コラム
COLUMN

年齢を重ねるにつれて、毛穴の開きが気になってくる方も多いかもしれません。
毛穴は人間に必要なもののため、なくすことはできませんが、肌の調子を整えれば目立ちにくくすることは可能です。そのためには、毛穴が開く原因を知り、適切なケアを行うことが大切です。
今回は、毛穴が開く原因や開きやすい部位について解説し、適切なケア方法を紹介します。
毛穴が開くとどんな状態になる?
大きく開いてしまった毛穴はメイクで隠しきれないこともあり、悩んでいる方が多い肌トラブルの1つです。
毛穴が開くと、常に毛穴が丸く広がったような状態になります。これは毛穴自体が大きくなっているのではなく、毛穴の周囲の皮膚がロート状にくぼんだように見えるためです。

また、毛穴が広がって見えることにより、肌のキメが乱れたような印象を与えます。毛穴が開いた状態で汚れが溜まると、毛穴が詰まって黒ずみ、さらに目立つ場合もあるでしょう。
毛穴が開くことによる悩み
毛穴が開くことによる代表的な悩みとして、メイクをすると毛穴の開きがかえって目立ってしまう点があげられます。
ファンデーションを塗ることで開いた毛穴が目立ち、老けた印象になってしまうこともあります。また、開いた毛穴を隠そうとしてファンデーションを厚塗りしがちになり、肌への負担が大きくなる点も問題です。
毛穴が開いた状態では皮脂などが溜まりやすく、汚れが蓄積することによって炎症が起こり、毛穴の開きがさらに目立つ場合もあります。黒ずみやニキビができやすくなるため、注意が必要です。
毛穴が開いた状態が続くと、肌が全体的に凸凹して見えてしまうため、適切なケアが重要です。
毛穴が開く原因は?
毛穴が開く原因としては、さまざまなことが考えられます。以下では、主な原因を1つずつ解説していきます。
皮脂の過剰分泌
毛穴は正常時でも皮脂や汗を分泌するために開きます。しかし、皮脂が過剰に分泌されると、常に毛穴が開いた状態になることがあります。
体質的に皮脂の分泌量が多い場合や、思春期のホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れなどが皮脂の過剰分泌につながることがあるのです。皮脂の分泌量が多いと、肌表面のべたつきやテカリが気になることが多くなります。
肌の乾燥
皮脂の過剰分泌とは正反対の特徴である肌の乾燥が、毛穴が開く原因になることもあります。肌が乾燥することで、毛穴の周囲の肌細胞が萎縮し、毛穴が開いてしまうためです。
乾燥すると肌が粉をふいたり、つっぱったりすることが多くなります。そのような症状が気になる方は、乾燥が原因で毛穴が開いている可能性があります。
乾燥肌と毛穴の悩みについては、以下のコラムもあわせてご覧ください。
「乾燥肌と毛穴悩みの関係とは?おすすめのスキンケアやメイク方法を紹介!」
毛穴のたるみ
肌のハリが失われると、毛穴がたるんで開いてしまうことがあります。加齢に伴い肌のハリがなくなり、毛穴が垂れ下がることで広がって見えてしまうためです。
とくに、鼻の横の頬の毛穴にたるみが目立つ傾向があります。たるみ毛穴は楕円形に広がっている特徴があるので、毛穴の形を観察してみましょう。
ニキビ
毛穴が炎症することでできるニキビは、毛穴が開く原因にもなります。ニキビを引っかいてしまったり、無理につぶしたりすると毛穴が開いたままになることがあるため、ニキビのケアには注意が必要です。
ニキビへの対処については、以下のコラムもあわせてご覧ください。
「ニキビは化粧水で治療できる?気になる効果や予防方法を紹介」
毛穴が開きやすい部位は?
毛穴が開きやすい部位は、一般的に「鼻からおでこにかけてのTゾーン」と「頬」です。部位によって毛穴が開く原因や特徴が異なります。
以下では、Tゾーンと頬に分けて、それぞれ毛穴が開く原因や特徴について説明します。
鼻からおでこにかけてのTゾーン

鼻やおでこ、眉間は皮脂の分泌量が多い(皮脂腺が大きい)ため、毛穴が開きやすい部位です。皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴が押し広げられてしまいます。
とくに、鼻は開いた毛穴に角栓が詰まりやすく、顔の中心部のため目立ちやすいです。また、おでこと眉間もシワやたるみができやすく、毛穴が目立ちやすい部位といえます。
頬

頬の毛穴の開きは、肌の乾燥や加齢で目立つケースが多くなります。肌のハリや弾力が低下することで、開いた毛穴が縦に伸びてたるみ毛穴となるためです。
また、頬の毛穴は乾燥しやすく、肌の内部の水分蒸発を防ぐために皮脂が分泌されます。そのため、Tゾーンと同様に頬の毛穴も皮脂の過剰分泌によって開く場合があります。
毛穴が開いた状態は治る?治らない?
開いた毛穴を完全に閉じることは難しいといわれています。しかし、肌を引き締めることで毛穴を目立ちにくい状態に整えることはできます。ただし、毛穴の開きが大きく進行している場合は、医療機関に相談しましょう。
セルフケアでも肌の引き締めに役立つ方法があり、軽度であれば毛穴を目立ちにくくする効果が期待できます。例えば、乾燥が原因の場合は保湿を心がける、丁寧な洗顔で詰まりを予防するなどの対策です。
ただし、間違ったケアを続けると肌に負担を与え、毛穴の開きが悪化するおそれがあります。肌を引き締めて毛穴を目立ちにくい状態に整えるためには、間違った方法を避け、適切なスキンケアを心がけることが重要です。
開いた毛穴に対する間違ったケア
毛穴が気になると、どうにか改善できないかと、さまざまなセルフケアを試す方も多いでしょう。しかし、ケアの仕方を間違えている場合もあるため、注意が必要です。
以下では、やってしまいがちな間違った毛穴ケアを紹介します。
毛穴の角栓を押し出す
角栓とは、古い角質と皮脂が混じり合ってできたものです。角栓が毛穴に詰まると、肌のざらつきや黒ずみが気になることがあります。
角栓を取ることで一時的に毛穴がすっきりしたように感じるかもしれませんが、毛穴の開きに対しては逆効果です。角栓を無理に押し出そうとすることで、皮膚を傷つけたり炎症を起こしたりする可能性があります。
洗顔をし過ぎる
毛穴が気になるからといって洗顔をし過ぎると、皮脂が過剰に洗い流され、乾燥肌の原因となります。
肌が乾燥すると、防御反応によりさらに過剰に皮脂が分泌されることがあります。洗顔は朝と夜の2回程度に留めておきましょう。
毛穴パックを頻繁に使用する
剥がすタイプの毛穴パックは、頻繁に使用し過ぎると逆効果になる可能性があります。
毛穴パックを頻繁に行うと、肌を傷つけて毛穴の状態を悪化させる原因になることがあるため、注意が必要です。毛穴パックは、説明書に記載されている使用方法を守るようにしましょう。
毛穴パックについては、以下のコラムもあわせてご覧ください。
毛穴の開きを予防する適切なスキンケア

毛穴の開きを予防するには、日々のスキンケアが重要です。以下では自身でできる適切なセルフケアを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ホットタオルを使ってみる
ホットタオルを洗顔の前に使うと、毛穴が広がり汚れが落ちやすくなります。
ホットタオルの熱と蒸気には、血流を促し肌の代謝を良くする効果が期待できます。濡らしたタオルを電子レンジで温めてホットタオルを作ったら、3分ほど顔にのせると良いでしょう。
ただし、タオルが熱過ぎることもあるので、温度を確認してやけどに注意しながら行なってください。
適切な洗顔をする
洗顔料は十分に泡立ててから使いましょう。きめ細かい泡をクッションにして、指が直接肌に触れないように洗います。
皮脂が分泌されやすい顔の中心から洗い始め、洗い流す際は熱いお湯ではなくぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。ゴシゴシと手で擦って洗い流すと、肌に刺激を与えてしまうため注意してください。
毛穴ケアのための洗顔については、以下のコラムもあわせてご覧ください。
「毛穴ケアには洗顔が重要!黒ずみの原因やおすすめの成分も紹介」
しっかり保湿する
洗顔後はなるべく速やかに保湿ケアをしましょう。時間が経つと肌表面の水分が蒸発して肌が乾燥した状態になり、毛穴が開く原因となる可能性があります。
保湿ケアのアイテムは、化粧水、乳液、クリームの順番で使用してください。順番を間違えると、それぞれの働きが発揮しづらくなります。
べたつきが気になる部位は、保湿を控えたくなるかもしれません。しかし、乾燥によって皮脂が過剰分泌してしまう可能性があるため、必ず保湿をするようにしましょう。
保湿については、以下のコラムもあわせてご覧ください。
「保湿剤の種類や役割とは?肌質別の選び方や適切な使い方を紹介」
毛穴が開く原因は体の内側にもある!インナーケアも取り入れよう
毛穴の開きを改善するには、内側からのケアも大切です。以下では、体の内側から毛穴が開く原因にアプローチするためのケア方法を紹介します。
規則正しい生活を心がける
毛穴の開きは、不規則な生活習慣などによって悪化することがあります。
生活習慣が乱れていると、皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れが引き起こされやすくなります。肌の状態を良好に保つためには、規則正しい生活を心がけることが大切です。
十分な睡眠時間を確保する
睡眠中に成長ホルモンが分泌されることで、肌のターンオーバーが促進され、肌が修復されます。
睡眠不足は肌の状態を悪化させ、毛穴が開く原因となることがあります。日頃から十分な睡眠時間を確保しましょう。
栄養バランスの良い食事を心がける
食事は栄養バランスを意識することが重要です。肌を構成するタンパク質や、肌を健やかに保つためのビタミン類をバランス良く摂ると良いでしょう。
脂質や糖質が多過ぎる食生活は、皮脂の過剰分泌の原因となる可能性があります。脂質や糖質の摂り過ぎには注意しましょう。
肌に良いとされる食べ物や栄養については、以下のコラムもあわせてご覧ください。
「肌荒れを治す食べ物は?摂取したい栄養素と肌への影響を解説」
乾燥肌が気になる場合はヘパリン類似物質配合の乾燥肌治療薬を試す方法も
肌の乾燥が原因で毛穴が開きやすい場合、スキンケアをしても乾燥肌が改善されないかもしれません。そのような方は、乾燥肌の治療として、ヘパリン類似物質が配合された乾燥肌治療薬を検討するのも選択肢の1つです。
ヘパリン類似物質には、水分を抱え込んで肌をうるおす性質があるため、乾燥を防ぐサポートをしてくれます。保湿作用に加えて血行促進作用や抗炎症作用もあるため、乾燥肌の改善に役立ちます。
ヘパリン類似物質が配合された乾燥肌治療薬には、ローションタイプやクリームタイプなど、さまざまな形状のものがあります。自身の肌や使用する部位に合ったものを選ぶと良いでしょう。
ただし、使用に不安がある場合肌に赤み・湿疹などがある場合は自己判断を避け、まずは医療機関に事前に相談することが大切です。
なお、ヘパリン類似物質配合の乾燥肌治療薬は、健栄製薬のオンラインショップでも取り扱っています。ぜひ利用を検討してみてください。
毛穴が開く原因に合わせたケアが重要!肌の外側と内側からの対策を
毛穴が開く原因はさまざまなため、まずは原因を見極めることが大切です。毛穴を完全に閉じることはできませんが、原因に合わせた適切なケアを続けることで、毛穴が目立ちにくくなる可能性はあります。
適切な洗顔と保湿が基本のケアですが、外側からだけでなく内側からのケアも重要です。食事内容や生活習慣の改善など、内側からのケアもしっかり行い、毛穴が目立ちにくい肌を目指しましょう。
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