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コラム
COLUMN

2022.07.13

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】化粧水にはどんな効果がある?適切なスキンケアで健康な肌を目指そう

毎日、洗顔後つける化粧水ですが、さまざまなスキンケアアイテムがある中で、化粧水にはどのような役割や効果が期待できるのかご存知でしょうか。

乳液を使えば肌がしっとりするので、化粧水は本当に必要なのかどうか疑問に思っている方もいるかもしれません。しかし、実は化粧水にはきちんと役割があり、スキンケアの最初に使わなくてはいけない理由があります。

そこで今回は、化粧水の役割や期待できる効果、化粧水の適切な使用方法と使う際の注意点について詳しく解説していきます。

化粧水に含まれる主な成分の概要もお伝えしていますので、化粧水選びの参考にしてみてください。

化粧水の効果と役割

化粧水とは水分を多く含む洗顔後に使うスキンケアアイテムで、肌に水分を与え、うるおす役割があります。

洗顔後の乾燥しやすくなった肌の最初に使うことで、化粧水のあとに使うスキンケアアイテムのなじみを良くする効果、肌のモイスチャーバランスを整え、肌を柔らかくする効果なども期待できます。

そのため、化粧水を使わないと、肌内部の水分が不足してしまい、肌を紫外線などの外部刺激から守り、乾燥させないようにするバリア機能が低下する可能性があります。

化粧水に含まれる主な成分と効果

健康な肌を維持するために必要な化粧水ですが、実は含まれている成分のほとんどは精製水で、残り2~3割に保湿成分などが含まれています。

ここでは、よく化粧水に使われている成分とその効果を解説します。

グリセリン

グリセリンは、多くの化粧水に含まれる吸湿力に優れた保湿成分です。外部から水分を吸収して、肌のうるおいを保つ働きをします。

アルコールの一種でもあるグリセリンは、高い保湿力を持つと言われているため、乾燥肌に悩む方にもおすすめの成分です。

セラミド

もともと人間の肌に存在するセラミドは、肌のバリア機能を保つ働きをしています。セラミドは肌の角質層の中の細胞と細胞の間を埋めていて、肌の中の水分をつなぎとめているとも言われています。

バリア機能が高くなると、乾燥しにくく外部刺激にも影響されにくい肌になるため、季節の変わり目などで肌の調子が変わる方はセラミドを含まれた化粧水を使うのも良いでしょう。

化粧水の適切な使用方法は?

化粧水は適切な方法で使用しないと、効果を十分に得られない可能性があります。化粧水を使って、健康な肌を目指すためにも使用方法をきちんと理解することが大切です。

まず、化粧水は洗顔後の清潔な肌に使います。洗顔後の肌は、皮脂が洗い流されて乾燥しやすい状態のため、5分以内を目安になるべく早く化粧水をつけると良いでしょう。

化粧水は手のひら、またはコットンに適量を出し、肌を摩擦しないように優しくつけていきます。コットンで化粧水をつける場合は、使用する化粧水の量が少ないと肌の刺激となる場合があるため、注意が必要です。

化粧水を顔全体につけたあと、目周りや口もとなど細かい部分にも化粧水をつけ、手のひらで顔を包み込むようにしてなじませます。

化粧水をつけたら乳液などで保湿する

化粧水はで使ったあとは、肌に補った水分を蒸発させないために乳液やクリームなど油分を含んだスキンケアアイテムを使う必要があります。

乳液やクリームは肌に油膜を張り、化粧水で肌に与えた水分が外へ逃げていかないようにする効果が期待できるのです。

肌が乾燥すると、肌触りがカサカサになったり、メイクのノリが悪くなったりするだけでなく、ニキビやかゆみなどの肌トラブルを招く可能性がありますので、化粧水をつけたあとには乳液やクリームを重ねるようにしましょう。

化粧水を使う際の注意点

化粧水を使ってスキンケアしていても、間違った使用方法で行っているとかえって肌にダメージを与えてしまうことがあります。

ここでは、化粧水を使う際に注意すべきことを紹介していきますので、ご自身のケア方法は適切かをチェックしてみてください。

肌を摩擦しない

化粧水を肌になじませるときに、早く浸透させようとつい肌をこすってしまうことがあるかもしれません。

しかし、肌は摩擦されるとダメ―ジを受け、乾燥だけでなくシミやシワの原因になる可能性もあります。

とくに、化粧水をコットンでつける場合は注意が必要で、化粧水が少なすぎたり、なじませるときに力が入ったりすると、コットンの繊維が刺激になる場合もあります。

コットンで化粧水をつける際は、化粧水をたっぷり使い、肌の上を滑らせるようにつけるようにしましょう。

化粧水を手でつける場合も、手のひらで包み込んで、こすらないように意識しながらゆっくり肌になじませます。

強くパッティングしない

コットンで化粧水をつける場合に、化粧水を肌にしっかりなじませようとして、してしまいがちなのが強くバッティングすることです。

しかし、強い力でパッティングすると、刺激となり肌が赤くなってしまうことがあります。

パッティングする際には、適切な量の化粧水をつけて、顔の中心から外側へ向けて軽く押さえるようにして行いましょう。

うるおいのある肌を目指すには内側からのケアも大切

うるおいのある肌を目指すには、化粧水や乳液を使ったスキンケアだけでなく、内側からのケアも大切です 。

ここでは肌を健康的に保つための内側からのケア方法を紹介しますので、食生活や生活習慣を見直して、体の中から美しい肌を目指しましょう。

肌をつくる食事を大切にする

肌をつくるのは食事のため、うるおいのある肌を目指すには、きちんと1日3食、主食、主菜、副菜を中心にバランス良く摂ることが大切です。

肌は日々生まれ変わりを繰り返しており、このサイクルを「ターンオーバー」と呼びます。

正常なサイクルでターンオーバーが行われることによって、健康な肌がキープされますが、食生活が乱れるとターンオーバーに悪影響を与える可能性があります。

肌のターンオーバーを整えるためには、肌の材料であるタンパク質、ビタミンB2、B6、B12、亜鉛などをバランス良く摂ると良いでしょう。

また、腸内環境を整えることも美しい肌を目指すためには、重要なポイントです。整腸効果が期待できるヨーグルトやキムチなどの発酵食品、わかめやこんにゃく、ゴボウなど食物繊維を豊富に含んだ食品を摂るのもおすすめです。

水分補給をこまめに行う

私たちの体の大部分は水分で占められているため、体内の水分が不足すると肌も乾燥してしまいます。肌の乾燥を防ぐためにも、1日あたり1.5リットルを目安に水分を摂るようにしましょう。

水分を補給するときのポイントは、のどが渇いたと感じる前に水を飲むようにすることです。

睡眠時間をしっかりとる

健康で美しい肌をつくる基本の1つは、十分に睡眠することです。睡眠時には成長ホルモンが分泌され、肌の新陳代謝を高めてターンオーバーを整えてくれます。

成長ホルモンは眠り始めてから、約3時間後から分泌されるため、毎日7時間程度の睡眠時間を確保するようにしましょう。

質の良い睡眠を取るためにも、なるべく毎日同じ時間帯に睡眠できる体制になり、早寝早起きを心がけるのも良いでしょう。

化粧水の効果を出すためにも適切なスキンケアを行おう!

化粧水は水分を多く含んだスキンケアアイテムで、肌にうるおいを与え水分を補給する役割があります。

化粧水を使わないと、肌の水分が不足しバリア機能が低下してしまう可能性があるため、健康な肌を保つ上でも大切なアイテムです。

ただし、化粧水だけでは肌に与えた水分が蒸発してしまいます。化粧水の効果を保つためにも油分を含んだ乳液やクリームを重ねて使うようにしてください。

また、うるおいのある健康な肌を目指すには、スキンケアだけでなく内側からのケアも大切です。食生活や生活習慣も意識して、美しい肌を目指していきましょう。

川﨑医師よりコメント

一年中、同じ化粧水を使用するのではなく、夏はさっぱり、冬はしっとりなどと使い分けするのが大事です。自分に合った化粧水を見つけましょう。

川﨑加織

監修者

医師:川﨑加織

皮フ科かわさきかおりクリニック院長。医学博士、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本抗加齢医学会専門医。
兵庫医科大学病院初期研修医、皮膚科入局からキャリアをスタートし、病院やクリニック勤務を経て、現クリニックを開院。 皮膚科専門医として、女性医師として、母として、患者さんの心と身体に寄り添うことを信条としている。

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