もあります。ニキビ痕を残さないためにも、自己判断で処理しないことが大切です。
なお、ニキビ痕については、以下のコラムもあわせてご覧ください。
「ニキビ痕はきれいに消せる?原因や種類、消す方法、予防法をわかりやすく解説」
新たなニキビにつながる可能性がある
膿に触れた指でほかの部分に触れてしまうと、アクネ菌を始めとした菌が広がり、別の場所にニキビができるきっかけになることがあります。無意識のうちに触れてしまう場合もあるので注意が必要です。
また、膿を押し出した際にできた傷から菌が侵入することで、周囲に炎症が広がり、新たなニキビを誘発することも考えられます。周囲の組織を傷つけることによって、その部分まで色素沈着や瘢痕(はんこん)ができることもあります。
膿を伴うニキビがあるときのスキンケア
膿が溜まったニキビがあるときは、肌を清潔に保ちながら、しっかり保湿することが大切です。ここからは、ニキビがあるときのスキンケア方法を、順を追って説明します。
洗顔
洗顔料はよく泡立てて、きめ細かい泡を肌の上で転がすようにして洗います。ニキビや肌に直接指を触れないようにして、ゴシゴシこすらないようにしましょう。
洗顔料はぬるま湯で洗い流し、すすぐときも肌を擦らないように優しく行います。ニキビに刺激を与えないように、清潔なやわらかいタオルを押し当てるように水分を拭き取ることがポイントです。
洗顔については、以下のコラムをあわせてご覧ください。
「ニキビケアは洗顔が重要!洗顔料の選び方や適切なスキンケア方法を紹介」
化粧水・乳液
肌の乾燥もニキビの原因になり得るので、化粧水は保湿力の高いヒアルロン酸やセラミド、ヘパリン類似物質などが含まれたものを使うと良いでしょう。
化粧水→乳液の順番につけて、どちらもニキビを刺激しないように優しく広げます。
スキンケア用品の刺激が気になる場合は、添加物の少ないものや敏感肌用のスキンケアが肌に合うか試してみるのも1つの方法です。
健栄製薬のオンラインショップでも、ヘパリン類似物質が配合されたスキンケアアイテムを取り扱っているので、購入を検討してみてください。
日常でできるニキビの予防方法

ニキビの改善や予防を目指すなら、体の内側からのケアも大切です。以下では、日常で手軽に取り入れられるケア方法を紹介します。
食生活の見直し
肌をつくるのは食事なので、まずは食生活を見直すことが大切です。糖質や脂質を過剰に摂取するような食事は避け、健やかな肌作りに必要なビタミン類をバランス良く摂ると良いでしょう。
また、腸内環境も肌の状態に影響を与えるといわれています。腸を整える野菜や食物繊維を豊富に含むものを意識的に摂るのがおすすめです。
食生活の見直しについては、以下のコラムをあわせてご覧ください。
「ニキビ改善におすすめのビタミンは?食べ物や生活習慣を見直して肌を整えよう」
こまめに水分を補給する
体の水分が不足すると、肌が乾燥しやすくなり、ターンオーバーが乱れることがあります。肌の乾燥は、皮脂の過剰分泌を招き、ニキビを悪化させる可能性があるため、のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分を補給する習慣をつけましょう。
規則正しい生活を送る
不規則な生活や睡眠不足は、ターンオーバーの乱れにつながります。
肌を修復する成長ホルモンは、入眠から約3~4時間後に分泌されます。その働きを十分に活かすためには、まとまった睡眠時間を確保することも欠かせません。睡眠の質を上げるために、寝る前にストレッチをするのもおすすめです。
ストレスを溜めない
ストレスが溜まると免疫力が下がり、アクネ菌が増殖しやすい環境になります。ストレスは皮脂の過剰分泌の原因にもなるため、普段からストレスを溜めないようにしましょう。
趣味の時間を設ける、ゆっくり入浴するなど、ストレス発散方法を見つけて実践してみてください。
膿が溜まったニキビはセルフケアではなく皮膚科へ
膿が溜まったニキビは、「黄ニキビ」と呼ばれます。見た目が目立つため、早く治したい気持ちから、自身でニキビを潰して膿を出そうと考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、自己判断でニキビを潰してしまうと、炎症が悪化したり、ニキビ痕として残ったりする可能性があります。
膿を伴うニキビが気になる場合は自身で処理せず、まずは皮膚科に相談することが大切です。適切な治療を受けることで、悪化や痕が残るリスクを抑えやすくなるでしょう。

















