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コラム
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2023.08.22

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】ヘパリン類似物質は顔にも使える?使い方や期待できる効果を解説

夏の間は強い紫外線とエアコン、冬は乾いた冷たい空気と暖房にさらされて1年を通して乾燥肌に悩む方も多いのではないでしょうか。

そんな慢性的な乾燥に悩んでいる方におすすめなのが、慢性的な乾燥肌の改善を目指せる「ヘパリン類似物質」です。ヘパリン類似物質は、肝臓で生成されるヘパリンに似た成分で、高い保湿力を持ちます。

今回は、ヘパリン類似物質を顔に使う場合の適切な使い方と注意点などを解説します。

乾燥肌の改善を目指す方は、ぜひチェックしてみてください。

ヘパリン類似物質とは

ヘパリン類似物質は、乾燥肌の治療薬にも使われている治癒成分です。水分を引き寄せて保持できる成分なので、高い保水性と親水性があるといわれています。

高い保湿力を持つだけでなく、ヘパリン類似物質には血行促進作用、抗炎症作用も期待できます。継続して使うと、肌のうるおいをキープし、外部刺激から守る「バリア機能」の改善にもつながるでしょう。

また、もともと私たちの体の中にある成分と似た成分のため、赤ちゃんから高齢者まで使用可能です。

ヘパリン類似物質は顔にも使える

ヘパリン類似物質は、刺激が少ないため顔にも使用できます。

高い保湿効果が期待できると話題になっているヘパリン類似物質には、どのような効果が期待できるかを以下で解説します。

高い保湿力でうるおいをキープ

ヘパリン類似物質に期待できる代表的な効果は、高い保湿力です。ヘパリン類似物質は、吸水性に優れており、水分を引き寄せて保持する働きがあります。

ヘパリン類似物質は、角質層まで浸透するため、高い保湿力で肌のうるおいが長く続く効果が期待できるでしょう。

肌のバリア機能を整える

ヘパリン類似物質は、肌のうるおいを保つために重要な役割をしているバリア機能を整える効果も期待できます。

健康な肌の場合はバリア機能が正常に働いており、紫外線や大気の乾燥から肌が守られている状態なので、慢性的な乾燥に悩むことは少ないです。

しかし、日々過酷な環境にさらされてバリア機能が崩れてしまった肌はうるおいが逃げやすく、乾燥や肌トラブルに悩むことも多くなってしまいます。

ヘパリン類似物質は、バリア機能が崩れた肌の水分保持機能を改善していく効果が期待できるため、慢性的な乾燥に悩んでいる方でも乾燥が改善される可能性があります。

炎症を抑える

ヘパリン類似物質には血行促進作用があり、塗った部分の血流やリンパの流れに働きかけるため、穏やかな抗炎症作用が期待できます。そのため、慢性的な肌荒れや軽い炎症にも有効に働いてくれるでしょう。

ただし、炎症がひどい、肌荒れで痛みやかゆみがある場合は自己判断せずに医療機関で相談してから使用を検討するようにしてください。

ヘパリン類似物質の使い方と順番

ヘパリン類似物質をスキンケアに取り入れる場合、一般的なスキンケアと同じように使用します。

スキンケアの基本は、水分が多い化粧水からつけて、乳液やクリームなど油分が多いものをその後に使いましょう。

ヘパリン類似物質の使い方で注意するべきポイント

ヘパリン類似物質は赤ちゃんや高齢者でも使用できる安全性の高い成分です。しかし、顔に使う際には、いくつか注意するべきポイントがあるので紹介します。

ヘパリン類似物質は副作用が出ることは少ないですが、まれにかゆみや発疹、潮紅なども現れる場合があります。もし、かゆみや刺激を感じた場合は、使用を中止して医療機関へ相談するようにしてください。

また、血行促進効果があるため、少しの出血が命に関わる疾患を患っている方はヘパリン類似物質を含んだスキンケアを使用できません。

ほかに注意するべきポイントは、一般的な化粧水と同様です。傷や腫れもの、しっしんがあるときは使用しないようにしましょう。また、使用する際には目に入らないように注意しましょう。

乾燥肌の顔をヘパリン類似物質でケアしよう!

ヘパリン類似物質は吸水性に優れているため高い保湿力を持ち、血行促進効果や抗炎症作用が期待できる成分です。乾燥肌が気になる方は試してみると良いでしょう。

副作用が起きるケースも少ないため顔にも使用できますが、赤みやかゆみが出た場合は使用を中止して、医療機関へ相談するようにしましょう。

泉医師からのコメント

ヘパリン類似物質には主に「血行促進」「保湿」「抗炎症作用」の3つの作用があります。塗った部位がテカテカと光り、ティッシュペーパーが付着する程度が適量で、しわの走行に沿って塗ると浸透性が高まりますので、ぜひ試してみてください。

監修者画像

監修者

医師:泉 さくら

日本皮膚科学会皮膚科専門医。
琉球大学医学部卒業/東京大学医学部附属病院皮膚科・都内美容皮膚科・形成外科勤務後、ココメディカルクリニックを開業。一般皮膚科、美容皮膚科、アレルギー外来、女性外来を行い、漢方薬などを用いた近代西洋医療と補完代替医療、伝統医学等を組み合わせて行う統合医療を積極的に取り入れている。

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