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コラム
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2021.04.19

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】乾燥肌にはどんな化粧下地を使うべき?効果と選び方のポイントを解説

乾燥肌にはどんな化粧下地を使うべき?効果と選び方のポイントを解説

乾燥肌で、化粧品選びに悩まれている方も多いのではないでしょうか。肌自体が乾燥していると、しっかりメイクをしたつもりでも時間が経つと表面が粉をふいたような状態になることもありますよね。化粧下地は選び方次第でその後のメイクのりに影響し、印象も大きく変わってきます。

今回は、乾燥肌の予防・改善にもつながる化粧下地には、どのような特徴があり、選ぶ際にどのようなポイントをチェックすればよいかを確認してきましょう。

化粧下地の4つの役割

化粧下地には、大きく分けると主に以下の4つの役割があります。すべての商品がこの4つの役割を持っているわけではありませんので、自分の肌にあった下地を選ぶことが大切です。

●ファンデーションのノリ、持ちをよくする

化粧下地の最も基本的な役割は、ファンデーションのノリや持ちを良くすることにあります。化粧下地を使うことで肌表面を滑らかに整えることができ、そのあとのメイクが肌の状態に左右されにくくなります。

下地がない場合に比べ、少量でもきれいにファンデーションを塗ることができ、厚塗りなどの防止にも役立ちます。特に乾燥肌の場合、表面がデコボコになっていることも多く、下地を使うことでファンデーションが均一につきやすく、吸着することで美しく崩れにくくなります。

●色ムラの補正効果

下地の中には、色ムラをカバーしてくれるものや、肌色をコントロールする効果を期待したものがあります。

血色感をアップしたい場合やくすみなどを隠したい場合には【ピンク】や【パープル】系、赤みやニキビが気になる方は【イエロー】【グリーン】系、それぞれの肌の状態に合わせて色を中和し補正してくれます。全体的に肌色を均一にしたいような場合には【ベージュ】などを選ぶとよいでしょう。

●毛穴を目立たなくする

化粧下地には毛穴カバー効果が期待できるものもあります。乾燥肌は、毛穴周辺の水分量が減少し毛穴が目立ってしまうことがあります。

その場合には、うるおいを与える保湿タイプの下地がおすすめです。うるおいをキープして、肌の凹凸が目立たないようにしてくれます。さらにファンデーションやその他のメイク成分が毛穴に入り込みにくくなります。

●外部刺激から肌を守る

その他、マスク着用やホコリ、花粉などといった物理的な刺激から肌を守ってくれる役割があります。さらにUVカット成分が含まれていれば紫外線からも守ってくれます。ただ、乾燥肌で肌が敏感になっているような場合には、紫外線吸収剤などの成分が刺激となってしまう事も考えられますので、成分を確認のうえ選択するようにしましょう。

乾燥肌にうれしい化粧下地の効果

乾燥肌は、肌のうるおいをキープする“バリア機能”が低下し、水分・油分がともに減少してしまったような状態です。化粧下地は乾燥してザラついた肌をなめらかにし、ファンデーションによる肌への負担を軽減する効果が期待できます。

さらに赤みがある場合は、色ムラ補正効果で目立たなくすることもできます。自分の肌の状態にあったものを上手に選ぶことで、見た目の効果だけでなく乾燥肌をコントロールすることも可能になってきます。

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乾燥肌の方が化粧下地を選ぶときのポイント

では、乾燥肌にお悩みの方が化粧下地を選ぶ際にはどのような点に気を付ければよいのでしょうか。選ぶ際のポイントを以下で紹介していきます。乾燥がひどい場合は購入の際に専門家に相談したり、万が一悪化してしまうような場合には速やかに皮膚科を受診したりするようにしましょう。

●保湿力が高く低刺激の下地を選ぶ

ヒアルロン酸やスクワランなどの保湿成分は、乾燥している肌にうるおいを与えてくれます。特に乾燥が気になるシーズンではおすすめです。

また、極力肌への刺激の少ない下地を選ぶと同時に、メイクを落とす際にも簡単に落としやすいものを選ぶということも大切です。洗顔やメイク落としは、バリア機能の皮膚成分まで過剰に落としてしまうことがあるので注意しましょう。

●紫外線対策ができる下地を選ぶ

紫外線は、肌のバリア機能を低下させる一因です。紫外線対策ができるものを選ぶ際に確認する数値として、【SPF値】は、肌の表面でシミの原因となるUV-B波を防ぐ指標、【PA値】は、肌の深くまで届きシワやたるみの要因となるUV-A波を防ぐ指標になります。

紫外線に対してより強い効果が望める下地を選びたいですが、その強度によって肌への刺激性や使用感などにも影響してくるため、バランスをみて自分の肌に合うものを選びましょう。

●乾燥肌以外の肌悩みもカバーできる下地を選ぶ

乾燥肌は肌が乾燥しているだけでなく、それに伴う様々な悩みを持っているケースがあります。下地の選択の基準としては、乾燥肌以外の悩みにも幅広く対応してくれる下地を選ぶこともよいかもしれません。赤み、くすみが気になる場合は肌色コントロールの下地がおすすめでしょう。毛穴が気になる場合は、肌のデコボコをカバーする質感補正タイプの下地がおすすめです。

乾燥肌にはスキンケア&しっとり保湿下地を選ぼう!

化粧下地には、高保湿なものなど乾燥肌にプラスの効果を期待できるようなものもあります。自分の肌に合った下地を選択することが大切ではありますが、根本である乾燥肌自体を改善することはさらに大切なことですので、平行してケアを行ってください。

なかなか症状が改善しないような場合は、医師に相談してみましょう。

中島医師よりコメント

下地は乾燥や紫外線から守る成分も含まれるものもあるので、上手に選んで使ってみましょう。下地、ファンデーションとお化粧をして、1日の終わりには必ずきちんとメイクを落としてください。その後は充分な保湿を行うようにしましょう。

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監修者

医師:中島由美

金沢医科大学医学部を卒業後、大学病院で小児科、市中病院で内科医として勤務。皮膚科、美容皮膚科でも研鑽を積み、2018年クリスタル医科歯科クリニックにて内科、アレルギー科、美容皮膚科を開設。内科院長として勤務。

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