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コラム
COLUMN

2022.05.30

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】肌荒れした時のスキンケア方法は?原因とおすすめの予防方法を紹介

季節の変わり目や、体調の変化があると肌荒れが起きやすくなります。肌荒れを予防するためにも、日ごろからのスキンケアは大切です。

しかし、肌荒れが気になる時は、その状態に合わせたケアを追加することも必要になります。今回は肌荒れの原因や、その時のスキンケア方法について紹介します。

肌荒れの症状と考えられる原因

「肌荒れ」といっても、明確な定義はなくその種類はさまざまですが、主な肌荒れといえば、乾燥、赤みや炎症、ニキビなどが挙げられます。

まずは肌荒れの症状別に状態と考えられる原因を見ていきましょう。

肌の乾燥

本来肌にはうるおいを保つバリア機能が備わっていますが、加齢や外部刺激などでバリア機能が損なわれ、肌が乾燥します。

肌が乾燥すると、手触りがカサカサしたり、ひび割れたりといった症状が現れることもあります。

バリア機能が低下した肌は外部刺激にも弱く、少しの外部刺激でかゆみが出るなどの肌トラブルの原因になります。

赤みや炎症

肌に赤みや炎症が起きた場合は、乾燥やニキビ、湿疹、アトピー性皮膚炎などさまざまな原因が考えられます。

とくに乾燥してかゆみを伴う炎症と湿疹、アトピー性皮膚炎は見分けがつきにくいので、炎症が起きた場合は、医療機関を受診して原因を特定しましょう。

ニキビ

ニキビは思春期から20代、30代くらいまでの世代にできやすい毛穴周辺で起きる炎症です。原因は毛穴の詰まり、皮脂の過剰分泌、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖などが挙げられます。

思春期は男性ホルモンが増加することで、皮脂が過剰分泌される傾向にあり、ニキビが悪化しやすくなります。

大人ニキビはターンオーバーの乱れなどが原因で、毛穴が詰まり症状が現れ、さらに炎症が起こることもあります。

肌荒れしてしまった時のおすすめのスキンケア方法

スキンケア方法は、どんな肌荒れを起こしているかによって注意するポイントが異なるため、それぞれの症状を知っておきましょう。

以下では肌荒れの症状別に解説していきます。

ただし、どんな肌荒れの症状でも炎症がひどい場合や、痛みやかゆみがある場合は一度医療機関を受診してください。

乾燥肌のスキンケア

乾燥肌の場合は、肌が外部刺激に弱い状態なので、なるべく優しくケアを行いましょう。

洗顔はしっかり泡立てて泡を転がすように洗い、すすぐ時もこすらないように注意します。洗顔後は肌が乾燥しやすいので、なるべくすぐ保湿ケアをすることが大切です。

順番としては水分を肌に加えてフタをするイメージで、化粧水のあとに乳液やクリームを重ねてつけます。

乾燥が気になるところには、肌の状態を見ながら保湿効果が高いヘパリン類似物質を含んだ保湿剤や、白色ワセリンを試してみるのも良いでしょう。

赤みや炎症がある場合のスキンケア

赤みや炎症がある場合は、まず赤みの原因を見極めることが大切です。

皮膚が薄い方は毛細血管が拡張して、血管が肌表面に浮き上がって赤く見えている場合がありますが、この場合は、洗顔やクレンジング時に強くこすっていることなどが原因の可能性があります。

炎症がある場合は、肌が敏感になっているので、保湿するための成分が含まれたものや、低刺激なスキンケアアイテムで優しくケアをしましょう。

ただし、赤みや炎症がひどい場合は、一度医療機関に相談して適切な治療を行ってください。

ニキビがある場合のスキンケア

ニキビがある場合のスキンケアの基本は、肌を清潔に保つことです。

しかし、洗い過ぎは乾燥や肌を刺激してニキビを悪化させる原因にもなるので1日2回までにしましょう。

洗顔をする際は、洗顔料をしっかり泡立ててから、泡で包み込むようにして洗います。髪の生え際や小鼻などすすぎ残しがないように注意してください。すすぎ残した洗顔料などはニキビの原因になることがあります。

肌荒れしている時のスキンケアのポイント

肌荒れしている時は、どのようなスキンケアを選ぶと良いのか紹介していきます。

スキンケアアイテムを変えたり、スキンケアの方法を工夫したりしても肌荒れが改善しない場合は医療機関を受診して、肌荒れの原因をはっきりさせましょう。

洗顔は肌を刺激しないものを選ぶ

洗顔はスクラブやメントール、防腐剤、香料などの肌を刺激する可能性があるものを含まないものを選びましょう。

洗顔方法としては、洗顔料をしっかり泡立てて、指でこすらないように優しく洗います。

すすぐ時も肌に刺激を与えないように、弱い水流のシャワーか、直接すすがずにぬるま湯を手ですくって優しく洗い流します。

化粧水と乳液は肌状態によって変えるのも良い

肌の乾燥が気になる場合は、保湿効果が高い成分が含まれたものを選ぶと良いでしょう。

しかし、混合肌の場合は、乾燥しやすい場所だけ化粧水と乳液を重ねづけするなど工夫が必要になります。

ニキビが気になる脂性肌は、油分の少ない乳液を選ぶと良いでしょう。べたつきが気になる時は乳液をさっぱりタイプに変えるなど、工夫して肌の水分と油分のバランスを整えることが大切です。

肌荒れを治したいなら内側からのケアも大切

肌荒れの原因は、乾燥や紫外線などの外部刺激だけではありません。睡眠不足やストレスなど、体内の健康状態も関係しています。

ここでは内側からのケア方法を紹介します。

規則正しい生活を送り、十分な睡眠時間をとる

寝ている間は成長ホルモンが分泌され、肌も回復していきます。そのため、不規則な生活習慣やオーバーワークによる睡眠不足は、体も肌も疲労させてしまいます。

肌の成長ホルモンは入眠後約3時間後から分泌されるので、そこから十分睡眠時間が確保できる時間に就寝しましょう。

栄養バランスのとれた食事をする

肌荒れを改善するためには、バランスの良い食生活を心がけることも大切です。

肌のうるおいを保つタンパク質、肌に良いビタミンC、ビタミンA、ビタミンB2などを中心に摂取しましょう。

適度に運動する

運動をすると、血行促進、ストレス解消、睡眠の質の向上などの効果が期待できます。

ストレスがたまっていたり、睡眠の質が低下したりすると自律神経の乱れがちになるため、適度な運動を取り入れてみると良いです。

まずは1週間に1回、1時間を目安に有酸素運動を取り入れてみると良いかもしれません。

肌荒れの症状に合わせてスキンケアをしよう

肌荒れといってもその種類はさまざまなので、症状に合わせたスキンケアを行いましょう。

スキンケアのアイテムや方法を変えても、改善しない場合は適切な治療が必要な可能性があるので医療機関を受診してください。

肌荒れの改善方法として、生活習慣を改善して内側からケアすることも重要なポイントです。スキンケアと同時に生活習慣を改善し、健康な肌を保っていきましょう。

川﨑医師よりコメント

一般的に肌荒れしている場合、普段使用している化粧品がとてもしみたりします。その場合、皮膚表面に炎症を起こしている可能性がありますので、医療機関を受診する目安となります。自己流で処理をしたり無理をしたりせず、皮膚科へ相談しましょう。

川﨑加織

監修者

医師:川﨑加織

皮フ科かわさきかおりクリニック院長。医学博士、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本抗加齢医学会専門医。
兵庫医科大学病院初期研修医、皮膚科入局からキャリアをスタートし、病院やクリニック勤務を経て、現クリニックを開院。 皮膚科専門医として、女性医師として、母として、患者さんの心と身体に寄り添うことを信条としている。

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